kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

どうやって戦うか

2011-07-23 | 陸上競技
指導者で集まると色々な話をします。話があちこち飛んでしまうこともありますが時間をかけて今後のことを話し合ったりします。同年代の指導者とはほとんどこの辺りの話が中心です。

今のところ私は運良く選手に恵まれています。ここ数年間は中国大会に行くのは「当たり前」となってきましたし、昨年に引き続きインターハイに出場することもできました。それとは反対になかなか選手が集まらない指導者もいます。同年代だからこそ「想い」を共有できる部分もあります。逆に同年代だからこそ「先にインターハイに行かれた」という悔しさもあると想います。感情論ではなく人間ですから当然だと思います。逆にこれがなければ指導者としては成長しないと思います。「あいつにできるのだから自分も必ず」という気持ちがなければ勉強もしませんし、選手を育てていこうという気持ちにはなりません。今はたまたまうちに選手がいてくれるのでそれなりに結果は出せていますが、いつ逆転してもおかしくないと思います。

そんな中で「これからどうやって戦うか」を真剣に話します。人口が違う、スタートラインが違うという否定的なことだけでは何も生まれません。この部分は変えようのない現実ですが、そこをどうこういったところで何も変わらないのです。そこを克服するためには他県に行って選手を集めるしかなくなるでしょう。こんな考え方では間違いなくどこへ行っても選手は集められないと思います。「今目の前にいる選手をどう育てるか」です。ここに目を向けていかないと指導者自身も成長はしません。こういう感覚が同じ指導者と話すと普段とは違った形で真剣に話すことができるようになります。幸い私の周りには同年代で一生懸命やっている指導者がいますから大きな刺激を受けることができます。恵まれていると思います。良い選手が来たから強い、中国大会に行く、インターハイに行くというのでは面白くありません。安定して力を発揮できるチーム作りが必要になっていくと思います。

昨年の冬からは「合同練習」の機会を増やしました。自分の所だけではなく全体を見ていく必要がある。地区のレベルが上がらない限りは県でも中国でも戦うことはできない。そういう意見で考えが一致して定期的に一緒に練習をしていきました。この効果がどれだけあったのかは数値としては分かりません。しかし、意識付けの部分としては大きいと思います。思うことは「一生懸命やる指導者」が集まれば大きな力が生まれるということ。「参加させてください」というだけでは良くありません。目の前の選手をどうにかしたいから一緒にやろうというのであればこちらも大きな刺激を受けます。しかし、人に任せて「やっておいて」だけでは絶対に変わりません。次選手がいたときにも同じ事です。理屈だけでは世の中は回りません。機会を生かすことは大切だと思います。私はしつこいので気になったことがあればひたすら聞きます。相手は迷惑だと思いますが、こういう機会しか勉強はできませんから。

私のような若輩者が考えるのだから年配の方はもっともっと真剣に考えておられると思います。しかし、同年代の指導者と一緒に考え、悪戦苦闘して進んでいくことできっと追い越せると思っています。同年代でも「すごいですね」で終わるようでは一緒に進んではいけないかもしれません。もっと貪欲に貪欲にやっていく指導者になっていきたいと思います。同年代に素晴らしい指導者がいます。負けたくはないですね。同じ方向を向いて、時には協力し、時にはライバル関係を持ち進んでいきたいと思います。

ちょっと真面目な話になりました。エネルギーをもらいました。負けません(笑)。
コメント
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