かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

手嶋龍一さん

2007年10月13日 | Topics

今日は、いい天気だったが、夜予定があるので、日中は、年に一度のフロアのWAX掛けをした。狭い家の中で、家具をどかしながらの、作業だから、へとへと。

マドンナさんが、10年140億円の契約をするという。ライブネーションという知らないところと。ほぼ同い年.....これから十年.....相変わらず、すごい。ただ、年間数十億円稼いでいたと思うから、この金額自体は、そんなにすごいものではないのかもしれない。

昨日の朝は、改札が壊れてて素通りだった。私は、定期だから関係ないが、スイカで都度払っている人は、得しただろう。それにしても、時々こういうシステム絡みの事故が起こる。株券も全部電子化されるが、やはり何か証拠を残しておかないと怖い。消えた年金問題でも、納めた証拠がある人とない人では、全然違う。

ローリングストーンズのビッグバンツアーのDVDを見ながら書いているが、至れりつくせり。特に、南米(ブラジル、アルゼンチン)の観客の乗りがすごい。流石、ラテン。スーパーボールでのハーフタイムショーの様子も収められている。
日本のは、やや地味?コンサートは、さいたまスーパーアリーナのだが、各地でのエピソードも紹介されている。東京ドームでのコンサートは、今回で100万人を突破し、一会場としては世界一なのだそうだ。私が行ったのは、その100万人を突破した時のだったのだろうか。

手嶋龍一さんについては、何度か触れた。シンガポールにいた時に、9.11があって、日本語TVは、NHK衛星放送しかなかったから、いつも手嶋さんの解説を聞いている感じだった。その手嶋さんの話を始めて直に聞く機会があった。今は、作家兼、ジャーナリスト兼、教授で、千歳に住んでいらっしゃるそうだ。

本に書いてある話もあったから、重複するかもしれないが、面白かったので、触れておきたい。

インテリジェンスというとCIAが有名だが、単に情報を集めるのではなく、雑多な情報を集め、分析し、トップが決断しやすいように、まとめて報告するのが仕事。米大統領は、毎朝30分、インテリジェンスからインテリジェンスリポートを受ける。
注意しなくてはならないのは、トップは、関心の所在を示すのはいいが、方向を示してはいけない。方向を示すと、イラク開戦時の、大量破壊兵器のように、誤った情報がもたらされ、判断を誤ってしまう。

面白いのは、インテリジェンスというと、内通者がいて、怪しげな情報を収集し.....という姿を思い浮かべるが、実際は違うことも多い。イスラエルの有名な、インテリジェンスで、その情報がことごとく正しいという人がいて、その情報ソースを調べたら、公開情報から、そのインテリジェンスの才覚で、情報をまとめ、報告していたという話があるくらい。情報は、種々雑多で、それを生かすも殺すも、インテリジェンスの才覚によるところが大きい。

日本は、その点、極めてお寒い状況であるのは、周知の事実。それが、外交(特に日米関係)に深い影を落としているというのが、手嶋さんが一番懸念されていることだ。所謂、日米関係の空洞化。最近の、米の北朝鮮に対する態度を見ていると、一般国民でさえ、日本を頭越しにやっていると映る。これは、実は、福田さんが官房長官時代に、日本が同盟国である米に内報(事前相談)しないまま、小泉さんの北朝鮮訪問、国交樹立、経済支援をしようとしたことが、原因になっていると見る。米は、その時、北朝鮮が、核で、大きな問題児になりつつあることを、インテリジェンスを通して認識していた。この話は、重村さんの話と、共通する。いいか悪いかは別にして、同盟国である米に対して、同盟国の作法に反したということだ。元々、日米同盟の一番差し迫った実需?は、朝鮮半島問題と、台湾問題であることは、誰にでもわかる。そして、それらの問題に対しての、本質的な対話がなくなっていることが、一番大きな問題になりつつある。
経済的にも、政治的にも大きくなった中国、インド(ロシアも?)に対して、どういうスタンスをとるのか。

ということで、結論は、東アジアが安全であることを前提に、繁栄を謳歌している?日本は、きちんとした外交力を持って、米ときっちりした方針のすり合わせを行い、対中国、対ロシア、対インドに対応していかないと、日本素通り(パッシング)外交が展開され、日本に不利な動きが、アジアにおいて起こる可能性が高まるのではないかという懸念だったように思う。

コメント
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