kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体合宿3日目

2011-07-19 | 陸上競技
国体合宿3日目、最終日でした。この日は朝から雨がパラついていましたが前日までと比べると非常に過ごしやすかったですね。そこまでの2日間が暑すぎです。考えられないレベルでした。

この日はハードルはヨンパのみ。午前中は前半の入りのための練習としました。2人いましたが1人は走りが上下していてスピードが上がらない。もう1人は前半を17歩から16歩にする導入段階でした。課題は明確でしたから付きっきりで修正することに。1本ずつ走りを確認しながらどうしていくかを問いました。自分のところの選手ではありませんから様子を見ながらやっていきました。万が一怪我をさせてしまったら申し訳ないですからね。任せてもらえたので非常にやりやすかったです。前日に走りの基本的な部分をしつこく確認していましたから動きはよかったと思います。しっかりと走って行くことが大切だと思っていますからハードリングだけにならないようにしました。速いスピードでのハードリングが出来るように繰り返していきました。


午後は今回のテーマとなっているハイスピードでのハードリングのまとめ的な練習。やってみたいなと思っていたのですがなかなか実施する機会がなかったので今回は実験的に(笑)。イメージしていた通りの練習が出来ました。最後は15歩で余裕を持って走ることが出来ていました。逆足を使った時には14歩で走れるようになっていました。普段から鍛えられているというのが分かります。私が指導したから出来るようになったなんてことは思っていません。きっかけを与えただけです。このような形式の合宿で全てを教えるのは不可能です。知っている知識を与えていって指導したつもりになるのは最も避けたいことです。何も教えないのも問題ですが、無駄にあれこれいうのも問題です。処理しきれない情報は混乱を招きます。その時その時で必要だと思う水準の指導をしていくことは大切だと思います。最終的に到達するレベルの動きを教えようとしてもその前段階が出来ていなければ意味のないものになってしまいます。

短距離はほぼフリーだったようなのでうちの選手は200mのスタート練習をさせました。信頼できる方に強引にお願いして動きを見てもらいました。この日はスピードに乗っていけばかなり走れるという状態でした。前日かなりやっているのでスタンディングからの走りはよくなっていました。あとはスタブロからの出をどうするかです。本人の感覚的には浮いてしまったり潰れたりとなかなか安定しなかったようです。速く走ろうとして重心の移動が無くなっている状態。これでは前には進みません。逆に意識しすぎて大きくなっていた部分もあったようです。なかなか噛み合いません。繰り返していくうちに感覚をつかんでスムーズに進むようになったとのこと。全ては見ていませんが私が見たときにも良い動きをしていましたからこれが本物になっていけば面白いですね。
その後直線で60mのスタートを何本か生かせました。これも高いレベルで安定して走っている感じがありました。この走りが前日に出来ていたら…という部分があります。無い物ねだりですか(笑)。前日50m地点でやっと追い付いていた選手に30mに行くまでに追い付いてスーと逆転。相対的に見てだけではあまり意味はないのですが、スタートを見てもらった方も良くなってきたという評価をしてくれていました。加速から中間に入る部分の動きもある程度改善されてきました。安定させていかないといけません。

脚に張りがあるようなのでトレーナーの方に見てもらいました。こういった部分にしっかりと本人が目を向けていくようにならなければ本当の成長はありません。質が高い練習をするためには身体のケアが大切です。良い練習が出来ても継続できなければ意味がありませんからね。この辺りは繰り返し話をしました。翌日整体に予約を入れて行くようにさせました。練習が終わった瞬間から次に向けてやっていかないといけませんから。

インターハイまで3週間を切りました。あと10日位しかしっかりと練習できる時はありません。時間を有効に使っていきたいと思います。
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