乗馬にいく。
きのうまでの雨もあがって、気温は15度くらいになるだろうと、まずふつうの天気である。
どうでもいいけど、先週木曜日に、東京では54年ぶりとやらの、11月の初雪だったんだが。
なんで東京のひと(っていうかテレビに出てるひと?)はあの程度で大騒ぎするかなあという感じ。ふつうの気象状況じゃん、雪って。
こないだの初雪に私の感想としては、1)なんでこんなに寒くないのに雪が降るかな、と2)雪降ってんのに傘ささなきゃいけないってのは不快だな、というとこであった。
私だって北海道に住んでたのはわずか3年だから偉そうなことは言えないけど、零度を切らなきゃ寒いとは言わないよ、ってのは確かな感覚である。とくに乗馬のときはね。
さて、きょうはパトリオートの二鞍目。
おや、ひさしぶり、たぶん3回目くらい。前回は障害やって、ちょっとヘタに乗って、はねられちゃったりしたなー。
不必要にハミ当てたりしないように乗らなきゃ。
馬房のぞいたら、ムシャムシャと草食ってる。
それが何ともうまそうに食ってるので、まだ時間にも余裕ありそうだし、しばらく外に出すのは待って、好きなようにさせとく。
さすがに、そろそろ馬装はじめなきゃって時間になったんで、無口もってつかまえにいくんだけど、顔あげてくれない。
ここで嫌がったり怒ったりしないのがおもしろいとこで、なに言っても馬体さわっても、無視してムシャムシャ食べ続けてるだけ、そういうとこがカワイイ。
ようやくつかまえて外に出したら、馬装する前にハナのあたまについた朝飼いの残りをきれいに拭かなきゃ。
そしたら、やおら前ガキ始めたよ、なに?ひとを見るとニンジンくれると思ってる? なんだかなあ。
さ、大騒ぎしそうなのをなだめながら馬装できたら、馬場へ。私は二鞍目なので、あとから歩いてく。
各個で乗ってるのをずっと下で見てると、いい馬だなあと思う。とてもよい動きだ。
速歩が空飛ぶみたいだし。駈歩は、比べてみると、左手前のほうがいいかなあ、前後左右どの肢がどういうメカニズムでそうなるのかはわかんないけど。
んぢゃ、乗り替わり。さてさて、あーゆーふうにうまく乗れるだろうか。
アブミを気持ちひとつ短いくらいにして乗ることにする。おしりを軽くして乗りたい、馬の背中にべったり乗りたくない。
うまいひとが乗ったあとなので、馬はやる気モードでいる。ほかの人馬の乗り替わりが完了するまでのわずかな時間に常歩で様子をさぐるんだが、ガンガン前にいく感じがある。
動いてくれてるので、アブミに立ってウォーミングアップする。最近はそうすることが多い、以前は馬の揺れで人の腰を動かしてもらうような時間帯だったんだけど、アブミをまっすぐ踏んづけて馬の背中が動いてるのをジャマしないで乗れるとこ探す。
ぢゃあ5頭立ての先頭になりなさいという。大丈夫ですかねって訊く、大丈夫ですよと言われる。一応ことわったからね、私、パッツンと跳ねても知りませんよ。
速歩スタート。うわっ、なんだ、この反撞。上に持ち上げられる感が半端ぢゃない、こんなだったっけ。
軽速歩するけど、こりゃ大変だと思いながら乗っていく。馬の動きに遅れてはいけない、間違ってもドッスンと後ろに坐るようなことがあっちゃいけない。
かまわず進めてくと、おそらく後ろがついてこれないくらいスピードが出ちゃいそうな雰囲気なので、すこーしセーブする。
手綱をもうすこし短くと言われて、拳ひとつ短く持ち直す。
馬の勢いに負けて、馬が伸びてっちゃいそうになってた、しっかり受けとめながら乗りたい。
