kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

バタバタ

2011-07-26 | 陸上競技
月曜日、さすがに練習は休みとしました。2日で4回の練習ですから疲労が蓄積している部分もあるでしょう。私は朝から職場へ。まー当然の話です。練習があろうとなかろうとやらなければいけません。この日はインターハイの宿舎や交通手段の確認、国体最終予選の参加料の支払い、次回合宿の準備、保護者会の準備とバタバタ動いていました。

今回はインターハイに行く前に保護者会をすることにしていました。インターハイから戻ってきてからすぐに国体最終予選もあります。国体合宿も実施されますから本当に面談をする時間が確保するのが困難でした。インターハイの直前に全く練習を見ないというのは避けないといけないと考えていたので保護者会の日程は全て12時以降にしていました。全てを上手く回すためには自分がやれば済む話ですからね。

日程を決めるときには比較的余裕があると思って12時からにしていたのですが良く考えてみると食事をする暇がない!!面談の合間に食事を買いに行こうと思っていたら、日程変更の電話がかかってきたりして気が付くと夕方(笑)。やはり余裕を持っておかないとダメですね。

お腹を空かせていると同僚(かなり年配ですが)が温泉卵を差し入れてくれました。私は玉子が好きなのを知っていての差し入れです。ありがたいですね。が、食べる手段がないので結局我慢(笑)。ほとんど何も食べずに過ごしました。

ここ最近色々とお酒を飲む機会が多かったのでしばらく禁酒しようと思っていました。帰宅後も飲まずに我慢。が、うちの奥さんが気を利かして酎ハイを買ってきたのであえなく挫折(笑)。意志が弱い。少しのお酒は元気になるから良いんですけどね。

結局全く休めずです。厚生休暇なるものがこの世に存在するらしいのですが基本的に取るタイミングがありません。どうなんでしょうか。ある程度は好きでやっているので仕方ないといえばそこまでなのですが。バタバタした1日でした。
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試合の流れを考える

2011-07-26 | 陸上競技
合宿中に夏の高校野球の県予選をやっていました。この試合を見ながら色々と考えることがありました。優勝候補に挙げられている学校が思いも寄らぬ所で敗退してしまうということが多々ありました。我々は評論家ではありませんからあれこれ言っても意味はないのかもしれませんが「高校スポーツ」について考えさせられることがあったと思います。

指導云々について考えさせられるのではなく「試合の流れ」についての話が多く出ました。これは目の前の試合だけではなく、その前の段階からの試合についての話です。陸上競技でいえば「支部大会」「県選手権」「県総体」「中国大会」という流れです。高校野球はトーナメント制ですから1回戦、2回戦という流れがあるのだと思います。私はそこまで詳しく考えていませんでしたが他の方の話を聞くと納得することが多くありました。

優勝候補のチームが初戦の先発投手をエースではなく準エースを登板させたということでした。これにより初戦はかなり苦しみ何とか勝ったというゲームでした。力的には断トツで強かったようですが最初の試合から流れがつかみきれません。初戦でエースではない投手を登板させるということは「楽勝」だという感じがあったのでしょう。そういう意図はなくても選手は高校生ですから指導者のそういう部分を感じ取るのではないかという事を言われていました。なるほどという感じです。指導者にそういう意図はなくても「万全を尽くす」という観点からしても流れができない。最初にエースを登板させて相手に「強い」「勝てない」と思わせてから早い段階で投手を代える方が流れができるかもしれません。結果論といえば結果論になるのかもしれませんが、たいていの場合当てはまりますね。

陸上競技でも「予選」「準決勝」「決勝」という流れがあります。力があるからといって予選・準決勝を適当に走り決勝だけ力を出そうと思ってもなかなか上手く行きません。そのパターンで県総体を通過したとしても中国大会では上手く行かないかもしれません。ましてインターハイでは100%予選落ちになります。当然です。全てに流れがありませんから。決勝で良いレースをするためには最初の段階からきちんと組み立てていく必要があります。以前、高校総体の400mHで予選の走りを指示しました。予選とはいえ300mまではきちんと走っておくこと、と。しかし、何を思ったか200m地点でスピードが緩みました。何かと思って聞いてみると「大丈夫と思って流した」という返事。うーん、良くありません。案の定、準決勝の走りもなんとか走ってギリギリ決勝へ。決勝も精彩を欠きやっとゴールまでたどり着いたというレースとなってしまいました。200mで流したから決勝が走れなかったとは言い切れませんが、やはり上手く流れが作れていないのは間違いないと思います。特に高校生ですからこの辺りのことは顕著に出てきます。

また、強豪校を破ったチームの表情を見て「これで終わりだね」と言われていました。選手の表情が「満足している」という事でした。通常なら勝てない相手に勝つ。ここに勝ったのだから自分達は甲子園に行けるという自信(過信)も生まれたはずです。「勝って兜の緒を締めよ」の言葉通りに、まだ何も終わっていないのです。次の試合に向けて気持ちを更に引き締めなければいけない。強豪校に勝つことを目標にしているはずではありません。あくまで優勝して甲子園に行くことが目標のはずです。これも結果論かもしれませんが次の試合は全く点が取れずに負けていました。

陸上競技でも同じ。支部大会で優勝したことで満足する。これに全く意味はありません。県総体出場を目標にしているのではありませんから。記録会、支部大会、県選手権と自分の課題を見つけていって県総体である程度の流れを作る。県総体で見つかった課題を中国に向けて修正していく。こういう流れがなければ上手くいきません。県総体で優勝したからといって満足していたら中国大会では絶対に戦えません。県選手権で3位以内に入賞したからといって県総体で間違いなく勝ち上がれるというのは決まっていません。人は「満足」してしまったらそれ以上の成長はないのです。勝てるものも勝てなくなってしまいます。

「インターハイ出場」を目標にしていたらインターハイ出場が決まった時点で終わり。遠くまで旅行気分で行って参加して帰ってくるだけになってしまう。参加する選手全てが戦えるわけではないが、目標とする舞台で自分の力を最大限に発揮することは大きな意味を持つ。満足していたら中国大会からインターハイまでの練習の質は落ちてしまう。もっと高い目標を掲げないといけないのです。

物事には流れがある。改めて感じました。しっかりと刻んでおきたいと思いますね。
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