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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

山賊ダイアリー

2012-05-19 19:31:35 | マンガ
岡本健太郎 2011年 講談社イブニングKC
昨日から、なにかを食べるマンガつながりで。
副題は「リアル猟師奮闘記」。
著者は岡山県出身で、2009年から、銃の所持許可証と銃猟免許とわな猟免許をもって、猟師をやっている。
それでマンガ描くひとって、なかなかいないと思います。
おもに空気銃を武器に、山とかで猟をする。
さらに、このマンガおもしろいのは、獲ったものを、ちゃんと食べるとこまで細かく描いてるとこ。
鳥を撃ち落としたら、家に帰って、羽根をむしって、ガス火でうぶ毛をあぶって、足とアタマをとって、内蔵を出して、適当に肉を切り分けて、ガスコンロのグリルで焼いて食べちゃう。
もちろん、内蔵(レバーとか砂肝とか)はべつに串に刺したりして、焼いて食べちゃう。
登場してくる獲物たちは、
ウサギ(から揚げにして食べる)、
ハト(解体して焼いて食べる)、
カラス(農家のために退治するんだけど、やっぱ一羽は焼いて自分で食べてみる)、
マムシ(皮はいで焼いて食べる)、
カモ(おなかに野菜詰めて丸焼き)などなど。
カモを撃ち落としたら、すぐ腸をぬくとか、マムシはアタマ切り落として皮をはいでも、まだ心臓が動いてる、
ってあたりの描写も面白いけど(どーでもいーけど、そのままマムシの心臓を食うってのは度胸あるなあ)、
ときどき出てくる「手早くとどめを刺す」みたいな表現が、とてもリアルでいい。
(なまじ痛い思いさせて生かしとくことこそ残酷。)
こーゆーの読むと、すぐ影響されちゃう私は、空気銃とか撃ってみたくなりました。
でも、責任もって、ちゃんと食うかどうかは自信がないので、資格はないんだろうなとも思いますが。
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マンガ食堂

2012-05-18 20:06:05 | 読んだ本
梅本ゆうこ 2012年2月 リトルモア
帯の背にいわく、「漫画に出てくる あの料理、作ってみました。」
こういう最近ありがちな企画に、フラフラと誘惑されるのは、もうよそうと思ってたんだけど、欲望には勝てず、買って読んでみました。
こーゆー本があるって情報をえて、そのときいちばんソソラれたのは、『包丁人味平』の「味平カレー」と「ブラックカレー」が再現されてるってえの。
リアルタイムで週刊誌連載のときから読んでましたよ、包丁人味平。
単行本の愛蔵版、そろいで古本屋で買ったんだけど、1年住んだ滋賀の寮の娯楽室に置いてきちゃいました。(ブラックジャックの文庫版といっしょに。)
そこにあった、先人たちが置いていったマンガに、たいそう楽しませていただいたので、恩返しのつもりで、私も寄贈してったんだけど。
やっぱ、もういちど揃えようかなあ、あれを超えた包丁人マンガは、無いよ。
ま、味平の話は、こんどまた、もし揃えたときにってことで。
とにかく本書は、おもしろかった。
詠んだことのないものも多いけど、いくつかは読んでみよっかなって思ってる、マンガのガイドブックとしても上出来。
(いまいちばん興味あるのは、『ドカコック』って、“工事現場を舞台にした、ガテン系グルメマンガ”(←なんだそりゃ?))
・『大長編ドラえもん9 のび太の日本誕生』大根シチュー
・『伝染るんです。』子ランチ
・『あさりちゃん』おたまじゃくしの池
・『団地ともお』木下家定番メニュー
・『スペースシェフ シーザー』シーザー風高麗人参リゾット
・『ブラック・ジャック』ピノコの巨大たまごやき
・『深夜食堂』牛すじ大根玉子入り
・『not simple』特製ツナ・モルネー
・『酒場ミモザ』かぶらむし
・『ラウンダバウト』鶏肉をピエンした調理実習スープ
・『じゃりん子チエ』堅気屋のお好み焼き
・『のんちゃんのり弁』社長さん用のり弁
・『リトル・フォレスト』ある日の朝ごはん
・『デトロイト・メタル・シティ』緑の血のパスタ
・『極道めし』スキヤキの牛丼風
・『刑務所の中』春雨スープ
・『あしたのジョー』減量後の小さなステーキ
・『へうげもの』荒縄の味噌汁
・『娚の一生』しじみづくしの夕食
・『天才柳沢教授の生活』母の日のたけのこ御飯
・『ぶっせん』無農薬野菜の寿司
・『かっこいいスキヤキ』四〇〇円の駅弁
・『ドロヘドロ』丹波社長の肉パイ
・『ハッピー・マニア』フクちゃんのディナー
・『おいしい関係』黄金のコンソメスープ
・『アルコール』リンゴのコンポートで作る“禁断のおやつ”
・『食と薔薇の日々』タイ風ココナッツミルクラーメン
・『バンビ~ノ』トリッパ、白菜、白インゲンの煮込み
・『きせかえユカちゃん』ごはんサンド
・『乙嫁語り』飾りパン
・『包丁人味平』味平カレー
・『包丁人味平』ブラックカレー
・『孤独のグルメ』いわしと大根のカレーライス
・『チャンネルはそのまま!』モエレ・荒磯カレー
・『町でうわさの天狗の子』秋姫のカレーライス
・『天才ファミリー・カンパニー』日本風カレーやきそばエチオピアスープ
・『ドカコック』横浜ド開港ロードカレー
・『西洋骨董洋菓子店』秋のチョコレートパルフェ アンティーク風
・『3月のライオン』ふくふくダルマ
・『オハナホロホロ』鍋プリン
・『失恋ショコラティエ』引き菓子のクグロフ型ガトーショコラ
・『flat』パッケージみたいなホットケーキ
・『オトメン(乙男)』ラブマリンフラッペ
・『まんが道』チューダー
・『アオイホノオ』一週間経ったパンのはじっこ
・『誰も寝てはならぬ』ねねちゃんのキャラメルパン
・『どいつもこいつも』マグロ茶漬け
・『聖☆おにいさん』甘酒ぜんざい
・『Pink』マクビティのピーナッツ・バターとバナナのせ
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栞と紙魚子何かが街にやって来る

