kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ポイント練習&走り込み

2011-07-30 | 陸上競技
土曜日、インターハイ前のポイント練習としました。他の者は通常通りの練習です。全体でインターハイ選手を強くするという課題を持ってやっていくと決めていましたからポイント練習がメインです。

アップはジョグのみ。出来るだけメインに時間を取りたかったので早く動くようにしました。ドリルには時間をかけようと思っていましたから。先日から丁寧にやってきている脚運びをやりました。インターハイ選手も最終確認です。戦うためには基本に忠実にやっていくことが必要になります。動きを見ていると数人は運び方がよくなってきています。運び方と接地がポイントになってきますがこれが出来るようになりかどうかで全く違います。やはりここまでの繰り返しが大切になります。雑にやっている者は効果が出てきません。
最初に重心移動がほとんどない状態で丁寧にやり、次の段階で移動を伴いながらの脚運び。移動をする時の接地ポイントについても少し説明しました。いつもやっている動きと全く同じですが感覚的に変わってきます。スピードが微妙なのできちんと意識できないと前接地になってしまいますから難しい。きちんと引き出して真下に持ってくるという意識を持たせました。動きのキレがある者が数人いました。この段階で走れるだろうなというのが分かります。ドリルが上手いだけではなく全体のバランスが必要になってきますから。

見ていると自分のやり易い動きだけをやっている者もいました。今までの走りではいけないから変えるために様々な技術練習をやってきているのです。今までの動きを変えていくのに、今まで通りの動きをしていたら速くはなりません。軸足の膝を抜けない(分かりづらいですが指導の中では使っています)。しっかりと引き出されない動きでは腰も進みません。変える気になれば必ず変わるのですが…。

ドリル終了後、すぐにスタート練習へ。インターハイ出場種目は200mですから全体でカーブでのSDをすることにしました。基本的なスタブロの置き方から確認をしました。直線のスタート練習は比較的やっていますがカーブではやっていません。定期的にやっていますが、最後の確認という感じですね。30mと60mをやりましたが感じとしては非常に良かったですね。ここで安定して走れてくると戦えるようになってきます。全体的に見ると起き上がるのが早い感じを受けました。カーブですから仕方ない部分がありますが加速がしっかりとできません。定期的にやっていかないといけないですね。

その後オーバースピードトレーニングをするためにトゥトレを2本ずつ。これは木曜日に走った時に「スピード刺激が足りないかな」と思ったので入れることにしました。理由は明確ではありませんし根拠があるかと言われたら全くありません(笑)。1週間後がレースですから高いスピード刺激を入れられるのはこの日までかなと。多少崩れても速く動かしておく事が大切かなと思って走らせました。

終了後はポイント練習と走り込みに分けました。インターハイ選手はスタブロからの150m+α、その他の選手は木曜日と同じ形でやりました。SDからは外側に男子を1人走らせて実際のレースに近い形にしました。外側にかなり強い選手がいますからそれを意識して硬くならないようにしなければいけません。スタートはかなり安定してきました。風が回っていましたが19秒11で走れました。25秒20切りを目指してやっていきたいと思っていますが可能性が出てきました。
他の者はしっかりと走らせました。戦うためには今がため込む時期です。この夏の取り組みが今後の結果を決めます。苦しいときにどれだけ粘れるか、力を出しきれるか。男子はこの中からリーダーになってくれないと来年も戦えません。自分のことだけではなく周りを見渡せるようにならないといけないのです。練習中に走れば良いわけではないです。ここが分かってくれるようにならないと全体のレベルは上がりません。
女子は3人までは計算できるようになってきました。あと1人…。これがこの夏の大きな課題。上で戦うためにはもっと貪欲にならないといけません。現状に満足せずにチーム内でライバル心をむき出しにして戦って欲しいと思います。まだまだ優しいですね。

最後にペアでランジを。走っただけではなく必要な負荷をかけておきたいと思います。しっかりと声を出してやっていました。当然ですが。

良い練習が出来たと思います。すぐに次に向けてやっていかないといけません。現状に満足しないでもらいたいですね。最近補強をどれだけやっているのか分からない部分があるのでここはもう一度念押しをしました。これだけ言ってやらないようなら選手には向かないかもしれないですね。自分のためにしっかりとやれる者だけが強くなります。自覚してもらいたいですね。

インターハイに向かって全体の意識レベルを上げていきたいですね。
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股関節と体幹

2011-07-30 | 陸上競技
股関節と体幹というblogタイトルにすると「流行り」と思われるかもしれません(笑)。この部分に関してはかなり前からやってきています。木曜日に走りを見ていてこれでは怪我をしてしまうなという選手がいました。技術的なことをやる以前に基本的な筋力が不足しているのだろうなというのが明らかな感じを受けました。案の定、足が痛いと言い出しました。まー当然の結果ですね。そういう走りですから。

