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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ウイニング・ホースプレイヤー

2022-02-05 18:21:46 | 読んだ本

アンドリュー・ベイヤー/山本尊訳 1992年 自由国民社
2年くらい前か、押し入れの段ボールをごそごそしてたときに、出てきた本のひとつ。
あんまり読んだ記憶がない、あらためてパラパラとページをめくってみても、なんでこういう本持ってたのか自分でわからない。
副題は「――競馬勝利者のためのトリップ・ハンディキャッピング――」。
原題「THE WINNING HORSEPLAYER : A revolutionary approach to thoroughbred handicapping and betting」は1983年の出版。
要は馬券あてるための方法ってことらしい、競馬で勝利するといったら、所有してる馬とか管理してる馬とか騎乗してる馬が勝つことをいうと思うんだが、馬券あてることを勝つとも言うらしい、不思議だ。
トリップ・ハンディキャッピングという語があまり聞いたことないようでよくわからないんだが、ハンディキャッピングというのはハンデをつけるという意味で、優劣というか序列というかを決めるっつーことで、簡単にいえば予想ということらしい。
これは、それ以前からあったらしい、クラス・ハンディキャッピングという言葉が馬の格を基準にして予想するってことや、スピード・ハンディキャッピングが走破タイムをもとに予想することを指すのに、対抗して出してきたものとすると、なんとなくわかる。
トリップってのは旅だけど、この場合はレースでコースを回ってくる様子、日本語には道中って言葉あると思うけど、たぶんそういうこと。
だから、なにがしたいかというと、レースをよく観察して、スタートんときに出遅れたりしなかったとか、ペースはどうだったとか、コーナーでのコースどりは内から何頭目くらいだったとか、不利があったり行き場なかったりしなかったとか、そういうことをメモっておきましょう、ってことらしい。
なんだかあたりまえのような気もするが。だって、そういうもんでしょ、過去のレースをよく見ないと馬の強さはわかんない。
だからなんでこの本持ってんのかわかんないんだけど、なんか当時は外国の競馬に関する本の翻訳でるのめずらしかったのかもしれないし、競馬のいろんなこと数値化することに興味があったから、なんとなく中身も見ずに手を伸ばしたのではないかと思われる。
帯の裏表紙のとこに、「推薦の言葉」として、「アメリカ競馬の内幕を知れる点でも興味深い一冊だ」みたいなこと岡部さんが寄せてるんで、それにやられたのかもしれないw
章立ては以下のとおり。
第1章 ゲームの本質
第2章 トリップ・ハンディキャッピング
第3章 トリップとトラック・バイアス
第4章 トリップとペース
第5章 1980年のフラミンゴ・ステークス
第6章 スピード・ハンディキャッピング
第7章 トリップと指数の関係
第8章 変わっていく馬券戦略
第9章 勝つための心がまえ
第10章 ウイニング・ホースプレイヤー

コメント
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