2012-05-16 20:27:25 | 諸星大二郎
諸星大二郎 平成16年 朝日ソノラマ・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
「栞と紙魚子」シリーズの第5弾。(第4弾の「夜の魚」は、だいぶ前に採り上げた。)
「烏賊井さんの逡巡」
ゲロゲロノベルスの編集者・烏賊井(いかい)さんが体験する、「胃の頭七不思議」の話。
胃の頭町に生息するコミカルなもののけたちが活躍する。
「犬魔の秘宝」
冬の間は豪雪に閉ざされる、化け犬伝説を伝える秘境犬魔ヶ岳で、「ねこや」の主人であるボリス(栞の飼い猫だが、ときどき人の姿になる)たちが、徳川の埋蔵金を探す話。
「ゼノ奥さんのお茶」
胃の頭町の散歩道の先にある不思議な屋敷にいる不思議な「ゼノ奥さん」が、迷い込んだお客さんに「悩み忘れのお茶」をふるまう。
それを飲むと、みんな忘れ物をしてったりする。なかには魂を忘れてっちゃうひともいるとか。
「井戸の中歌詠む魚」
栞と紙魚子の同級生の一家が借りて住むことになった、古い家の中に短歌らしき落書きがみつかる。
どうやら昔住んでいた歌人の書いたものらしいが、敷地の片隅にある古井戸の奥に何かがひそんでいそうである。
「魔術」
美術部員の先輩が描いたという、変な建物と魔物の絵。
描いた本人も、べつの美術部員の女子も、ずたずたに引き裂かれた無残な死体で路上で発見された。
警察では野犬の仕業と断定したけれど、どうやら問題の絵は魔術の道具らしい。
なので、ある日美術部の三人が絵の前で呪文を唱えてみたところ、その場では何も起こらなかったが、帰り道に恐ろしいものが現れる。
(この単行本のなかでは、いちばん好きだな、この話。)
「何かが街にやって来る」
雑誌連載では三回にわたったらしい中編。
何かの怪異が胃の頭町にやってくる。
もののけたちが戦うんだけど、力が違いすぎて歯が立たない。
でも、段先生の奥さんとか、キトラさんとか、鴻鳥友子さんとか、人間離れした人材には事欠かないんで、はげしいバトルが繰り広げられる。
頼りないもののけの一種である「結界」が登場するんだけど、いいキャラだ。
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小雨決行、ニアフュージョンと練習

