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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

わたしの小さな古本屋

2016-10-13 21:13:20 | 読んだ本
田中美穂 2016年9月 ちくま文庫版
前回から古本つながりみたいなもので。
最近新しく出た文庫、出先の書店でみかけて帰り道にでも読むかと買った、もとの単行本は2012年に出たらしい。
私は、古本が好きとかいうわりには、古本屋に関する本とかあまり読もうとしないんだけど、まあなんとなく読んでみようかと。
著者は、岡山で小さい古本屋をひとりで開いてるそうで。
1993年、21歳のときに、アルバイトを突然辞めることになって、古本屋を始めたとか。
(この「そうだ、古本屋になろう」って章のフレーズが、とても私が惹かれたものなのかもしれない。)
古本屋同士でのシビアな取引なんかはしないで、店始めたときは持ってる本を並べて、そのあとはお客さんが持ち込んでくる本だけが新たな商品になるって、そのスタイルでやってけるんだ~、って感心させられた。
専門的なノウハウもなく、コミュニケーションも苦手って自覚があって、どこまで何ができるんだろうって漠然とした状態でお店始めて、それでも続いている。
書いてること文字通り受けとってくだけだと、なんかゆるーい感じでしかないんだけど、実際そんな簡単ではないだろうなと想像する。
自然にやってくうちに、なるようになるとこに収まってくんだったら、とてもうらやましい。
第一章 そうだ、古本屋になろう
第二章 見よう見まねの古本屋
第三章 お客さん、来ないなぁ
第四章 めぐりめぐってあなたのもとへ
第五章 そして店番は続く
コメント
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