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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

冬の十字架

2012-09-25 20:44:08 | 忌野清志郎
忌野清志郎 Little Screaming Revue 1999年 SWIM RECORDS
こないだ「夏の十字架」をとりあげたんだけど、出た順番としてはこっちが先。
当時「君が代」の話題ばっかとりあげられてたような気がすんだけど、ほかの曲もよくて、なかなかいいアルバムだと私は思う。
「俺がロックン・ロール」は、「ドカドカうるさいR&Rバンド」とか「ロックン・ロール・ショー」みたいで、イイ。
ほかの曲にも、
クズクズクズクズ人間のクズとか
明日また話そう 今日はもう遅いとか
印象的で耳に残るフレーズが多い。
ただただ意味のないこと歌うだけぢゃなくて、
あいつの寝言は笑える まるで起きてるみたいだ
みたいな皮肉っぽい歌詞は、誰のことだよって想像させられていいし。
「だけどそいつがあれをもってたら」とか「そのあいだに目的をもったやつが着々と準備をしてる」とかの例をあげるまでもなく、想像させるテクニックのうまさはいつものこと。
音については、私はこういうのが好きなんだなと改めて思う。
どれもリフがよくて、全体として聴きやすいロックンロールアルバムだ。
1.俺がロックン・ロール
2.君が代
3.来たれ21世紀
4.人間のクズ
5.こころのボーナス
6.明日また話そう
7.おもしれー
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フラワータキシードを、まったく動かせず

2012-09-24 20:28:22 | 馬が好き
暑さ寒さも彼岸まで、昔のひとはうまいことを言う。
っつーわけで、おとといと昨日で気温差10度あった、とか何とか騒いでるテレビをよそに、乗馬にいく。きょうは、昨日の雨とは打って変わって、カラッと晴れたよ。
さて、本日の乗り馬は、フラワータキシード。

いーんぢゃないですか。
ヘンに暴走したりとかしなさそうな、おとなしい馬です。
あれ?ややこしい馬具とか、つけなくていいの?
んぢゃあ、アタマあげられたりしないように気をつけていきますかぁ!

馬場に入って、常歩。
厩舎のまわりもそうだけど、なんでか知らないけど、最近ハエが多い。
歩いてると、フラワータキシードは、ブンブン尻尾ふるし、後肢を持ちゃげたりする。全然集中する感じぢゃない。
それでもグッグッと歩かしてこーと思ったら、なんか放馬してきた馬がいる
近くに寄って、取り押さえられるかなーと思ったら(ちょっと乗れるようになったと思いあがると、こーゆーことをしたがるものです)、ビビってやんの。私まで落っこっちゃかなわんから、はいはい、オマエぢゃ無理だよな、と思って適当な距離を保つ。
その馬が捕まったあとでも、ラチ越しなのに、そいつの顔見えたら、ちょっとビビったんで、あまりそっちに近づかないようにする。

んぢゃ、速歩。軽速歩で、不良馬場をタッタカ歩く。
んー、いまいち動いてる感がない。あいかわらず、尻尾ふったり、からだブルブル震わせたり、身体のまわりのハエ追い払うことのほうに意識が向いてる。
なんか人馬ともに集中力ないなーと思いつつ、輪乗りでアレコレやってみる。いい手ごたえがないなー。
ひさしぶりに乗ると、カタイなーって印象がある。上下動がないけど、カタンコトンという震動が強く伝わってくる。ホセカレーラスとかホワイトウォーリアーは逆、上下動はでかいけど、フワンとしてる。
速歩で出てる感も詰めてる感もないけど、駈歩へ。なんかパランパランとした感じ。んー、楽しい揺れぢゃあないなあ。
不良馬場で乗ると、馬の動きが大きかったり、砂のクッションがない感じの着地の衝撃が伝わってきたりで、なんか普段と違う感じではあるんだけど、きょうのところは馬の動きも本格的ぢゃないなーという気がする。
あれこれ試してるうちに、輪乗りぢゃなくて、蹄跡を進ませる。歩度を伸ばす、次の隅角の前から歩度を詰める、詰めたままリラックスして走れ、あれこれやる。よーやく馬の動きを感じとれるようになってくる。
速歩より、駈歩のほうが扱いやすいかも、フラワータキシード。
わりと動いてきたとこで、いったん休憩。

