乗馬にいく。
きのう酒の席で、なんか乗馬の話になって、骨盤を立ててどうこうとか言ってたなーという記憶はあるが、いざ実際に乗ってみて、できないものはできないんだよなと思う。
さて、きょう私にあたった馬は、ゼダイ。
おー、なぜー? 私の乗る馬ぢゃないでしょー。まちがいぢゃないかと思って、ほかの人の馬のわりふり見る。なんか間違ってる気もするが、勝手に入れ替えるわけにもいかないので、おとなしく乗ることにする。
ほかのひとより早く着いちゃったからのんびりしてたら、しっぽについた敷料のくず取ったりしてるうちに、追いつかれる。
そしたら、やおら気づいた、アカンて、この馬乗るんだったら、ほかのひとより先にウォーミングアップしとかないと、って。
そういうわけで、急いで馬装仕上げて、さっさと馬場に入って、常歩する。
ほかの人馬がくる前に、動いてくれるか確かめないと。脚つかう、反応してくれる、ホメる、を繰り返す。
んぢゃ、部班しようかってことになるんだが、また先頭に立たされている。この馬ぢゃダメだって、誰かもうちょっと軽い馬が前行ってよー。
「拍車つけてないんですか? その馬重いですよ」と先生に言われる。「がんばりまーす」と答える。
ぢゃあ始めますかっていうんだけど、だったら隊列の後方に移らさせてくれてもいいのに。
速歩スタート、おお、いい動きだ。動き自体が、とても躍動感ある感じ。
動いてるだろ、これ、今日、って思いながら進む。
なんか飛びが大きい感じがするんで、速くなってないかと思ってると、「もっと元気よく」と言われる。
よし、後ろのことは知ーらない、どんどん行けるときには行っちゃお、っと思ってバンバン脚つかって、前へ前へ。反応してくれたらホメる。
あんまりハミうけとか考えない、手を前にしてラクにして、前進を妨げないようにしようって意識でいく。
なんども「もっと元気よく」と言われて、休みなくどんどん動かす。
斜めに手前を替えたり、輪乗りをしたり、三湾曲の蛇乗りしたり。
なにかをする前に、脚つかって勢いよく動かしてから、次の図形に移る。斜めにいく前の隅角で、輪乗りに入る前に、正反撞に移る前に。
そうしないと、ペースが落ちてしまう。「輪乗りに入っても、さっきのペースのままで、元気よく」と何度も言われる。
正反撞になったからってスピードが落ちちゃいけない。意識して前に出すようにしての正反撞、動いていく馬についていく、人も動け、止まってはいけない、動け。
そしたら、輪乗りで駈歩。
わりと軽く発進するんだけど、そのあとがもたもたした感じ、なんちゃって駈歩?
もうちょっと勢いよく何歩かはとにかく前に出そうとするんだけど、かえってバラバラとして、速歩に落ちちゃうことも。
邪魔しないようにと思うあまり、手綱が長くなっちゃってるし、ちゃんと持ち直して、詰めてから、また発進。
繰り返すうちに、脚使おうとかしたときに、上体が前に倒れたりとか、とにかく馬の上で人間がバランスを崩すと、馬の動きが止まっちゃう。
前に出ろってやっといて、でもギュンと前に出たときに人が遅れたりすると、とたんにバタバタとか。
まったくもって、馬のジャマしてるだけ。ジーッと、ジーッとするんだ、馬を動かしたけりゃ。
ライアン・ムーアみたいに乗りたいなーと、昨年末くらいに観てた競馬のことを珍しく思い起こしたりして。
駈歩で蹄跡にでて、そのまま元気よく進ませる。あまりハミうけのこと考えない、とにかく前へ。後ろの列のことは気にしない、悪いけど。
歩度伸ばそうとすると、上にあがってくる感じが楽しい。ここんとこ、前に倒れてくようなサラブレッドの感じしか体験できてなかったので、ポーンポーンと弾んでくような駈歩は、とても楽しい。
それでも、やっぱり上でちょっとでもジタバタすると、リズムが狂うのか馬がハネるような動きするし、うかつに騎座や脚が動くと、勝手に手前替えられちゃったりする。スンマセン、いまの私が座りなおそうとしただけです、手前はそのままでお願いします。
(あとで、後ろのひとから、「なんか飛んでませんでしたか?後肢ハネたとき滞空時間長く浮いてましたよ」と言われた。)