しかし手綱にグイグイ前に出てく馬の力を感じる、引っ張らないようにときどきおさえるけど、ゆずってくれたらすぐかえす。
斜めに手前を替え、斜線上歩度を伸ばせ。斜線入ったとこでドンと脚つかったら、駈歩が出そうになった、どんだけ反応すごいんだよ。
いまのは、ちょっと脚つかうタイミング間違ってたなと反省。もう一度すぐ斜めに手前を替えがかかるので、こんどは隅角で脚つかって回転を強くしといて、斜線に入るとこでは手を軽くゆるめるだけの感じ、おお、それだけで伸びていく。
何度か繰り返し。伸ばしたときにコンタクトがなくなっちゃうのが私の悪癖なので、受けとめたまま伸ばせないかやってみる。
それにしてもすごいなあ、たぶんストライドが伸びてるよ、これ。
いつもはやってみてもスピードが上がるだけ、ピッチが速く忙しくなるだけってことが多いんだけど、今日のパトリオートは肩が浮き上がってくるかのような、飛び上がり感がある。
そしたら蹄跡行進のなかで、片側の長蹄跡でおなじように歩度伸ばす。あいかわらず動きはいいので、苦労しない。
けど、短蹄跡から隅角の手前から勝手に正反撞で乗ってって、回転おわったとこから軽速歩にして伸ばす、ってことでやってみたほうが乗りやすい。
ふつうに勢いに任せて乗ってると、隅角でバランス崩しちゃうんだよね、人間が、たぶん。
んぢゃ、輪乗り。遅くならないようにっていうんで、両手のあいだに馬がいて真っ直ぐ前に進んでくようにして勢いを維持する。
駈歩スタート、スッと出る、ジャマしないようにするだけでドンドン前に出てく感じ。
馬の顔外向かないように、人間の外の手が前にまわってしまわないように、輪乗りの大きさ保つ。
勢いにまかせてくと、最後尾の馬に追いついちゃいそうなので、ときどき少し詰める。
何度かやってるうちに、一度だけ不要不急な当て方しやったみたいで、身体よじって小さくハネられる、ごめん。
駈歩で蹄跡行進、元気よく走ってく、伸びちゃわないようにコンタクト保つ。
ときどき、それ以上速くしないと言われる。すこし詰める、拳に力入れると、すぐ人間が硬くなって動きが止まりそうになる。
そうぢゃなくて、動きのなかで詰めることを意識する、大きくスイングしてた身体の振幅を小さくして、その動きに馬を巻きこんでくイメージ。
手前替えて、蹄跡で駈歩。おお、なんだ、これ、すごいいい駈歩でしょ、これ。
そっか、こっちがさっき見てた、左手前、すごいまとまっててリズムがあって弾んでく、楽しい。
スピード出し過ぎないように、コンタクト失わないように、駈歩つづけてく。
動きは大きいんだけど、乗りにくいなんてことはない、馬といっしょにステップしてく、楽しい。
はい、ぢゃあ練習終わり、手綱伸ばして、よっくホメる。
見てたひとから、速歩いい動きだったと言われる。馬がいいからね。
駈歩の間中、笑いながら乗ってたと言われる。楽しいからね。
たしかにハイになってたかも、この馬に乗ってると、ハイになるよ、ライダーズハイ? いつまでも乗っていたくなる。
馬も気もちよさそうだった、とも言われる。それは私にとっては最高の褒め言葉、ありがとうございます。馬が楽しければそれがいちばんだと思う。
手入れしてる途中でも、例によって前ガキしたり、ひとが何か持ってないか探ったり、人懐っこくて食いしん坊な姿をかくさないパトリオート。
目のマッサージをすると喜ぶという。お湯で絞ったタオルを目の上からあててやるといいんだと、ホットアイマスクかよ、俺と同じだな。
全部おわったら、馬房に入れてやってからリンゴ。カワイイ顔して食うんだ、これが。