そしたら、障害やるよ、って。
アブミふたつ詰めて、コンビネーションへ。
コンビネーションは、段階をおってく。最初、ふたつのクロスから始めて、飛べたら、三つ目、四つ目と組んでく。そのうち、三つ目四つ目は高さが上がって、オクサーになってったりする。

あー、全然、前に出てないよ、フラワータキシード。
最初のうちは、それでもごまかして飛んでったけど、だんだん数増えて高さ上がってくと、うまくいかない。
それいけ、ホリャ行け、どっこいしょ!って、追ってってるつもりなんだけど、全然弱い。
どうにかこうにか、なだめすかして飛ばしてたんだけど、とうとう、4つ目の障害の前で、止まっちゃった。

ありえねーよ。コンビネーション入ると、逃げ場ないから、どんな馬でも、ムリくり勢いつけて飛んでくのに。
「もっと怒らせて!」って言われたけど、馬を怒らせるの、得意ぢゃない。
前出すようにして、障害の直前でも脚でプレッシャーかけて、むりやり飛ばす。
コンビネーションぬけて、回転して連続障害。
駈歩のほうが、ガンガン前に出して、受けとめるって感じがつくりやすいかも、フラワータキシード。
でも、最初のまっすぐなラインは、勢いで駆け抜けたんだけど、二回目の左に角度ふってあるやつは、二個目でビタッと止まっちゃった。

ダーッ! 仕切り直しで、ビシバシ追って、やりゃあ飛ぶんだけど、飛んだあと右回転して、次のクロスに向かったら、また止まっちゃった。
もう一回、元気いい駈歩をつくりなおして、ほれ飛べ、やれ飛べ、って言って、どうにか最後の連続を飛ばす。
たったこれだけのイージーな練習障害で、三反抗しちゃったよ。
反抗の数をかぞえてたわけぢゃないんだろうけど、「それ、終わり!」って言われて、練習終了。オリアンダーとエアサンタムールとチョコレートが、次のステップに進んでるのに、私は終わり、悲しぃー。

(↑ 挑むことなく終わった第六障害。次回は絶対行くぞ、フラタキちゃん!)
こないだ、ホセカレーラスで止まって、今後は絶対障害飛んでやるんだとか意を決したわりには、きょうも馬を鼓舞することに躊躇というかビビって飛ばせず。終わってから反省してみれば、視線も下がってたしなーと思う。
馬を前に出す、障害を飛ばさせる、って意志が弱いよな、俺。次回こそは、ちゃんとやりたい。
練習のあとは、かなり砂が湿ってるとは思ったけど、フラワータキシードを放してやる。

寝っ転がったあと、どうだ?楽しいか?って話しかけるんだけど、なんかいい顔してるよね、馬が。
放牧場につれてくと、ミラノは門から外出ちゃいけないと思ってビビってたんだけど、ホセカレーラスとかフラワータキシードは、放牧場に入った瞬間に、「いいんすか?ほんとにいいんすか?寝っ転がっていいんすか?」って嬉しそうな顔をする。
寝っ転がったあとは、全身丸洗い。
洗ったあと、おやつ。

キャベツやってみたら、食わねえでやんの。いま安いのにねえ。
リンゴやったら、義理みたいに食った。

しょーがねーなー、サラブレッドは、喜ばなくて。
と思って、馬房んなかに帰してやったら、乾草をパクつく。
どーです、これがウマいんですよ、とばかりに自慢されちゃた。好きにしろーい。

あまったキャベツは、いつもんとこに。

↑チョコレート、なんでも食うよ。

オリアンダー、ほぼ丸かじり状態。

それはそうと、美浦乗馬苑にも、馬車をひけるハーフリンガーが来たよ。

(前髪とたてがみは編まないといけないな。)
お近づきのしるしに、リンゴやってみたら、食った。

馬車はいいぞー、大人から子供までどんな人でも楽しめるからなー。
せーぜー活躍してもらおう。がんばってな!
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先を読む統計学

2012-09-22 19:52:45 | 読んだ本
鈴木義一郎 1991年 講談社ブルーバックス
副題は、『「情報量基準」とは何か』
きのうからの続きで、もうひとつ統計学の本があった。
ガッコ卒業してから、すっごく時が経ってんのに、なんでまだこうやって本を持ってるのかね、俺?と思いました。
でも、この本は現役で勉強してるときに読んだんぢゃないですね。
逆にいうと、勉強する必要なくなったはずなのに、なんでまだ統計なんてタイトルの本に手を伸ばすのかな、俺?という気がします。
ところで、この本に関しては、何が書いてあるのか、私にはまったく理解できません。まあ、そういうこともある。
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多変量解析のはなし