こういう部分を克服するために股関節(脚を引き上げるための筋肉)をしっかりと強化していかなければいけないと感じました。普段からかなりやってはいますが、継続的に練習の中に取り入れていかなければいけません。ハードルリズムスキップを身体作りの日にはやっていこうと思います。負荷をかけるためには脚を伸ばしてやるほうが良いですが(説明省略(笑))、走りに結び付けるためにはしっかりと膝を意識してやったほうが良いと思っています。地味ですが長期的に見て成果を出せるようにしていきたいと。加えて股関節が硬い者が多いのでそこを動きの中で改善できるようにしました。この手の動きをする中で切り替えのタイミングも意識させていきたいと思っています。これをやるなかで同じように脚の引き上げが出来るようになっていくはずです。実際の動きに近い状態で強化していきたいと思います。

その後はいつも通り。外補強です。どれだけ自分で負荷をかけることができるかが大切になっていきます。体幹補強も流行りですから色々な学校でやっていると思います。しっかりと工夫をして実践的な練習にしていきたいと考えています。最近は投擲が購入したケトルも使わせてもらっています。BOXを使ってジャンプトレーニングを導入しました。出来るだけ負担がかからずに瞬発的に力を発揮したいという考えの元に始めました。多分良いんじゃないかなと思います(笑)。走るトレーニングの日にはスキップやランジをやっていき身体作りの日には少しジャンプ系を入れていきたいと思います。下半身(脚)にかかる負担を少しでも減らしていきたいので。最大限に配慮していますがあとは本人達がどれだけ真剣に考えてくれるかですね。

この辺りで私は保護者会へ。最近あまりできていない下半身を動かす腹筋をしっかりとやっておくように指示を出してから行きました。これも大切な要素だと思います。継続してやっていかないと結果が出ない事がたくさんあります。時間はかかりますがこれが一番の近道になります。地道にやっていきたいと思います。こういう時に大切なのは「本人の自覚」です。最終的にやるのは選手自身です。この事は全てを決めるといっても過言ではないと思っています。

陸上はシンプルです。だからこそやらないといけないことがある。様々なアプローチでやっていこうと思います。
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保護者会終了

2011-07-30 | 陸上競技
月曜日から始めた保護者会、やっと終わりました。忙しい中日程を調整してもらい保護者の方には学校に足を運んでいただきました。20~30分程度の懇談ですが40人いるとかなりの時間になります。今回はインターハイの関係で午前中は練習を見ることにしていました。これは生徒に話をして保護者に理解して欲しいと伝えました。インターハイ前の1週間全く練習が見れないというのは問題ですし、インターハイから帰ってきてすぐに保護者会をやるほどエネルギーは残っていないと思ったので。

ほとんどの保護者が私たちの取り組みに関してご理解をいただけていました。社交辞令の部分もありますが「先生のことが好きで色々話をしてくれている」と言われるとこちらとしても悪い気はしません(笑)。クラスの生徒とは仲良くやっていますからね。授業中の態度が悪くて激ギレしたことも保護者には伝わっていましたが、「ダメなものはダメだとしっかり教えてほしい」と言われました。保護者の理解があれば子どもたちは本当に成長していきます。自分の子供は誰もかわいい。私も同じです。しかし、過保護になってしまって「注意を受けたらダメ」と認識してしまうと子どもたちは成長しません。「家で言っても反抗的な態度をとるので・・・」と言われる部分があります。学校というのは教育現場です。家庭を離れたところできちんとしたことを教える、集団の中での自分の役割を考えさせるという意味では本当に大事な場所だと思います。「勉強・勉強」と座って何かを覚えるだけでは感じ取れないことがあるのです。

ちょっと大変なこともありました。こちらも負けじと話をしました。自分の主張が正しいと思われると良いことではありませんから。言われていることが正しい部分もありますが、「まずは自分のことをきちんとしなければいけない」というのは伝えていかないといけません。かなり挑戦的なこともありました。「お茶の入れ方も分らないような高校生は絶対に採用しない」と言われましたが、「大学を卒業したらお茶が入れられるようになるのですか?」と切り返しました。「公開授業の時、社債・国債の説明で日銀総裁がなぜ国債を発行しなかったのかを説明したほうが保護者は喜んだのではないか?」とも言われましたが、「保護者のために授業をやっていわけではありませんから」と伝えました。明らかに挑戦的な話が多かったので「私を試しているのだろうな」と感じました。信頼できない担任なのでしょう。これ以上は書きませんが「意図的」だと思われることが多くありました。

楽しく学校に通ってくれていると多くの保護者が話していました。こういう部分が支えになります。もちろん指摘されることも多くあります。それでもこうやって面と向かって話をすることで共通の認識を持つことができます。大切なことです。冷房の中で背生活をしていたので肩が凝っています。体調も微妙。仕方ないですが(笑)。

午後からだけの面談なのでかなり大変でしたがなんとかやり終えました。今からはインターハイに向けて最終調整に入りたいと思います。
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