かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

あの素晴らしい日々

2024年11月13日 | Music
今日は、すばらしい天気だが、家で雑務。
夜は、お通夜が入ったが、今年に入って訃報が続く。
たまたまなのかそういう歳になってきたということなのか。



本書は、先日の加藤和彦トリビュートコンサート会場でゲット。
コンサートは、ケーブルテレビでも放映されたのだが、契約してなくて、残念ながら、見れなかった。
遅ればせながら、本書を読んでみた。
面白い。

元は、1993年のインタビューだが、それとセットで企画されていたセルフカバーアルバムが、延期になり、本インタビューもお蔵入り。
奥様の安井かずみさんが、亡くなり、本人までなくなってしまったが、2013年にエゴ 加藤和彦、加藤和彦を語るという題で日の目を見た。
その後、絶版になっていたが、今回トノバンの映画が制作され、本書も再出版になった。
トノバンの映画も見逃したのだが。

インタビューアーの前田氏が、雑談も交えながらも、秩序だって、時には、突っ込んだ質問をしており網羅的かつ、ディープなインタビューになっている。
加藤さんの人となり、考え方がよくわかる。
改訂前の題名が、エゴと題されているが、かなり凄い。
ロールスロイスをイギリスで買って個人輸入したり、最新機材にとんでもない金かけたり。
音楽活動でも、様々な試みを繰り返し、回りとの衝突も多かった。
先日読んだ新田さんともぶつかって、東芝から一時離れている。

加藤さんというとサディスティクミカバンドをまず思い出すのだが、ほんの序章に過ぎない。
凄い人脈で、YMOや、はっぴぃえんどとは、ほぼ表裏の関係だ。
矢野顕子さんが、ご主人の代役で、凄かった話も。
私が知ったのは、それこそ小学校時代の帰って来た酔っ払いだが、単なるコメディソングとして聞いていて、まさか、ビートルズの影響を受けた曲?
あの素晴らしい愛をもう一度などという、ポピュラーな曲もヒットさせ、音楽性の高いアルバムを、世界各地で作り続けたが、加藤かずみさんが亡くなった後のヒット曲はあまり思い浮かばない。
本書でも、以降の活動は、評価していない。
インタビュー後の話だから、あまり触れることもできないのだが。

西洋と東洋の狭間で、日本の音楽界の将来を見据えた活動を続けた加藤さんに脱帽。



コンサート会場で買ったので、おまけでもらったポストカード。



カードの裏には、歴史に残る本インタビューを行った前田さんのサイン。
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