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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

初めて乗った馬がお気に入りに値するとうれしい

2014-02-03 18:22:14 | 馬が好き
乗馬にいく。
きょうは節分だけど、気温が17,8度まで上がって4月の陽気だと言う。でも、立春のあしたは所により雪かもしれないって、どうなってんだか。
とりあえず、さすがに半袖は着ないけど、腕まくりして乗るよ。

きょうの馬は、ブルーノート。初めてだ。
えーと、なになに、本来はここの馬ぢゃなくて居候さん? どうしてだろう。
たとえば、考えられるのは、どっか身体の具合がよくないので医療ケアできるところに移したってケースだけど、見たところ特に異常はなさそうだし。第一、そんな馬をガサツな乗り手である私に割り振るわけがない。
で、最初はおそるおそる出してみたんだけど、おとなしいし、なんか顔がかわいいし、これはよさそうである。

またがってみると、スイスイ歩いてく。とてもよい。
10分ほど出遅れちゃったんで、部班に入りそこなった。
柵こじ開けて入れてもらってもいいんだけど、まあそこまでしなくてもいいかと思って、ひとり輪乗りする。
常歩で輪乗り。ちょっとコンタクトを確かめる。脚つかえば前に出る感じが十二分にある、よしよし。
速歩。軽く発進する。フワンフワンした反撞。初心のころ、こういうの苦手だったんだけど、最近はわりと好き。上下動に身を任せるのが楽しい。調子に乗って、正反撞やりすぎると腰を痛くするが。
手綱をゆるくもったままの速歩でサクサクまわったら、やがてちゃんと持って、詰めたり伸ばしたりする。
伸ばすとき、反応いい。しかし、ときどき私の身体が一瞬遅れる。
「前に乗ってく!」きょうは誰も見張っててくれてないけど、私の脳裏には、いつも言われちゃってる、先生の怒号が響く。

そしたら、駈歩。ああ、楽しい。
私の持ち出すホメ言葉のひとつの「木馬のようだ」が思い浮かぶ。十分に上下動するんだけど、やさしい動き。
座ってると笑みがこぼれてしまう、「木馬のよう」とは矛盾するんだけど、「馬乗ってる、って感じ」が自然と気分をハイにさせる。
最初、ちょっとクビを振るとこがあったんだけど、「引っ張らなーい!」って、先生が言ってくれないから、自分で言うよ。ラクにラクに、前に出てく気あるのをジャマしない。

ちょっと休憩してから、また速歩と駈歩でいろいろやる。
とてもまじめな感じのする馬だ。ヨコシマなことしそうな感じが全くない。これ、きっと部班とかなら号令で動くだろうな、って思う。
ちなみに、「号令で動く馬」ってのは上級とされたもんだが、その上があって、それは「号令に『フーン』って返事してから動く馬」である。もしかしたら、この馬はそんなことしてくれそうな雰囲気がある。
とりあえず、前に出ろっていえば、一所懸命前に出てくれるので、なるべく気持ちよく走ってもらうつもりで乗ってって、そのあとちょっと詰めたりするんだけど、すぐかえしてやろうと心掛ける。

こういう馬に乗ってるときに、せっかくだからと思って、空いてる片隅で馬場の経路のマネゴトをする。
あまりやんないんだけど、自分からサクサク動いてくれてる馬に乗ると、そういうことがしたくなる。
以前に内輪の競技で出たことある経路は、ほとんど忘れちゃってんだけど、まあ図形の順番は適当でいいんで、ちゃんと座って、決めたポイントから動かすってことを意識する。
(でも、かつてはたまにできた駈歩の一湾曲は、まったくと言っていいほどできなかった。)
あと、私はどうしても手を引っ張って、下に押し付けちゃうような癖があるんで、ときどき馬場を気取って、手を前にして比較的上のほうで置いておくのが、修正になると自分では思ってる。
あー、楽しかった、って気分でおわり。

手入れのときは、後肢をきれいに洗うようってことだったんで、飛節から下、私にしては丁寧に洗ってやる。
それにしても、おとなしくて、扱いやすい。いい馬だ。
馬着きせてから、リンゴやったら、食べたことないのか、さんざナメて味を確かめてる。

ひとかけら目は、かなり長いことモソモソ噛んで用心してたけど、だんだん慣れたらしく、結局は一個完食した。よしよし。
なんで居候してんだろうって理由、乗った後になって思い至ったんだけど、もしかしたら我が家が工事か何かで一時的に馬房がなくなったのかもしれない。そういうケースだと、よそ様に頼むには、手のかからない優秀な馬が役目を果たしたりするんだよね。
コメント
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