many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ムチ中途半端にしか使わないから馬動かない

2016-11-21 17:52:52 | 馬が好き
乗馬にいく。
気温平年並み、雨は午後からってことで、まずまずのコンディション。でも、なんか腰がどよーんと痛いなあ。
わけわかんない渋滞があって、いつもより15分ほど余計にかかって到着、時間ないぞ、すぐ馬装だ。

きょうの馬は、ジョニークエスト。こないだ乗ったねえ、うまく乗れなかったけど。
そう言やあ前回障害をやったときに乗ってたひとが「重い!」って言ってたようだが。
イメージ的にはフワフワの乗り心地で楽しい馬なんだけどな、私としては。
きょう私のあとに乗るひとは「跳ねたりするっけ?」なんて訊くので、「しないよ!」って即答。跳ねたりしたら、そら人のせいだ、きっと。
さて、馬装できたと思ったら、スキをみつけて目の前の立木の葉っぱをムシャムシャっと食ったりするジョニークエスト、まったく天真爛漫だねえ。
跨って馬場へ。なんか地下馬道の下りが異常に遅いんだけど。急がせて落ち葉でも踏んだはずみにコケられてもヤなので、まあご機嫌にまかせたまま歩いてく。
馬場に入ったら常歩。背中の揺れが気持ちいいんだけど、ちょっと着いていき方を間違うと、すぐブレーキかかっちゃう感じ。あー、騎座だけで、この馬をスッスと歩かせてみたいものだ。
脚への反応もかったるそうなので、ときどきウォーミングアップの時点からムチちらつかせる。
んぢゃあ、4頭の隊列で部班をやるよ。この馬はバンバン進んでくとも思えないし、3番手につける。
輪乗りで速歩。一歩目からいい速歩をしろって言われたのに、ダメだ全然出てない。
また常歩からやりなおし。こんどは最初から手綱を短く持っていく。
馬が前にいる速歩しろと言われてるけど、ダメだ全然なってない、ムチちらつかせて、どうにかエンジンかけてもらう。
地上に小さいコーンを4つ目印に置いて、輪乗り。外にふくれるな、内に入ってくるな。
内に入ってくるなら、前出る力が弱いから。もっと馬を前進させろ。
馬を勢いよく前に出させたら、ふくらんでっちゃわないように、外の手綱で回る位置決めろ、外の手が輪乗りの輪線になる。
外の拳は上に持ち上げたりせず、馬のクビに触れてもいいので、そこで馬を抑えろ。
そのとき、拳を伏せてはいけない、立てて正しい位置を保て。
そう言やあ、こないだ「どうして(日本の)騎手は拳を伏せてしまうのかな、伏せるからハミをかけなおす破目になる」とかって嘆いてたひといたな、なんて思い出す。(高度なことはわからないが。)
輪乗りで馬を強く前に出しての回転の感覚ができてきたら、こんど蹄跡に出てそれをやる。
ただし、ラチや壁から1メートル内に入って、そこを真っ直ぐ進んで、隅角もそのまま内1メートルの場所を回る、ラチや壁に頼って馬が寄って行ってはいけない。
やってると、回転のとこでリズムが崩れるのか、フラフラと曲がることになる。
内に入るようなら前へ出す勢いが弱いってことなので、直線の元気いい速歩と同じリズムで入るように心がける。
勢いいい速歩で入ってくと、回転してるときも両手に同じ強さで馬の前出る勢いを感じながら曲がっていけるような気がする。
それでもなんでも、まだ馬がホントに動いてはいない。「その速歩はダメ」「速歩してない」と何度も言われて、脚バタバタ使うことになる。
脚に反応しないならムチ、ってよく言われるんだけど、実際のところ私はあまりムチを使わない。
手綱短く持ったままスナップつかってポンと肩でも打てばそれでいいんだけど、わざわざ手綱放してムチを見せに行ったりするので、コンタクトまでおかしくなる。

