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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

伸身後方回転、下馬(動画編)

2012-09-19 19:42:59 | 馬が好き
いや、きのうのおまけの写真がギャグだと思われて、信じられてないらしいんで。
ほんとに美浦の小中学生・高校生は、こうやって馬から降りてるんですよ。
脚を伸ばして、ゆーっくり回転したほうが、見た目は美しいかもしれませんな。
正しい馬の降りかた

まあ、「はい、乗り代わってぇ!」って言われて、馬のそばに駆け寄ったときに、いきなりこうやって下馬してこられると、ビックリはしますけど

※9月20日付記
同じく少年団によるフライングディスマウント。
(10年早ぇえよという気もするが。)
身軽なひと向けですね。私がやったら自分の体重でヒザ痛めそう。

(注)こんな練習ばかりしてるわけぢゃない。
コメント (4)
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ホワイトウォーリアーに乗る

2012-09-18 18:15:06 | 馬が好き
乗馬に行く。
今月は乗馬強化月間にしたいなと思ってたんだけど、今週は月曜が休日ぢゃなかったり、仕事の夏シフト(そういうのがある)が延長になって平日早朝練習へ行く態勢が整えにくかったりする。
ここんとこ技術的には迷走状態(周期的になる)で限界感じてんだけど、乗りゃあそれなりに面白いと思うのが救いである。
さて、今日は乗る馬は、ホワイトウォーリアー。待ってました!

ホワイトウォーリアーは、8月末に来た芦毛のBWP(ベルギー産)、父V.KARIOKA DEL FOLLEE K-28002 母M.OSKARIN、1999年生まれの13歳である。(あー、父母の馬名の読みとか意味とかを私に訊かないように、知りませんから。)
引き出して改めて思ったけど、ヨーロピアン乗用馬らしく、身体でっかいの。
蹄なんか、ほら、こんな。

小さいドンブリ鉢くらいの大きさあるよ。
だけど、カラダでっかくてもおとなしいから好きさ、ベルギー産。手入れとかしてても、体当たりされたらフッ飛ばされちゃうな、とか余計な心配しなくていいし。(←サラブレッドのときはしてるのか?)
でも、きょうは周りにハエが多くて、すごく敏感に反応してた。こーゆーときは気をつけないとね、馬はハエ追っ払うだけのつもりでも、キックに当たったら人間は痛いぢゃすまないから。

さあ、馬装して行くよ。
実は、きのう子どもたちが乗って練習してるのを、ちょっと見てたんだよね。
感想をひとことで言えば、パワフルな感じ。もう、障害なんか飛び出したら、ドドドって地面を響かす蹄音がしそうな駆けっぷり。
もちろん勝手に暴走したりはしなさそうだけど、引っ張り合いに持ち込んだら勝てっこないんで、そのへん気をつけなくてはと思って乗る。
でも、馬場に入ったら、あれれ、ときどき止まってはラチの外を見てるよ。