2012-05-15 15:45:00 | 馬が好き
例によって朝は4時台に目が覚めちゃうんだけど、どうみても雨降るだろうなって空だし、きのうから天気予報は雨。
(ただし、朝は曇りで午後から本降りという、乗馬はできて逃げ切れるんぢゃないかという、悩ましい予報。)
そのうち本格的に降りだしちゃって、8時から8時半のあいだに迷ってたんだけど、今日は雨天中止だな、って一度は決めちゃった。
(それでもやりゃできると思う雨だったんだけど、「ほら俺は終わったあとフロ入ればいいけど、鞍とか頭絡とか革がびしょぬれになると大変だから」って自分で勝手な言い訳してんだ。)
そしたら、9時前になったら、かなり弱くなったんで、これならだいじょうぶだろ(革製品も)と思って、走って出かけてく。
(こーゆーとき、歩いていける距離に乗馬する場所があると便利である。)

さっそくニアフュージョンあてがわれる。
ニアフュージョンは、となりの馬房のフラヴォンが練習に出てっちゃってんで、寂しがって例によって挙動不審に馬房んなかウロウロしてたんでけど、自分も運動行けるとなると、ちょっと安心したようである。
馬装してると、屋根にあたる音が激しくするくらい、雨降ってくる。
やだなーって、しばらくグズグズしてると、それは通り過ぎて、また傘要らない程度にもどる。
んぢゃ行きますか、乗ってるあいだに強く降られるかどうかは運次第だ。

ほかのひとからは30分遅れくらいだと思われる。フラヴォンといっしょに低い障害をやろうと言われたんで、急いでウォーミングアップする。
常歩でハミうけて、うけたらクビ伸ばすは、それでも5分くらいやってるけど。
軽速歩で輪乗りでグルグル。歩度を詰めたり伸ばしたり。
そしたら駈歩。馬場広く使ってって言われたんで、大きく回る。ときどき伸ばす、長蹄跡で伸ばしたら、隅角行く前に詰める。
長蹄跡も伸ばしてばっかぢゃなくて、ときどき詰めて、そこで巻乗りしたりする。なんかラチに近づくと不穏な(蹴っ飛ばしそう?)感じするんで、あまり寄らないようにしとく。
そしたら、きのうもやった経路つかって、練習。なにをするかっていうと、下図のような間隔のなかを走りまわるんである。(言っとくけど、絵の大きさは適当。)

まずは高さ作んないで、横木またぐだけ。
最初は単発のライン=どれか二つだけを通過。歩数あまり気にしないで、勢いよく前に出してきゃ、通過することは通過すんだが。
ふたつめ通過したあと、馬が勝手にカーブさせちゃダメって言われる。そういえば適当にクリンと巻いてから止めちゃった。
馬は勝手に内側に曲がろうとしたりするんだから、そうさせないで真っ直ぐ行かせること。この段階での、そういうの許しちゃういい加減さが、障害の高さ上がって、馬の駈けるスピード上げたときに、制御不能になってライン外れてっちゃうことにつながる。
何度か繰り返し。だんだん数を増やしてって、6歩を駆け抜けたらグルッと回転して7歩のとこ駆け抜けてまたグルッと回転して5歩のとこ駆け抜ける、とか。
そしたら、横木を低いクロス障害に変えて、やってみる。
低いから、飛んぢゃうんだけど、やっぱ2個目飛ぶときに体勢が前に崩れてる、んで飛んだあと戻るのに苦労する。
それと、拳つかったら返しなさいって言われる。いつも言われてんだけどね。
最初の障害に入ってくときは、すこしかえせてる気もするんだが、ひとつ飛んだあと、障害間では引っ張りっぱなである。
そういやあ昨日腕力使い過ぎたんで、きょうは腕の裏側(ちからコブつくる反対側の筋肉)左右パンパン。
さいご、四つの障害を垂直にして、飛んでまわって、終了。最初のやつを、踏み切り近過ぎて落としたのは、先週から進歩ないけど。

いやあ、それにしても、障害を始めると、すごく乗りやすいよ、ニアフュージョン。
フラットワークしてんと、(余裕ありすぎんのかな?)なんか蹴っ飛ばしたがってるみたいなんだけど、障害に向かえば、すごく集中してる感じ。
暴走する素振りとか何もないし、近くまで行ってもあわてず急がずに踏み切って馬が上がってくる感じが、とてもいい。
もちろん後ろ蹴りなんかしないし、だからガッタンってシーソーみたいに揺れる感じぢゃなくて、やわらかいジャンプと着地だと思った。

少し速歩したあと、最後にやっぱアブミ上げにすこしだけ付き合ってもらって、練習終了。
手入れしてるときも、もうすこしリラックスしてくれたら、いい馬なんだけどねー。
コメント (2)
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サンタ(馬の名前:本名はエアサンタムール)で止まるって、どゆこと?(ヘタ)

2012-05-14 18:28:47 | 馬が好き
先週から、年にいちどの大会に向けての特訓シーズンが始まった。
おかげで水木金と朝連である。
私はあいかわらず、試合には(1)出たくない(2)出る必要がない(3)出たとしても意味がないというスタンスを貫いてんだが、「足、サイズいくつですか? ほお、それぢゃ、これを履いてみてください」なんて言われて、今日からは革の長靴(ナガグツと読まないでください「ちょーか」ですからね)を貸してくれてしまわれたりして、どんどん外堀が埋まっていくんである。

さて、そんなわけで、きょうの乗馬は、先週の木・金につづいて、騎乗機会3日連続、エアサンタムールで障害の練習ということになった。
ウォーミングアップはいつものように輪乗り。
駈歩で詰め伸ばしをやってみるんだけど、なーんかいまいち。
伸ばしたつもりでも、スピードが上がってるようでも、うまくいってる気がしない。
ただクビが下がってって前後に馬が長くなってるだけで、踏み込みとか肩の出とかとは違うような気がする。

んぢゃ、駈歩で横木通過。って言っても、ただ跨ぐんぢゃなくて、こないだ中学・高校生がやってた、「5歩・6歩」のやつ。
横木が前後2か所置いてある直線、ふつうに駈歩でいくと、間は5歩。
まず、それやってみる。せっかくなんで動かしてくつもりで。最初のときは、お、なんだなんだ?危ないぢゃないか?って横木を見てたようなエアサンタムールだけど、二度目からはゲームのルールを了解したのか、勢いよく駈け抜けてく。

(↑これはすでにバーが障害になってますけど、この間は5歩。)
んぢゃ、つぎは間を6歩でいくよ。
遠くから回転してくときから詰めてく。詰めてくつもりなんだけど、「それぢゃ、5歩だ!」って言われる。
えー、さっきよりだいぶ遅いよー、と思って突入するんだが、やっぱ5歩で通過しちゃう。
もう一回、こんどはかなり力を入れて抑える。「脚で詰める!」って言われて、回転は強く、そこを抑えて、待って待って横木に向かおう、としたんだけどぉ、最後のとこでヤル気みなぎってきたエアサンタムールに加速されちゃう。アララとか思ってるうちに5歩で通過。
負けちゃだめだー!って言われて、もう一回、ぐっと詰めて、でも引っ張り合いになんないようにうけていく、なんとか6歩で通過。
そいぢゃ、こんど同じとこを4歩でいく。
私にとってはそっちのほうが難しいと思ったんだけど、サンタはストライドでかいので、思い切って伸ばしてくと、ちゃんと4歩で通り抜けた。
勢いよくいこうと思うと、馬のうえで私の身体がグラングラン揺れちゃうけどね。揺さぶっても馬は動かない、逆にジッとしてないと。
そろそろ手前でも替えっかい?なんて言いながら、手綱ゆるめてクビぽんぽんしてたら、「そこでヤメちゃだめだ、最後詰めておわりにしないと!」と言われて、あわててスタート。ふつうに5歩で駆け抜ける。
んぢゃ、障害。

先週からやってるコンビネーションを、徐々に高さ上げて、通過してく。
最初クロス2個からやってくんだけど、通過してって、駈歩になって、うまく止められないで、そのまま適当に回転しちゃう。しかもケツ浮いて、前かがみの姿勢。
ダメじゃん。この段階でちゃんとやんないから、障害飛びはじめたとき、戻れないんだよ。
人間が身体戻して、馬を前に出して、待って飛ぶようにしないとダメって言われたじゃん。この時点で、馬の駈歩の勢いに持ってかれちゃってんから、できないんだよ。
んなわけで、飛ぶのはほっぽっといても飛ぶんで、3個目4個目の随伴に気をつけたら、最後4個目(いちばん高いの)を飛んだあと戻るように意識する。