んぢゃ、また輪乗り。こんどは駈歩、駈歩やるんだから、一歩目からいい駈歩出るような速歩をしとけ。
駈歩バスンと出ない、なんかタラタラしてる、脚つかって前出るようにするつもりが、人がバランスくずしてグラグラするもんだから、なかなか前に進んでってくれない。
リズムよく前に進むこと優先して何歩か走らせる、動いてきたら、また外の手綱で輪の大きさ決めるつもりで回る。ときどき馬が外向いてそうな感じなので、内の手綱開いたりする。
馬が思うような方向に進んでくれないなら、人が方向を定めてないからだ、ってことで馬の耳の間から前をみて、前の馬の外側めがけて勢いよく出すつもりで乗る。
駈歩でも蹄跡、1メートルなかに入ったコースを回る。回転のとこで勢いとリズム落ちないように。
その駈歩ダメ、一発で効くキックを入れろ、って言われたとこでドンと内の脚つかう、幸い反応して前に出てくれた。
一旦常歩、ぢゃあ、障害つくって、もうすこしやるよってことになる。熱くなってきたので、障害組み立ててるあいだに、シャツの袖まくる。
長蹄跡上、ただしラチから内に1メートル入ったとこに、横木手前にひとつあって、低いクロスがつくられる。
飛んでった真っ直ぐ先に目印がひとつ立てられる。そこまで行かずに1メートル手前を右に回転した真っ直ぐ先に、もう一個目印立てられる。
右手前で蹄跡から速歩で障害に向かい、飛んだら真ん前の目印に真っ直ぐ向かいつつ駈歩は速歩に減却、短蹄跡に到達する前に右90度に曲がって次の目印に向かい、そこでも1メートル手前のとこを曲がって1メートル内側の長蹄跡を進んで、繰り返し。
やってみたら、一回目は飛んだあと真っ直ぐ進むほうに気をとられて、右回転先の目印をみるの遅れて、すこしオーバーランする。
繰りかえし二回目へ。しかし、馬の速歩のギアが入ってないね、すこし脚強めに使って、また前に出し直す。
回転が弱い証拠に、障害向いたところでフラフラする。あわててまた脚使うんだけど、それぢゃダメだ、高い障害なら停まってるね、きっと。
ぢゃあ、こんどは、飛んだあと速歩にして回転して、障害の反対側の長蹄跡で所定の位置にきたら、そこから駈歩にして、駈歩で障害も飛べと。
あー、駈歩弱いよ、前に出てないじゃん、ってことで、またあわてて脚つかって、いい加減な回転と、フラフラしたリズムない助走で障害に向かう。
もしかしたらホントに停まんぢゃないかとヒヤヒヤしたが、さすがに跨げる高さなので通過だけはする、まったく良くない走行。
うまくいってないが、とにかくそんなとこで、おわり。

ときどきいい走りをしてくれるんだけど、上でぐらついたり、なんかしようとして安定さを欠くと、とたんにブレーキがかかってしまう感じがする。うーん、涼しい顔して動かせるようになりたいなあ、この馬。
乗り替わり。「重いでしょ」って訊かれるので、「重くはない」と即答する。反応はするんで、私としては重い部類には入らないと思う。動き悪いとしたら、それはひとがジャマしてるだけ。
二鞍目を見てると、最初「重いよ」とか言ってたけど、そのうち馬が動き出す。
すごい、私が乗ったときよりはるかにいい速歩してる。駈歩始めたら、見事な駈歩だ、あれならどんな障害でも飛ぶだろう。
そうかー、あーやって乗るのかー、と見てる。正確にいうと、そーか、あそこまでムチつかってもいーのかー、ってことになるかもしれないが。

いつもよりすこしだけ長い練習おわったら、いつもより多く水飲んでるような感じのジョニークエスト。
来年になったら馬たちどこ行くんだろうねとか、我々ひとのほうもどこ行くんだろうねとか言いつつ、手入れする。
ジョニークエストはどこ行ってもうまくやっていけるだろうが、私のほうはそうもいかないから困ったもんだ。
ぜんぶ終わったら、前ガキ始めたけど、馬房に入れてやってから、リンゴやる。ホントうまそうに食うよね、いつもながら。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする