先週、横断幕について書きました。インターハイに出場する選手の横断幕を出場する本人にミシンで縫わせて作成させる。書いてもらうのだから作るのは当たり前だというような視点で物事を見ている人間に作ってもらいたくはないと思いました。インターハイに行くという事の意味、部活動を全力で取り組む事の意味を少しでも分かるなら「自分の物だから自分が手伝うのは当たり前」という発想にはならないはずです。絶対に許せませんでした。
陸上部は事前にその話をきいていたので断固拒否しようと思っていました。後で聞くと昨年は全国大会に出場した部活動の生徒を夏休みに1週間くらい強制的に家庭科室に集めて横断幕用の布を縫わせたようです。「作るのは当たり前」のような感じです。絶対におかしい。感覚が違いすぎる。上の人に話をしましたが全く伝わりません。「そんな事実があるのは知らない」と責任放棄。言葉は悪いかもしれませんがこれが現実です。前も書きましたがインターハイ出場が決まって「おめでとう」も「お疲れ様」もありません。これを望んでいるというわけではなく気持ちの問題です。全く応援しているという雰囲気が伝わってきませんから頭にきていました。
応援されるためにやっているわけではありません。しかし、横断幕を作るという意味が分からないというのは話しても無駄なんじゃないかと考えました。手作りの方がお金がかからないから…と言われましたが、そうではなくて気持ちの問題なのです。財政上、お金がかからないほうが助かるのは当然です。「全国頑張れ」という気持ちが込められた手作りなら喜んで作ってもらいます。今の状態が全く違うというのが伝わりません。もどかしい。うちだけお金をかけて作ることは出来ないと言われました。もう何を言っても仕方ないなと諦めました。
こうなったら絶対に気持ちの入ったモノを作ってやると思いました。どれだけの事なのかを分かってもらわないといけません。すぐに卒業した選手に連絡をしました。今回の経緯を説明し、「応援してくれる人間の力で横断幕を作りたい」と。インターハイに行くことの見えない価値を分かってくれる人間の力で作りたいと。卒業生に少しずつ寄付を募りました。このような形で作るのはどうなのかと言われるかもしれませんが、やはり「気持ち」の入った物を飾ってあげたかったので。
注文してから数日で届きました。卒業生が日替わりで学校に寄付を持ってきてくれました。顧問も寄付をしました。それで出来たのがこの懸垂幕です。正門から入って一番目立つところに張りました。作成する前に上の人に面談の中で「自分達で作って飾るけど本当に良いのか?」と話をしましたが、全く反応がなかったので関係なく張りました。多くの人が「おかしい」と言っていますし、今回の行動を応援してくれていました。どこを向いて教育をするのかが分かっていれば当然だと思います。
実際に飾ってみると見映えも良く、本当に良いものが出来たと思います。この価値は見た目だけではありません。これを作るまでに卒業生がうちの選手の事を想ってくれたこと、周りの先生方が応援してくれたことが大きいのです。形に現れている素晴らしさよりももっともっと大きな意味があります。私は卒業生の想い、心遣いを本当に嬉しく思います。この子達と一緒に陸上競技が出来たことを本当に誇りに思います。
今回の懸垂幕には「陸上競技部卒業生一同」という文字も入れました。ここにも大きな「想い」があります。
飾った後の練習前に選手を集めてこの懸垂幕の前で話をしました。この懸垂幕の見えない価値を伝えるためです。卒業生が今回のインターハイ出場を自分の事のように喜んでくれていることは理解しなければいけません。自分達が高校時代に一生懸命やってきたことだからその価値が分かる。卒業した後も見守ってくれているのです。深い関わりが無いかもしれませんがそれでも少し離れた場所で応援してくれているのです。
それに応えることができる選手になってもらいたいと思います。全員が目標意識を持って取り組むからこそ意味があるのです。
多くの人の想いを背負って取り組んでいきたいですね。来年に向けてしっかりと進んでいきます。
陸上部は事前にその話をきいていたので断固拒否しようと思っていました。後で聞くと昨年は全国大会に出場した部活動の生徒を夏休みに1週間くらい強制的に家庭科室に集めて横断幕用の布を縫わせたようです。「作るのは当たり前」のような感じです。絶対におかしい。感覚が違いすぎる。上の人に話をしましたが全く伝わりません。「そんな事実があるのは知らない」と責任放棄。言葉は悪いかもしれませんがこれが現実です。前も書きましたがインターハイ出場が決まって「おめでとう」も「お疲れ様」もありません。これを望んでいるというわけではなく気持ちの問題です。全く応援しているという雰囲気が伝わってきませんから頭にきていました。
応援されるためにやっているわけではありません。しかし、横断幕を作るという意味が分からないというのは話しても無駄なんじゃないかと考えました。手作りの方がお金がかからないから…と言われましたが、そうではなくて気持ちの問題なのです。財政上、お金がかからないほうが助かるのは当然です。「全国頑張れ」という気持ちが込められた手作りなら喜んで作ってもらいます。今の状態が全く違うというのが伝わりません。もどかしい。うちだけお金をかけて作ることは出来ないと言われました。もう何を言っても仕方ないなと諦めました。
こうなったら絶対に気持ちの入ったモノを作ってやると思いました。どれだけの事なのかを分かってもらわないといけません。すぐに卒業した選手に連絡をしました。今回の経緯を説明し、「応援してくれる人間の力で横断幕を作りたい」と。インターハイに行くことの見えない価値を分かってくれる人間の力で作りたいと。卒業生に少しずつ寄付を募りました。このような形で作るのはどうなのかと言われるかもしれませんが、やはり「気持ち」の入った物を飾ってあげたかったので。
注文してから数日で届きました。卒業生が日替わりで学校に寄付を持ってきてくれました。顧問も寄付をしました。それで出来たのがこの懸垂幕です。正門から入って一番目立つところに張りました。作成する前に上の人に面談の中で「自分達で作って飾るけど本当に良いのか?」と話をしましたが、全く反応がなかったので関係なく張りました。多くの人が「おかしい」と言っていますし、今回の行動を応援してくれていました。どこを向いて教育をするのかが分かっていれば当然だと思います。
実際に飾ってみると見映えも良く、本当に良いものが出来たと思います。この価値は見た目だけではありません。これを作るまでに卒業生がうちの選手の事を想ってくれたこと、周りの先生方が応援してくれたことが大きいのです。形に現れている素晴らしさよりももっともっと大きな意味があります。私は卒業生の想い、心遣いを本当に嬉しく思います。この子達と一緒に陸上競技が出来たことを本当に誇りに思います。
今回の懸垂幕には「陸上競技部卒業生一同」という文字も入れました。ここにも大きな「想い」があります。
飾った後の練習前に選手を集めてこの懸垂幕の前で話をしました。この懸垂幕の見えない価値を伝えるためです。卒業生が今回のインターハイ出場を自分の事のように喜んでくれていることは理解しなければいけません。自分達が高校時代に一生懸命やってきたことだからその価値が分かる。卒業した後も見守ってくれているのです。深い関わりが無いかもしれませんがそれでも少し離れた場所で応援してくれているのです。
それに応えることができる選手になってもらいたいと思います。全員が目標意識を持って取り組むからこそ意味があるのです。
多くの人の想いを背負って取り組んでいきたいですね。来年に向けてしっかりと進んでいきます。