そしたら、コンビネーションの最後のオクサーは110まで上がっちゃって、それはもう飛ぶしかないからいいとして、駈歩で左右に回転して別の障害に向かうよ。
最初、左へ回転、垂直を単発で飛ぶ。飛んだら次の障害見て右へ回転して、そこでおしまい。
つぎは右へ回転して、さっき駈歩で通過した横木が垂直になってるから、あいだ5歩で飛ぶ。
って、1個目への回転で気合いつけてって、間では何もしないつもりで向かってったら、4歩で飛んぢゃったよ。
次、左回転して、オクサー飛んだら真っ直ぐ6歩で垂直。そんつぎは右回転して、やっぱさっきの5歩の垂直。
さあ、そしたらコンビネーションは抜きにして、駈歩で4つの障害をいろいろ組み合わせて飛ぶよ。
左手前で入ってって、オクサー、飛んだあと少し左に角度ついてて7歩で垂直。
って、垂直の手前で、あれ?6歩で飛んぢゃう?って思ってたら、中途半端な距離になって、馬急停止、止まっちゃったよ、いきなり。
「そうやって(前)出てたら、歩数かぞえるより、それで飛ばなきゃ!」ということで、やりなおし。
最初のオクサーに向かうとき、えらく前に出そうとするんだが、先週はそれでも「もっと!」と言われたくらい。
エンジンかけて、待って飛べって言われんだが、いまいちホントに前に出てんのか分かんないんだよね。
これって、私のかかえてる先天的かつ致命的な欠点だ。馬の勢いを手の引っ張られ具合でしか判断できなくて、動いてるかどうかがわからない。
とりあえず、スピード上げてって、最初のオクサー。どこで踏み切んのか分かんないけど、適当に手をゆるめちゃって、馬がボーンと飛んでく。
左にふって、垂直、何歩かよくわかんないけど、とりあえず飛ぶ。
右に振り向いて障害見て回転、障害の前で座ってバランスバックするつもり、垂直飛越。
右に角度振ってあって、5歩で垂直。「1・2」で座りなおして戻ったつもり、「1・2・3」で飛ぶ。「2・3」あたりで、また前に傾いてないか、俺?
左に振り向くように回転、ここ強くって思ったんだけど、すでに馬はすごく勢いいい。んなもんだから、手綱操作だけで何とか障害の真正面に入ろうと回ってくんだけど、あとで反省すりゃ、これって惰性だけで乗ってるよな。
最初のオクサー飛越、まっすぐ6歩で垂直。これでどうにか1周おわり。

(↑これ、オクサー飛んで、向こうの垂直まで6歩)
もっと動かしてって、待つ。連続する場合は、ひとつめ飛んだあと、戻って、前に出して、待って、脚(きゃぁく!)で飛ぶ!って、先週と同じこと言われてるよ。
もしかすると、二年前と同じこと言われてるかもしれない。
んぢゃ、もういちど。こんどさっきと逆まわり。
で、まず最初のオクサー、飛んだら真っ直ぐ行って6歩で垂直。って、垂直の前で止まっちゃったよ。
なんか勢いに負けて、身体が前に倒れて、馬の肩に乗っちゃってない、俺?
いちどこれやり始めると、意識すればするほど、直んない。飛ぼう飛ぼうとするほど、先飛びしちゃう。
あとで一緒に練習してて見てたひとに「あれ止まっちゃダメでしょ」と言われる。
たしかに。全然あわなくて近いとか遠いとかになったんぢゃないんで、障害前でウリャッ!ってやれば、特にサンタの場合、飛ぶ。飛ばさなきゃダメ。あってるとかあってないとか言うのは後。
サンタは、ホント、先週もそうだったんだけど、障害の前で止まったとこから、「飛ぶの?飛ぶのね?ぢゃあ飛びますよ!?」って飛んぢゃうパワーがある。(私の見たところでは、助走なし・常歩で70センチは飛ぶね、きっと。マジで。)
でも、今日は、さすがにあいそつかされたのか、先週みたいに付き合いでは飛んでくれなくて、止まっちゃった。
どうも、そのへん、私には、なんとしてでも飛ぶっていう気迫が希薄である。
同じく一緒に練習してた別のひとが、「馬まかせにすると危ないな、こいつ、しっかり飛ばせないと」ってギュッと飛ばせてたのとは雲泥の差。
そういえば、こないだ某馬関係者(プロ)と話してたときに、「飛ぶのは馬ですから」って私はいつもどおり言ったんだけど、「なに言ってんだ、そこ飛ばすのが人間の大事な役目ぢゃねーか」って言われたんだけど、まあ今日みたいに止まっちゃうと、たしかにそうだね。
飛ばなくていいなら飛ばないもーん、って馬に言わせちゃダメなんだよねー。

ちなみに、本番の競技では、エアサンタムールぢゃない馬に乗る予定。
どーでもいーけど、いまから週5日の特訓をしてると、競技会のころに腰が痛くなるんぢゃないかと危惧している。
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