kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

掃除をする

2011-07-15 | 陸上競技
金曜日、授業の時間を1時間使って実習棟の掃除をしようということになりました。普段の大掃除は30分程度しか取れません。7月一杯で産休に入られる先生が「休みに入る前にキレイにしたい」と言われたので選択授業のうちのいくつかの授業の時間に掃除に当たりました。めちゃくちゃキレイ好きですから逆らえません(笑)。

私は廊下の掃除係りを任命されました。素直に従います(笑)。うちの学校にはポリッシャーという電動の掃除機械があります。よくサマンサジャパンや清掃業者が床をキレイにするために使うやつです。高速で回転して床を磨きあげます。前回卒業生を送り出した時には教室をキレイにしました。ある程度上手く使えるようになっている自信がありました。生徒に使用させて怪我をするといけないので私がやることにしました。
しかし、何故かむちゃくちゃパワーが増していました。とても1人で支えきれるレベルでは無くなっていました。最初はいつも通りに使おうとしましたが電源を入れると暴れ馬のように制御が利きません。抑えるレベルの動きではありません。持っている手が吹き飛ばされる感じでした。このままではまずいというので全力で止めにかかりましたがやはり無理でした。足にぶつかって胸にもハンドルが当たり大変なことになりました…。足首に大きなダメージを受け、太股や逆足の足首、胸は完全に打撲です。命懸けで止めました。笑えないくらい全力です。
1人では無理なので本体を数人で押さえながらやってみましたがそれでもコントロール出来ないくらいのパワーでした。後で確認してみると工業系でも使おうとして体重100キロ以上ありそうな教員が押さえていても全くダメだったという事でした。使い方の問題ではなく何故か大幅パワーアップしていたのです。かなり痛いですがこれは労災なんじゃないかと思いますね。言っても伝わらないだろうから言いませんが。

仕方ないので廊下担当の生徒と一緒にクレンザーと硬いスポンジで擦りながらキレイにしていくことにしました。もちろん簡単なことではありませんがやろうと言い出した先生の気持ちを大切にしたいと思ったので。自分が職場から離れる前に少しでも実習棟をきれいにしておきたいという気持ちからです。汲み取らないといけません。

生徒は全力でスポンジで磨いてくれました。他の掃除が終わった生徒も協力してくれました。しかし、1時間では到底終わりません。次の時間は私が担任をしているクラスの授業です。この掃除は半分はうちのクラスの生徒がやっていました。私の独断で生徒に次の時間も実習棟の掃除を続けると伝えました。普段なら面倒だと言いそうなものですが、40人全員が全力で掃除をする事に承諾してくれました。廊下を磨く者、トイレ掃除をする者、窓磨きをする者とクラスの40人全員が手を抜かず一生懸命にやってくれました。これはすごく嬉しかったですね。私も全力でやっていましたから生徒もやらなければいけないという雰囲気があったのかもしれませんが(笑)。

授業は2時間なくなってしまいました。しかし、それよりももっと大きな意味がある時間だったと思います。終わった後、多くの生徒が充実した表情をしていました。こういう経験をしていくことが大切なのです。座って学ぶこと以外の事が大事だったりします。みんなで1つのことをやっていく中でコミュニケーションを取ったり、時間を共有していく。普段は分からないクラスメイトの一面を知ることができる。色々な関わり方をしていく事で人間の幅が広がっていきます。

大切な時間だったと思います。私も多くの生徒と話をしながらやることが出来ました。貴重な時間でした。足は痛いですが(笑)。
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熱中症は怖い…

2011-07-15 | 陸上競技
先日、広島の高校野球の試合で熱中症により複数の選手が倒れてしまい、没収試合となったことに少しだけ触れました。守備につく人がいなくなった場合は没収試合となる。これを私は「引き分け再試合」だと考えていました。が、詳しく聞いてみると没収試合とは「人数が足りなくなった方が負け」となるものだそうです。これ以上試合が続けられないからそこで終わり。得点上は勝っていても負け試合となってしまうようです。辛いですね。この試合は延長戦までもつれ込んでいたためそこまでの人数が出場不可能になったのだとは思いますが、新聞によると両チーム合わせて10人以上が試合に出られない状態になっていたということでした(20人?)。

このような状態であれは早い段階で対策は打てなかったのかと思います。全ての試合に影響してきますから簡単にはいかない部分が多いとは思いますが、3年生にとっては大きな事です。決着がつくまできちんと戦わせてあげたいと感じました。納得できる負けかどうかは大きい。まー負けて納得というのはあり得ないのですが…。微妙なニュアンスですが大きく違うと思います。

昨日県内の高校でも熱中症により複数の生徒が体調不良を訴え数人は救急車で病院に運ばれたというニュースを見ました。30人以上が熱中症の症状だったようです。大きな事件です。昼の1時過ぎの出来事のようですから水分不足が原因だとは考えにくい。食事の時に水分は補給しているでしょうから。昼食時にクーラーが効いている涼しい部屋に入った後にいきなり炎天下に出たのが大きく影響しているのではないかと思います。温度差が激しすぎます。いきなり30人以上ですからね…。

私としては当たり前だと思っていることであっても選手は全く分かっていないことがあります。今年学内にクーラーが入る時に念のために全体に「家ではできるだけクーラーを使わないようにしないと練習が出来なくなるから気を付けるように」話しました。すると「23度に設定して過ごしていた」という者が…。非常に危険だと思いますね。この状態で何も言わなかったら間違いなく熱中症で体調を崩していたと思います。細かいことですがやはり言い続けないとダメだなと感じました。
練習中には水道で顔を洗ったり手足を濡らして表面の温度を下げるように指示をしています。水分摂取は当たり前ですがこういったこともしつこく言っていかなければいけないと感じています。時には頭から水を被ることも必要になるでしょう。自分達の工夫次第でいくらでも予防はできます。暑さに慣れているから大丈夫なんてことはありません。

これから暑い中での練習が続きます。細心の注意を払ってやっていきたいと思います。
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