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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

将棋ボーイズ

2014-10-01 20:20:31 | 読んだ本
小山田桐子 平成26年4月 幻冬舎文庫
最近読んだ本。
例によって、出張先で、帰り道に読む本がなくなっちゃったんで、書店で文庫を買った。
こういうことしてるからカバンが不要に重くなる。それほどの重量でもないと思うが、そういうとき一冊ではとどまらなかったりする。帰りの時間で読めるのは、せいぜい一冊なのにね。
ま、それはいいとして。
えーと、タイトルのとおりの小説です。岩手高等学校(私は知らないけど)がモデルらしい、高校の将棋部が舞台で、主人公たちは当然高校生。
主人公は、最初に出てきた、初心者だけどなんとなく将棋部に入っちゃった男子かと思ったけど、実際の主役は彼と同い年だけど、すでに全国レベルの天才くんのほうですね。彼の孤高ぶりが目立ちます。
んで、わるいんだけど、あんまりおもしろいとは思わなかった。
だから、どーなのよ、みたいな感想しかもてなくて。
うーん、九章からなってて、まあそこそこ長いんだけど、そこに流れていくうねりのようなリズムが感じられなくて。
ブツ、ブツ、ブツ、って感じの切りようが、どうにも気持ちよくなれなかった。
どうでもいいけど、ひとつ、駒の動かし方から始めた子が、3年生になるまでの実質二年間で、三段くらいまでなれちゃうのってのはすごい、若いからだよね。ゲームは若いときにおぼえるにかぎる。
あー、あと、最近話題になってたようだけど、「ディスってる」なんて日本語、私は知りませんでした。本書には、あたりまえのように、使われています。そういうの分かんないやつが、現代の“青春小説”(?)読むなってことだよね。

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