kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ナイター出場

2011-07-10 | 陸上競技
土曜日、インターハイに出場する者は下関のナイター陸上に出場することにしました。インターハイ前に試合感覚を養っておきたいというのがメインの理由です。色々と調べていきましたがなかなか良いタイミングでのレースがありませんでした。インターハイ1週間前にレースがあったのですがさすがにこれは無理して出るようなものではないなと判断して約1か月前に1本だけ走ることにしました。

このため金曜日の練習は少し早めに終わらせました。考査期間中だったこともありこの2週間は1時間程度の練習しかできていません。疲れが抜けるという意味では良かったかなと思いますが、全体的に見て練習不足です(笑)。本来なら色々とやっておきたかったのですが、この2週間は60mを中心走って、更にスタートから30mまでの加速段階を意識した練習を中心にやって来ました。練習の全ては学校で進めてきたので出来ることをやっていきました。ここ最近やって来たことがどれだけ上手く身に付いているかを確認するためにも良いタイミングです。とはいえ、調整というものは全くやっていません。記録を追っていって調整、調整で過ごしていくことには意味がないと思います。あくまでもインターハイや来年に向けてやっていきます。練習の一環の中で今の課題を明確にしていこうというものです。

午後から出発して2時前に競技場に到着。1次アップとして室内練習場で身体を動かしました。レースは1本だけですから予選があるというつもりでしっかりと身体を動かしておきたいと思っていました。アップ終了後は屋外に出てスタートの確認。学校では場所的な問題もあり30m前後までしかスタート練習が出来ていません。競技場までいけば60mまでできるのですが移動時間等を考えるともったいなかったので…。考査期間中は割り切って30mまで。そのためせっかく競技場で走れるチャンスを利用して60m近くまでの走りを数本やりました。ある程度は感じ良く走れるようになってきたと思います。
今回のレースは1レーンでした。最初の15mまでは新しくなったタータン、それ以後はザクザク刺さるタータン(笑)。本人の感覚を聞くと「タータンからいきなり土になったみたい」だと言っていました。まー走らせてもらえるだけありがたい事ですから(笑)。

レースは最初の30mまでは本当にスムーズに走ることができました。3レーンな11秒台を持っている選手がいましたがここまでは比較的付いて行くことができました。加速段階から中間に入っていく部分でグッと差を広げられてしまいましたが、後半はその差を維持してフィニッシュ。残念ながら追い風参考になってしまいましたが走りの流れとしては悪くないと思います。記録は12秒44と良い記録でした。中国大会で公認記録で12秒36を出していますがこれは条件が重なって出た記録だと思います。いつもこの記録が出るとは思っていません。まずは12秒4台を安定して出せるようになっていき12秒2台を狙えるようになると思います。全く調整していない中でこのタイムですから合格点ですね。

レースの中でここまでやってきた事は出せたと思います。これからは更に実戦につながるような形でやっていきたいですね。これに関してはまたアドバイスをもらえたので自分のスタイルを確立しながら組み立てていきたいですね。全体のレベルを引き上げていくためにもしっかりと取り組んでいきたいと思います。通過点としては良いと思います。次に目を向けます。
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冬期練習

2011-07-10 | 陸上競技
土曜日、グランドが全く使えず練習場所がありませんでした。こうなるであろうという予測はしていました。屋外で身体作りをやろうという計画をしていたのですが、前々からうちが練習をしている途中に平気で話しかけてくる者がいて選手の何人かはそれを嫌がっていました。他が練習をしているのに邪魔できる感覚が分かりません。そのため関わらない所でやろうと決めて全て武道場でやることにしました。

最初はサーキットから。かなり暑いので1セットで少し休みを挟んでからもう1セット。2セット連続は少しキツいかなという感じがあったので。少しだけ優しさを見せました(笑)。この日は本当に冬期練習のようなメニューを予定していました。夏に向けてもう一度しっかりと作り直していきたいという気持ちがありましたから。BOX補強を丁寧に指導しながらやっていきました。股関節の強化をするのですが、それだけでなく可動域を大きくしていきたいという気持ちがありました。今までやってきた動きを見てみると人によって形が違います。こちらが狙いとしているものとはかなり違います。前日にやっていた動きにも重なる部分があります。しっかりと伸びた後にはビュンと縮むはずです。そこまで意識してやっていきたいですね。練習導入段階では「形」も大切になります。まずはやろうとしている事が出来なければいけないからです。最初からきちんとした意識で出来ることはありませんから。その「形」に慣れてきたら狙いとする部分に意識を持っていく事が大切になっていきます。この段階ではゆっくりとやらないと動きの意識は難しいと思います。。早くやっても
形だけの練習になってしまいます。大きな「差」になっていくと思いますね。

その後はいつも通りのプレート歩行とシャフト補強。ここも意識してやっていかないと使わないといけない部分に刺激が入りません。ここ最近強く思うのですが「やるだけの練習」ほど意味のないことはありません。一生懸命やっているという感じでもそれは「自己満足」でしかないのです。本来の狙いとする部分とは違う動きをして疲労してもそこは無意味なのです。「練習をやった」という意味では評価できるかもしれませんが結局速く走るためにはプラスにならないのです。ここまできたら自己満足のためにやることはできません。本来の目的に合った練習をすることの意味を感じ取らないといけなくなります。動きが雑になる者はなかなか動きが変化しません。後は自分で勝手にやってしまう者も同様。こちらの話を聞かない間は何も変わらないのですから。

最後に少し話をしました。考査期間中は基本的な練習が中心でした。これからは週に2~3回はしっかりと走る練習を入れていきます。短時間では出来なかったことが出来るようになっていきます。県新人まであと70日くらいでしょうか。試合前の1日も60日前ね1日も同じ1日なのです。この感覚を持ち続けてもらいたいと思います。今やらなければいけないことを先伸ばしにしないでやっていく。毎日100%の練習ができる者と70%しかできない者。70日経てばこれは大きな「差」になります。取り返しのつかない「差」です。毎日の積み重ねだけが結果を変えていくのですから。

この手の話はかなりしているつもりです。言葉を変えながらも様々な話をしてきたと思います。なかなか全ては伝わりませんが言い続けていくしかないと思います。きつい練習は誰もが嫌だと思います。「嫌だ」と思ってやるか、「何も考えない」でとりあえずやるか、「きついけど必要」と思ってやるか。同じ練習でも全く違ってきます。苦しいときに自分を支えるのは大きな「目標」です。ここが明確になれば何でもできると思います。

これからが本番です。
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