そんなこんなで、一応、部班終了。いやー、勝手にペースをあげてワガママな先頭ぶりだったな、きっと。
やっぱ私のゼダイが先頭だから、きょうは意識して「もっと元気よく、もっと前に出して」って号令だったそうな。
上で人が動くと、馬が止まっちゃう(ホントに止まるわけではない、動いてるのがリズム狂うことを言ってる)ことについては、「敏感ですからね、その馬。敏感すぎるくらいです」と先生。
鋭い刃物をうまく扱えないやつに持たすとケガするだけだよ、やっぱ私には難しい、ゼダイ。馬にもよくないでしょと思う。
少し休憩のあと、速歩で輪乗りして、少し詰めたり伸ばしたりする。ハミうけもちょっといろいろやってみるが、これまた敏感な感じ、ちょっとでも力入れ過ぎたらおはなしにならないという印象。
なんか駈歩する気がなくなっちゃったので、そこで練習おしまいにする。
帰り道の途中で、チェーンソーで木の枝を切ってる場面に出くわしたんだけど、しばらく立ち止まって見つめて耳をすましてから、気にもせずにスタスタ歩いてった、ゼダイ。さすがだ、こういうとき心強い。
手入れ終わったら、リンゴやる。馬着きせたり、蹄油ぬったりって段階にくると、「もう終わりでしょ、なんか出しなさいよ、持ってるんでしょ」とばかりにマエガキする。
ご期待に沿わざるをえない。どーでもいーけど、ゼダイのおねだりっぷり食べっぷりはスゴイので、リンゴ片手に写真撮ってるヒマは与えてくれない。
きのう酒の席で、なんか乗馬の話になって、骨盤を立ててどうこうとか言ってたなーという記憶はあるが、いざ実際に乗ってみて、できないものはできないんだよなと思う。
さて、きょう私にあたった馬は、ゼダイ。
おー、なぜー? 私の乗る馬ぢゃないでしょー。まちがいぢゃないかと思って、ほかの人の馬のわりふり見る。なんか間違ってる気もするが、勝手に入れ替えるわけにもいかないので、おとなしく乗ることにする。
ほかのひとより早く着いちゃったからのんびりしてたら、しっぽについた敷料のくず取ったりしてるうちに、追いつかれる。
そしたら、やおら気づいた、アカンて、この馬乗るんだったら、ほかのひとより先にウォーミングアップしとかないと、って。
そういうわけで、急いで馬装仕上げて、さっさと馬場に入って、常歩する。
ほかの人馬がくる前に、動いてくれるか確かめないと。脚つかう、反応してくれる、ホメる、を繰り返す。
んぢゃ、部班しようかってことになるんだが、また先頭に立たされている。この馬ぢゃダメだって、誰かもうちょっと軽い馬が前行ってよー。
「拍車つけてないんですか? その馬重いですよ」と先生に言われる。「がんばりまーす」と答える。
ぢゃあ始めますかっていうんだけど、だったら隊列の後方に移らさせてくれてもいいのに。
速歩スタート、おお、いい動きだ。動き自体が、とても躍動感ある感じ。
動いてるだろ、これ、今日、って思いながら進む。
なんか飛びが大きい感じがするんで、速くなってないかと思ってると、「もっと元気よく」と言われる。
よし、後ろのことは知ーらない、どんどん行けるときには行っちゃお、っと思ってバンバン脚つかって、前へ前へ。反応してくれたらホメる。
あんまりハミうけとか考えない、手を前にしてラクにして、前進を妨げないようにしようって意識でいく。
なんども「もっと元気よく」と言われて、休みなくどんどん動かす。
斜めに手前を替えたり、輪乗りをしたり、三湾曲の蛇乗りしたり。
なにかをする前に、脚つかって勢いよく動かしてから、次の図形に移る。斜めにいく前の隅角で、輪乗りに入る前に、正反撞に移る前に。
そうしないと、ペースが落ちてしまう。「輪乗りに入っても、さっきのペースのままで、元気よく」と何度も言われる。
正反撞になったからってスピードが落ちちゃいけない。意識して前に出すようにしての正反撞、動いていく馬についていく、人も動け、止まってはいけない、動け。
そしたら、輪乗りで駈歩。
わりと軽く発進するんだけど、そのあとがもたもたした感じ、なんちゃって駈歩?
