kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

期末考査終了

2011-07-08 | 陸上競技
木曜日、期末考査最終日でした。朝から雨が降り続けていましたが何とか交通機関のマヒもなく無事に考査を実施することができました。不安だったのでかなり早い時間に出勤していました。電話はほとんど鳴ることはありませんでした。万が一に備えておくことは大切だと思います。何もなければそれで良いのです。あった時に困らないようにしておかなければいけません。

練習は久々にサーキットから始めました。時間が限られていたので優先順位を決めて取り組んできました。サーキットももちろん大切です。1時間程度の練習の中で全ては出来ませんからその都度やることを選んでやっていく必要があります。その後軸作り。動きのタイミングを取りながら進めていきました。

考査期間中身体作りと基本的な動きを交互に繰り返していきました。ひたすら追い込むというよいはきちんとした脚運びを身に付けることを最優先した形です。この日はもう一度脚運びの基本からやっていきました。静止した状態からの確認から壁を使っての引き出し。ここだけで30分程度は使ったでしょうか。しつこくしつこく身に付けさせていくしかありません。私はかなりしつこい。そして根に持つ(笑)。これが一番の近道になると信じてやっています。かなり繰り返して今度は階段へ。階段を使ったドリルで更に脚運びを意識させます。最初は軸作りを合わせたような形でのドリル。脚運びに集中してそこだけを徹底的に繰り返します。我ながらしつこい。
終了後は平地でスティックを使っての動き。片足ずつの脚運びをやったあとにもも上げ。少しずつ走りに近づけていきます。こういった地味な練習しか私は出来ません。一瞬で動きを変えるようなマジックは使えませんから丁寧に意識させてやる以外にはありません。
ここ最近動きを繰り返してきましたが、意欲的に取り組んでいる者は明らかに動きが変わってきました。かなりの時間をかけてやってきても変わらなかった事が本人が必死になって取り組んでいけば短時間で変わっていきます。ここは大きいと思います。脚運びが変わってきている者はやはり表情にも変化が見られます。当然ですね。

ここまできたら走らせても大丈夫だろうと思いバトン走をしました。疲れが抜けているのもあると思いますがスピードレベルもかなり上がっていました。このくらいの動きが実際のレースで出来れば面白いだろうなと思うものが数人います。普段は疲れている状態が当たり前のような感じですからきちんと走れると気持ちいいでしょうね。
バトン走のようにスピードを上げて走るときには基本的にはタイツかランパンで走らせます。試合に近い形でなけらば練習の質が落ちてしまいます。ここが出来ていない者が数人いました。問題です。言われてからハーフパンツを脱ぐというのでは遅い。誰のための練習なのかって話です。周りはこれを見て注意をしなければいけません。せっかく意識レベルが上がりつつあるのだからこういった基本的な事がしっかりとできないと価値が下がってしまいます。
また、バトン走の時に笑いながら走っている者がいました…。これは良くありません。どこか上手くいかない部分があったのかもしれませんが、笑いながら走るというのは真剣さが足りないと思います。実際のレース中に笑うことはあり得ません。そこは厳しく注意をしなければいけません。遊んでいるわけではないのですから。その姿を見てキャプテンが指導をしに行きました。「練習は試合と同じように集中してやらないと意味がない」と。チーム内で指摘しあえる雰囲気が出来てくるともうワンランク上の話ができると思います。

全体には「競技以外の細かい指導をしなければいけない間は絶対にチーム力は上がらない」と話しました。何度も言いますが速い者は何をしても速い。優れた指導者の所で速い選手が一生懸命にやればかなり速くなります。素人が指導していても速い者は速くなります。伸び率が違うだけです。これは比較できませんからわかりませんが。チーム力がある程度上がっていけば全体が見違えるほど強くなります。競技に集中して取り組める雰囲気作りが必要になると思っています。変わりつつある今だからこそもう一度徹底していくのです。かなり良くなってきていますがまだまだ甘い部分が数多く見られますが改善していけばもっともっと強くなっていきます。間違いないと思います。

これからです。しっかりと考え方を変えていきたいですね。
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時間を最大限に使う

2011-07-08 | 陸上競技
水曜日、少し走っておきたいと思っていたのですがあいにくの雨模様。これでは走れません。できるだけ走ろうと思っていたのですが考査の途中から雨が降り始めちょっと走るのは無理かなという状況でした。2年生の頭髪服装検査があったため更に練習開始が遅くなりました。朝の時点では走れるようであれば軸作りとバトン走と指示を出していました。グランド状態を見て確認をするように話していましたが「軸作り」の準備だけしていました。練習には流れがありますから全く走れないなら別の事をしたほうがいい。個々の判断は難しいとは思いますが。

仕方なく諦めて身体作りメニューへ変更。武道場に入りました。畳を移動させて補強ができるように準備。昨日の練習中と勉強会の時にちょっとどうかなと思う事がありました。また、ここ最近プレート歩行とシャフト補強のレストの過ごし方が気になっていました。グダグダしている時間が長いので早く進んでいくグループと差が開いていきます。そのため終了時間に大きな差がつきます。効率が悪くなるので。そのことを少し話して練習を開始させました。が、ほとんどの者が返事が小さい。意識したらできることをきちんとやらないといけない。それを何度も何度も言っています。全体的にもっともっと積極的になればチーム全体が大きく変わります。そこは本当に大事なことだと思います。これができなければこちらが求めていることの本当の意味が伝わりません。ちょっと声が荒くなりました。

それ以後の練習はほとんど休むことなく身体を動かし続けることができました。こうやって指導者側からコントロールされて練習をするのではなく、自分の意志できちんとした形で練習を進めていかなければいけないのです。高校生レベルでは仕方ない部分がありますがいつまでも「高校生だから」ではなく、自分自身のために練習の効率を上げていく必要があるのです。ぐったりしていましたが当然です。短時間で高い負荷をかけるというのは簡単なことではありません。自らの強い意志で成し遂げるものです。ここで楽を覚えると良いことはありません。

最後に雨が止んだので坂道を数本走りました。全く走らないというのは良くないので。あくまで走るための体幹作りです。ここを見落としてしまったら意味がありません。この練習の前にチームの雰囲気作りのための話をしました。今は「来年インターハイを狙えるチームにする」ことが最大の目標です。3年生の一部が続けていますが、中国大会が終わった時点で1年間掛けてインターハイに向けての準備を始めなければ間に合いません。これに関しては色々な考え方があると思いますが、県新人・中国新人・県体はあくまで来年に向けての通過点でしかありません。そういうスタンスでやっていかなければいけないと思っています。

意思統一を図らなければいけないと思います。きついことを言うようですがチームの和を乱すような事を許していけば必ず崩れます。細かいことですがきちんとしていきたいと思います。
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