この馬場で練習するようになって、もう3週くらい経つだろ、いまさら何を物珍しそうに見ることあるのさ。
でも急ぐわけでもないので、止まったらしばらく付き合ってやる。サボりたいだけぢゃないだろうな、って脚で促すと普通に歩きはじめる。
隣の馬場で動いてる馬見たり、奥の芝生のほう見たり、公園と駐車場のほう見たり、いちいち止まるんで、ホント初めて来た場所みたいな態度とる。
常歩で大きく周回。観覧席のあるあたりで、顔を外=左に向けて、内のほうへ入ってっちゃう。半巻きして逆回りで通過してみると、それほど外を気にしてるわけでもない。
そしたら速歩。手綱伸ばしたまんま軽速歩。動き大きいので、深くドスンと座ると遅れちゃうんで、気をつける。
(※9月19日付記 私だけの感想ぢゃなくて、この馬については、先々週初心者の調馬索に使おうと考えたんだけど、反撞が大きいのでヤメといたという事実がある。)
5分くらいしたら馬装点検。なんかでっかい馬に乗ると、ヒザでしがみつくように乗っちゃうせいか、アブミがうまくはけない。ひとつ詰める。
さてさて、輪乗りで軽速歩。こんどは手綱ちゃんと持って、詰めたり、伸ばしたり。
やっぱ右手前ですこし内に入るような感じするんで、気をつける。馬のクビというか顔というか、ちゃんと内に向ける。
外の手綱ちゃんと持つ。内側の脚で圧す。内の手綱開いて、反応したらなるべく早く元に戻す。
輪乗りで駈歩。楽しい。上下に大きく揺れるんだけど、やわらかい。メリーゴーランドだあね。
遅れると、上体前に倒れて、ヒザが上がってきちゃいそうになるんで気をつける。頭は背骨の上、カカトは尻の下。
すこしだけ歩度を伸ばしてみる。いつでもブレーキかけられるよーにって、びくびくしながらやってんだから情けない。気持ちよく伸ばしてったら、ときどき巻乗り。スローダウンして駈歩やめちゃいそうな感じがしたんで、脚使って、詰めても強く回転。
ちょっと休憩。

ニアフュージョンとアールディスタンスが障害始めたんで、アブミさらに1個詰めて参加する。
速歩で低いクロス。あまり考えずに、クビは自然に前下方にいくままに、まっすぐ真ん中につれてくことだけ。
ポンって飛ぶんだけど、下から真上に上がってくるような安定感のある飛びだ。
こうやって障害を通過すると、サラブレッドとは何かが違うのが明らかなんだけど、その感覚をうまく説明できたことがないな。
たとえ低くても、サラブレッドのほうが、助走→踏切っ!って加速とか動きを感じるんだけど、ヨーロピアン乗用馬は駈歩のリズムそのままに、たまたま障害んとこだけ駈歩のステップが大きく上にあがるような感じなんだよね、私にとっては。
ま、いいや。何度か繰り返し。飛んだあと、しっかり駈歩に乗ってって、脚つかって詰めて速歩にして真っ直ぐスローダウンするようにする。

んぢゃ、コンビネーション。そんなに高くないし、だいじょぶでしょ。
ポン、ポンと二つ飛んだくらいで、自分の身体が遅れちゃった感じがする。アブミに立つようにして馬の真上にいるように。意識して手を前に。
何度か繰り返し。簡単に飛んでく。パワフルなんで、上で私がちっとやそっとグラグラしたって問題なし。飛び終わったあとも、エキサイトして走ってっちゃうようなとこも無し。底知れないポテンシャル感じるなあ。(←先入観も多少あり。)
コンビネーション抜けたら、グルッと左回転して、垂直。距離あったけどペースに乱れなし、よく集中して難なく飛ぶ。
こんどは右回転して、クロスのオクサーから垂直。障害間でも急ぐとこなし、軽く飛ぶ。飛んだあと右へ90度回転して、真っ直ぐ止めてみる、いうこときく、問題なし。
最後、左手前の駈歩で、クロスの垂直、あいだ5歩だけど1・2で起こすことだけ意識して、あとは駈歩のリズムを守るだけ、クロスのオクサー飛越、グルーっと回って、下に匣が入ってる障害も、眼中になし(人だけが警戒してる)飛越。

はい、よくできました。飛んだことより、ペースを保っての走行をしてくれたことのほうに、重きをおいてるつもりで褒める。馬に伝わるかは知らないけど。
うーん、この馬には楽勝すぎるのかも。もうちょっと高い障害にならないと、実力が見えないな。(私がやりたいわけではない。)
思いっきり前にだして、ストライドが伸びてって、ドカーンと遠くからでも飛んぢゃう(きっと、そうやって飛ぶはずだ)ときに、私が乗ってられるかは分かんないけど。
クールダウンしてたら、昨日に引き続き、突然の強い雨。どうにもここんとこ天気が不安定だ。
あと2,3分歩いてたかったんだけど、さっさと引き上げちゃう。雨なんで、放牧場での砂浴びは、ナシね。