もうちょっと勢いよく何歩かはとにかく前に出そうとするんだけど、かえってバラバラとして、速歩に落ちちゃうことも。
邪魔しないようにと思うあまり、手綱が長くなっちゃってるし、ちゃんと持ち直して、詰めてから、また発進。
繰り返すうちに、脚使おうとかしたときに、上体が前に倒れたりとか、とにかく馬の上で人間がバランスを崩すと、馬の動きが止まっちゃう。
前に出ろってやっといて、でもギュンと前に出たときに人が遅れたりすると、とたんにバタバタとか。
まったくもって、馬のジャマしてるだけ。ジーッと、ジーッとするんだ、馬を動かしたけりゃ。
ライアン・ムーアみたいに乗りたいなーと、昨年末くらいに観てた競馬のことを珍しく思い起こしたりして。
駈歩で蹄跡にでて、そのまま元気よく進ませる。あまりハミうけのこと考えない、とにかく前へ。後ろの列のことは気にしない、悪いけど。
歩度伸ばそうとすると、上にあがってくる感じが楽しい。ここんとこ、前に倒れてくようなサラブレッドの感じしか体験できてなかったので、ポーンポーンと弾んでくような駈歩は、とても楽しい。
それでも、やっぱり上でちょっとでもジタバタすると、リズムが狂うのか馬がハネるような動きするし、うかつに騎座や脚が動くと、勝手に手前替えられちゃったりする。スンマセン、いまの私が座りなおそうとしただけです、手前はそのままでお願いします。
(あとで、後ろのひとから、「なんか飛んでませんでしたか?後肢ハネたとき滞空時間長く浮いてましたよ」と言われた。)
そんなこんなで、一応、部班終了。いやー、勝手にペースをあげてワガママな先頭ぶりだったな、きっと。
やっぱ私のゼダイが先頭だから、きょうは意識して「もっと元気よく、もっと前に出して」って号令だったそうな。
上で人が動くと、馬が止まっちゃう(ホントに止まるわけではない、動いてるのがリズム狂うことを言ってる)ことについては、「敏感ですからね、その馬。敏感すぎるくらいです」と先生。
鋭い刃物をうまく扱えないやつに持たすとケガするだけだよ、やっぱ私には難しい、ゼダイ。馬にもよくないでしょと思う。
少し休憩のあと、速歩で輪乗りして、少し詰めたり伸ばしたりする。ハミうけもちょっといろいろやってみるが、これまた敏感な感じ、ちょっとでも力入れ過ぎたらおはなしにならないという印象。
なんか駈歩する気がなくなっちゃったので、そこで練習おしまいにする。
帰り道の途中で、チェーンソーで木の枝を切ってる場面に出くわしたんだけど、しばらく立ち止まって見つめて耳をすましてから、気にもせずにスタスタ歩いてった、ゼダイ。さすがだ、こういうとき心強い。
手入れ終わったら、リンゴやる。馬着きせたり、蹄油ぬったりって段階にくると、「もう終わりでしょ、なんか出しなさいよ、持ってるんでしょ」とばかりにマエガキする。
ご期待に沿わざるをえない。どーでもいーけど、ゼダイのおねだりっぷり食べっぷりはスゴイので、リンゴ片手に写真撮ってるヒマは与えてくれない。