中溝康隆 2018年7月 文春文庫
書店で見かけて、ふと読んでみよっかと買った文庫。
帯の「おもしろいから読め。」って糸井重里名の言葉が気になった。
カバーのイラストがなんとなく「巨人の星」っぽいのもいい、なんか年寄りでも入っていけそうな気になる。
なんでも、ブログに書かれてたもののベストコラム集だそうで。
「文春野球コラムペナントレース2017」という企画で優勝したらしい、そんなのあるんだ。
あとがきによれば、
>(略)文春野球コラムの優勝賞品は南の島V旅行……だったけど、個人的に飛行機が苦手だからダメもとで「南の島より、文春文庫で傑作集出してくれませんか?」と提案してみた。
ってことでできた文庫らしい、いいねえ、そういう了見は。
しかし、読んでみたら、私には、なんかダメだった、これ。そんなに期待したほど笑かされも感心もさせられなかった。
途中から、なんだ、この人ただのジャイアンツファンなのでは、なんて思ってしまって、はっきり言ってジャイアンツの話題は私にとっては重要ではない。
でも、それだけぢゃないはずだと思ったら、読んでった先に、なんとなく答えを見つけることができた。
缶コーヒーかなんかのおまけのプロ野球選手フィギュアが、現在の選手ぢゃなくて、クロマティとかバースとかだってことについて、
>辿り着いた答えは、21世紀のプロ野球のサブカル化である。あの頃のプロ野球は、多くの日本国民が共有していたど真ん中のメインカルチャーだった。(p.246「「すいません、クロマティありますか?」」)
と理由を解明してくれてんだけど。
要はそういうことで、こういったコラムで書かれてるプロ野球のことが、すでにサブカルなんで、基本的には野球が好きとはいっても、ちょっと趣味領域ちがうなって感じちゃうと、うまく楽しめないんである。
しかし、化粧品会社につとめながら、野球観戦して文字いっぱいのブログ書くなんて、エネルギーあるなあ。
章立ては以下のとおり。
1回表 「部長、あの頃の巨人知ってますか?」で出世したいあなたへ
2回表 ライバルやトラブルとの戦い方
3回表 一芸で生き残る方法
4回表 異国の地・新天地でのサバイバル術
5回表 大役に抜擢されて焦る若手社員へ
6回表 伸び悩む中堅社員は子どもの頃のヒーローたちに学べ
7回表 村田修一、37歳の生き様
8回表 引き際の美学ってなんですか?
9回表 人生逆転ホームランをかっ飛ばしたいあなたへ
座談会 客席から見るプロ野球
書店で見かけて、ふと読んでみよっかと買った文庫。
帯の「おもしろいから読め。」って糸井重里名の言葉が気になった。
カバーのイラストがなんとなく「巨人の星」っぽいのもいい、なんか年寄りでも入っていけそうな気になる。
なんでも、ブログに書かれてたもののベストコラム集だそうで。
「文春野球コラムペナントレース2017」という企画で優勝したらしい、そんなのあるんだ。
あとがきによれば、
>(略)文春野球コラムの優勝賞品は南の島V旅行……だったけど、個人的に飛行機が苦手だからダメもとで「南の島より、文春文庫で傑作集出してくれませんか?」と提案してみた。
ってことでできた文庫らしい、いいねえ、そういう了見は。
しかし、読んでみたら、私には、なんかダメだった、これ。そんなに期待したほど笑かされも感心もさせられなかった。
途中から、なんだ、この人ただのジャイアンツファンなのでは、なんて思ってしまって、はっきり言ってジャイアンツの話題は私にとっては重要ではない。
でも、それだけぢゃないはずだと思ったら、読んでった先に、なんとなく答えを見つけることができた。
缶コーヒーかなんかのおまけのプロ野球選手フィギュアが、現在の選手ぢゃなくて、クロマティとかバースとかだってことについて、
>辿り着いた答えは、21世紀のプロ野球のサブカル化である。あの頃のプロ野球は、多くの日本国民が共有していたど真ん中のメインカルチャーだった。(p.246「「すいません、クロマティありますか?」」)
と理由を解明してくれてんだけど。
要はそういうことで、こういったコラムで書かれてるプロ野球のことが、すでにサブカルなんで、基本的には野球が好きとはいっても、ちょっと趣味領域ちがうなって感じちゃうと、うまく楽しめないんである。
しかし、化粧品会社につとめながら、野球観戦して文字いっぱいのブログ書くなんて、エネルギーあるなあ。
章立ては以下のとおり。
1回表 「部長、あの頃の巨人知ってますか?」で出世したいあなたへ
2回表 ライバルやトラブルとの戦い方
3回表 一芸で生き残る方法
4回表 異国の地・新天地でのサバイバル術
5回表 大役に抜擢されて焦る若手社員へ
6回表 伸び悩む中堅社員は子どもの頃のヒーローたちに学べ
7回表 村田修一、37歳の生き様
8回表 引き際の美学ってなんですか?
9回表 人生逆転ホームランをかっ飛ばしたいあなたへ
座談会 客席から見るプロ野球