きのうまでの雨もあがって、気温は15度くらいになるだろうと、まずふつうの天気である。
どうでもいいけど、先週木曜日に、東京では54年ぶりとやらの、11月の初雪だったんだが。
なんで東京のひと(っていうかテレビに出てるひと?)はあの程度で大騒ぎするかなあという感じ。ふつうの気象状況じゃん、雪って。
こないだの初雪に私の感想としては、1)なんでこんなに寒くないのに雪が降るかな、と2)雪降ってんのに傘ささなきゃいけないってのは不快だな、というとこであった。
私だって北海道に住んでたのはわずか3年だから偉そうなことは言えないけど、零度を切らなきゃ寒いとは言わないよ、ってのは確かな感覚である。とくに乗馬のときはね。
さて、きょうはパトリオートの二鞍目。
おや、ひさしぶり、たぶん3回目くらい。前回は障害やって、ちょっとヘタに乗って、はねられちゃったりしたなー。
不必要にハミ当てたりしないように乗らなきゃ。
馬房のぞいたら、ムシャムシャと草食ってる。
それが何ともうまそうに食ってるので、まだ時間にも余裕ありそうだし、しばらく外に出すのは待って、好きなようにさせとく。
さすがに、そろそろ馬装はじめなきゃって時間になったんで、無口もってつかまえにいくんだけど、顔あげてくれない。
ここで嫌がったり怒ったりしないのがおもしろいとこで、なに言っても馬体さわっても、無視してムシャムシャ食べ続けてるだけ、そういうとこがカワイイ。
ようやくつかまえて外に出したら、馬装する前にハナのあたまについた朝飼いの残りをきれいに拭かなきゃ。
そしたら、やおら前ガキ始めたよ、なに?ひとを見るとニンジンくれると思ってる? なんだかなあ。
さ、大騒ぎしそうなのをなだめながら馬装できたら、馬場へ。私は二鞍目なので、あとから歩いてく。
各個で乗ってるのをずっと下で見てると、いい馬だなあと思う。とてもよい動きだ。
速歩が空飛ぶみたいだし。駈歩は、比べてみると、左手前のほうがいいかなあ、前後左右どの肢がどういうメカニズムでそうなるのかはわかんないけど。
んぢゃ、乗り替わり。さてさて、あーゆーふうにうまく乗れるだろうか。
アブミを気持ちひとつ短いくらいにして乗ることにする。おしりを軽くして乗りたい、馬の背中にべったり乗りたくない。
うまいひとが乗ったあとなので、馬はやる気モードでいる。ほかの人馬の乗り替わりが完了するまでのわずかな時間に常歩で様子をさぐるんだが、ガンガン前にいく感じがある。
動いてくれてるので、アブミに立ってウォーミングアップする。最近はそうすることが多い、以前は馬の揺れで人の腰を動かしてもらうような時間帯だったんだけど、アブミをまっすぐ踏んづけて馬の背中が動いてるのをジャマしないで乗れるとこ探す。
ぢゃあ5頭立ての先頭になりなさいという。大丈夫ですかねって訊く、大丈夫ですよと言われる。一応ことわったからね、私、パッツンと跳ねても知りませんよ。
速歩スタート。うわっ、なんだ、この反撞。上に持ち上げられる感が半端ぢゃない、こんなだったっけ。
軽速歩するけど、こりゃ大変だと思いながら乗っていく。馬の動きに遅れてはいけない、間違ってもドッスンと後ろに坐るようなことがあっちゃいけない。
かまわず進めてくと、おそらく後ろがついてこれないくらいスピードが出ちゃいそうな雰囲気なので、すこーしセーブする。
手綱をもうすこし短くと言われて、拳ひとつ短く持ち直す。
馬の勢いに負けて、馬が伸びてっちゃいそうになってた、しっかり受けとめながら乗りたい。