白い身体を洗ってやって、リンゴやる。ヨーロピアン乗用馬は何でも食うからカワイイ。

※おまけ
みなさん、馬から降りるとき、どうやって降りてますか?
美浦乗馬苑での正しい降り方は、以下のとおり。
(1)馬上で横向きに座ります。(馬の左に降りるので、馬の右を向いて座る。)

(2)そのまま後ろに倒れます。伸身の後方宙返りの要領で。

(3)クリンとまわれば、足から着地できますね。

これが馬に負担をかけない、最も合理的な下馬のしかたです。はい、これホント!
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選挙・投票行動

2012-09-17 20:10:10 | 読んだ本
小林良彰 2000年 東京大学出版会
いやあ、前々回、選挙の話になりかけたんで、そんなつながり。
「社会科学の理論とモデル」シリーズの第1巻なんだけど、第2巻以降の10冊は持ってないよ。
実際の選挙結果と、投票行動≒どういう人がどういう理由でどういう投票をするのか、の理論(数理モデル)と、これまでの実証分析の成果を多数紹介してる本。
数理ってのは、理屈ね。
人間ってのは、いい加減でいて複雑な考え方したりする生き物なんだけど、まあ学問の対象としては、自分の利益を最大化しようとするという仮定に立って、社会的な行動を予測とかしないと、議論になんないよね。
だから、投票することで自分の得る効用と、投票にいくコストを比較して、コストのほうがでかければ棄権するとか、そういうモデルっていうか計算式を考えたりして。
候補者側からみると、より多くの有権者の票を獲得するためには、極端な方角に走ると支持が少なくなる、だから一番多そうな意見のとこへ寄っていく、そうしてくと二大政党制であっても、二つの陣営は同じとこ目指してくんで、有権者にとっては選択肢がなくなる、とか。
実際にあった選挙についての計量分析のほうは、日本だけぢゃなくアメリカの例とかも多数ある。
社会科学における計量分析において、なにが面白いって、本来数字ぢゃ表せないものを、どうやって変数に入れてくかっていうアイデアづくりである。
たとえば、選挙が接戦だったら投票に行く=自分の一票が重要な価値をもつなら投票する、ってのは、いかにもありそうな人間の心理。それが投票率に反映されたかどうか証明しようとするんなら、どうするか。たとえば、当選者と次点の者の票数の差を変数にする、とか自分で考えださなきゃなんない。(どっちが鶏・卵って議論は免れないんだけど。)
いわゆる理系とちがって、実験データとかだけぢゃなくて、無理くり自分で説明変数をつくるのが、楽しいんだよね。で、それがハマッて、いい結果(うまい説明)が出たら、これに勝る喜びはない。(実験室で再現不可能なものを科学とは言わない、とか言われちゃうと困るんだけど。)
いわゆる政治的な影響みたいなものを調べて抽出するのが目的の場合、説明変数のなかに、「これで決まるべきもの」と「これで決まっちゃいけないもの」を入れるのがコツですね。
単なる議席数予測のためだけぢゃなくて、人間の社会的行動≒他人にも係る意思決定がどう行われてるのか、なるべく客観的に分析すんのは、大事なことです。
第1章 「選挙・投票行動」に関する理論とモデルを学ぶ意味
第2章 投票参加に関する理論とモデル
第3章 投票方向に関する「地域特性」による理論とモデル
第4章 投票方向に関する「社会的属性」による理論とモデル
第5章 投票方向に関する「政党支持」による理論とモデル
第6章 投票方向に関する「争点態度」による理論とモデル
第7章 投票方向に関する「政治信頼」による理論とモデル
第8章 投票方向に関する「業績評価」による理論とモデル
第9章 投票方向に関する「候補者評価」による理論とモデル
第10章 投票方向に関する「選挙運動」による理論とモデル
第11章 「選挙・投票行動」に関する理論とモデルの課題
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GROOVIN' TIME