2012-09-21 20:19:41 | 読んだ本
有馬哲・石村貞夫共著 1987年 東京図書
きのうのつづき。
こんな本も持ってた。きのうのやつより先にこれ読んだんだっけかな。
統計とか確率の基本を知らないで、いきなり多変量解析のほうに先に取り組むんだから、俺も無謀な奴だなって、いま改めて思う。
多変量解析って何だ、っていうと話は長くなっちゃうんだけど。
これとそれの関係は、だいたいこんな数式にあてはまりまっせ、ってことなんだが。
数式きらいなひとにアタマっから拒否されちゃったら、どーしよーもないんだけど、「これ関係あるっしょ」「いや関係ないっしょ」って水掛け論するよりは、すっきり判断くだせるとこが、いいと思うんだけどねえ。
もちろん、ひとっつの例外もあってはいけない、っていうひとは、数学とか物理学の世界で、特異点でも破綻しない理論を追究すればいいんだけど、カンペキなんてありえないから、これで90%までは説明できてるからOK(もし95%まで信頼できるんなら万々歳)、というのがあれば満足って思うひとは、是非「だいたいこんな感じ」の統計解析に参加して、賛同してもらいたいと思う。
世のなかには、原因(x)と結果(y)の関係がわかったらいいなってことが、いっぱいあると思うんだけど、xとyの属性によって分析に用いる手法がちがってくる。
xとyの両方が「量」のとき、用いられるのが重回帰分析。y=ax+bみたいな式を作るわけ。これが基本。
でも、現実って、「量」で測れることばっかぢゃない。年収がいくらかってのは量かもしれないけど、たとえば「民主党が『好き』か『嫌い』か」ってのは量ぢゃない、「質」として分類されること。
で、xが量、yが質のとき、そこで使う手法が判別分析。
yを求めんぢゃなくて、xのなかの特性というか、分類の軸みたいのを求めるのが、主成分分析。
xが質になると、数量化理論ってのが出てくる。
xが質で、yが量だと、数量化理論I類。
xが質で、yも質だと、数量化理論II類。
ここまでは重回帰分析の応用。
yがなくて、xの分類をするのが、数量化理論III類。これはxが量のときの主成分分析に同じ。
yがなくて、xの位置関係っつーか距離を求めるのが、数量化理論IV類。
だいたい、そんな感じだけど、計算することそのものより、何をどう明らかにしたいかって考えて、どういう手法なら、それができるかって思いつくまでが、楽しい部分。
本書は、例題がいろいろあって、どういうとき何が使えるかを示してあるんで、読んでてわりとわかりやすいというかおもしろい。
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統計のはなし・統計解析のはなし

2012-09-20 20:17:53 | 読んだ本

統計のはなし 大村平 1969年 日科技連
統計解析のはなし 大村平 1980年 日科技連
私が持ってるのは、「統計のはなし」が1990年の第54刷、「統計解析のはなし」が1990年の第20刷。きっとロングセラーというべきなんでしょう。
こないだの数理政治学、計量政治学の関連で、私が学生んとき読んでた統計の本。
数学ができない・嫌いで、いわゆる文系に進んだつもりだったのに、また数学やるとは思ってもみなかったけど。
でも、楽しいですよ、統計は。
小学生のころは、答えがひとつ・答えが明快って理由で、算数が好きだったんだけど、おとなになってからは、一見わけわかんないものを、何でも数字で表しちゃう、ってのが快感になったりしてきた。
数字を都合のいいようにだけ使ってウソついちゃいけないんだけど、誰が計算しても同じ答えっていう明快さは好きというか大事だと思う。「私はこう思う」「俺はこうだと思う」って水掛け論は意味がない。
で、この2冊は、私にとって、教科書であり、統計の世界へのガイドブックのようなものであり、いまだに「これ数字で処理したいんだけど、こういうときどうすんだっけ?」って思ったときに必要箇所を開くという意味で辞書みたいなもんであるともいえる。
もちろん、私でも投げ出さずに読めることからもわかるように、読みもんとしてもけっこうおもしろくできてると思う。
プロ野球の1シーズン、個々の対戦が26試合あるとして、18勝8敗だったら「実力差あり」(統計的に有意差あり)と言える、15勝11敗なんてのは偶然でも30%くらいはそんな結果になる、なんて例題がおもしろいから。

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