しかし手綱にグイグイ前に出てく馬の力を感じる、引っ張らないようにときどきおさえるけど、ゆずってくれたらすぐかえす。
斜めに手前を替え、斜線上歩度を伸ばせ。斜線入ったとこでドンと脚つかったら、駈歩が出そうになった、どんだけ反応すごいんだよ。
いまのは、ちょっと脚つかうタイミング間違ってたなと反省。もう一度すぐ斜めに手前を替えがかかるので、こんどは隅角で脚つかって回転を強くしといて、斜線に入るとこでは手を軽くゆるめるだけの感じ、おお、それだけで伸びていく。
何度か繰り返し。伸ばしたときにコンタクトがなくなっちゃうのが私の悪癖なので、受けとめたまま伸ばせないかやってみる。
それにしてもすごいなあ、たぶんストライドが伸びてるよ、これ。
いつもはやってみてもスピードが上がるだけ、ピッチが速く忙しくなるだけってことが多いんだけど、今日のパトリオートは肩が浮き上がってくるかのような、飛び上がり感がある。
そしたら蹄跡行進のなかで、片側の長蹄跡でおなじように歩度伸ばす。あいかわらず動きはいいので、苦労しない。
けど、短蹄跡から隅角の手前から勝手に正反撞で乗ってって、回転おわったとこから軽速歩にして伸ばす、ってことでやってみたほうが乗りやすい。
ふつうに勢いに任せて乗ってると、隅角でバランス崩しちゃうんだよね、人間が、たぶん。
んぢゃ、輪乗り。遅くならないようにっていうんで、両手のあいだに馬がいて真っ直ぐ前に進んでくようにして勢いを維持する。
駈歩スタート、スッと出る、ジャマしないようにするだけでドンドン前に出てく感じ。
馬の顔外向かないように、人間の外の手が前にまわってしまわないように、輪乗りの大きさ保つ。
勢いにまかせてくと、最後尾の馬に追いついちゃいそうなので、ときどき少し詰める。
何度かやってるうちに、一度だけ不要不急な当て方しやったみたいで、身体よじって小さくハネられる、ごめん。
駈歩で蹄跡行進、元気よく走ってく、伸びちゃわないようにコンタクト保つ。
ときどき、それ以上速くしないと言われる。すこし詰める、拳に力入れると、すぐ人間が硬くなって動きが止まりそうになる。
そうぢゃなくて、動きのなかで詰めることを意識する、大きくスイングしてた身体の振幅を小さくして、その動きに馬を巻きこんでくイメージ。
手前替えて、蹄跡で駈歩。おお、なんだ、これ、すごいいい駈歩でしょ、これ。
そっか、こっちがさっき見てた、左手前、すごいまとまっててリズムがあって弾んでく、楽しい。
スピード出し過ぎないように、コンタクト失わないように、駈歩つづけてく。
動きは大きいんだけど、乗りにくいなんてことはない、馬といっしょにステップしてく、楽しい。
はい、ぢゃあ練習終わり、手綱伸ばして、よっくホメる。
見てたひとから、速歩いい動きだったと言われる。馬がいいからね。
駈歩の間中、笑いながら乗ってたと言われる。楽しいからね。
たしかにハイになってたかも、この馬に乗ってると、ハイになるよ、ライダーズハイ? いつまでも乗っていたくなる。
馬も気もちよさそうだった、とも言われる。それは私にとっては最高の褒め言葉、ありがとうございます。馬が楽しければそれがいちばんだと思う。
手入れしてる途中でも、例によって前ガキしたり、ひとが何か持ってないか探ったり、人懐っこくて食いしん坊な姿をかくさないパトリオート。
目のマッサージをすると喜ぶという。お湯で絞ったタオルを目の上からあててやるといいんだと、ホットアイマスクかよ、俺と同じだな。
全部おわったら、馬房に入れてやってからリンゴ。カワイイ顔して食うんだ、これが。