2012-09-15 20:38:31 | 忌野清志郎
忌野清志郎 Little Screaming Revue 1997年 東芝EMI
きのうのつづき、もういっちょ、キヨシロー。
キヨシローとスクリーミングレビューのグルービンタイム。
けっこういいロックンロールだと思う。
「ガラクタ」とか「メロメロ」とか「裸のマンモス」とか、歌詞はどうでもよくて、ノリがいい。

このアルバムんなかで、いちばんいいのは、なんといっても「ソングライター」
君が眠ってるあいだに この歌を書いたのさ
朝までかかって やっと作り上げたよ
夜中に雨が降ったこと
明け方 風が吹いたこと
知らないだろ Baby 教えてあげよう
君にこの歌をあげるよ
ぼくはソングライター
そう いつも歌を書いてる
ぼくはソングライター
自分のため 君のために 歌を作るのさ

『メロディーメーカー』とかもそうだけど、
なんもできないけど君のために歌をつくる・歌うよ、っていうモチーフがたまらないくらい、せつなく響く。
『ラプソディー』から脈々と続いている、キヨシローっぽい・らしい、ラブソングの形だと思う。
01.ガラクタ
02.気まぐれな女
03.メロメロ
04.裸のマンモス
05.鳥の歌はLove Love
06.不真面目にいこう
07.裏切り者のテーマ
08.ソングライター
09.風
10.浮いてる
11.夢見るグルーヴィン・タイム

※9月18日付記
「ラプソディー」では“バンドマン”って言葉が強く歌われてるのね。そこんとこキヨシローによる制作秘話によると、
>「おれは、バンドマンだ」っていう意識が強くて、サビのところは、だから“バンドマン歌ってよ”しかなかったのさ。
>だって“きみのパパもママも”、「バンドマンなんかに、うちの娘はやれません。」って、言ってる。
>そんなの変だよ。ちゃんとした職業なのに。
>ちゃんとしてるよ。精いっぱい、やってるんだからね。ステージに立った時、ぼくは、精いっぱいだぜ。ちゃんとやってるんだ。
>だから、「おれはバンドマンだ」っていうのは、「おれは教師だ」とか「私はカンゴ婦だ」とか「おれは政治家なんだ」っていうのと同じはず。スーパーマンなら、「おれはスーパーマンだ」っていうのと同じだよ。きっと同じ意識さ。
という意識による。
この「バンドマン」に込めたのと同じような思いが、「メロディーメーカー」とか「ソングライター」って言葉にも詰まってる、と私は思っている。
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夏の十字架

2012-09-14 20:35:36 | 忌野清志郎
ラフィータフィー 2000年 SWIM RECORDS
なんか政治の季節である。
ごちゃごちゃ権力闘争をしてるのを観察すんのはきらいぢゃない。
(でも私が政治学をやってたころは、自民党一党支配の時代だったせいか、話はもっと単純だった。当選回数と役職がリンクしてたし。)
なんだかんだ言って、選挙があるとワクワクしてしまう性格なんである。

で、それはいいとして、ここんとこキヨシローのこれを聴いている。
ムズムズと聴きたくなったのは「目覚まし時計は歌う(選挙ソング)」である。
起きろよBaby 今日はいい天気だ
で始まるこの曲、なにを言うかと思えば、
「選挙に行って投票しようぜ」
「誰か違う奴に 君の一票を託してみないか」
「何もしないより退屈しないぜ」
という民主主義の歌なんである。まあ、ニヒリズムにおちいるよりは、いいよね。
ただ、私が好きなフレーズは、無能な政治家テレビでよく笑う ってとこなんだけどね。
あと、このアルバムで好きなのは、「快適な暮らし」
俺は欲しい 申し分のない快適な暮らし
って、このテのことばをロックのリズムに乗せてしまうのは、さすがだと思う。

1.お元気ですかマーコさん?
2.目覚まし時計は歌う(選挙ソング)
3.警察に行ったのに
4.北国の少女
5.ライブ・ハウス
6.快適な暮らし
7.君が代 LIVE
8.プリプリ・ベイビー
9.誰も知らない
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