かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

古墳

2025年01月27日 | Books


今日は、風は収まったが、冷えている。
家事に集中。

先日読んだ新・古代史で、NHKの番組で、古代史の面白さを教えてくれていた松木さんが、早逝されたことを知った。
その寸前に本書が出ていたことを知り、ネットでゲット。
文庫本だが、総カラーで、楽しく読める。

よくある古墳ガイドというよりは、いろんな角度から、日本の古墳を解説した図鑑みたいな本だった。
意外と知らないことが多かったことに、気づかされた。
例えば、古墳の形でも、双円墳、双方墳、積石塚など、珍しい形の古墳があることを知った。
石棺の位置が、前期は、後円部の上方にあり、これは、天に近い場所という意味があったという。
そして、前方部から後方部へは、天空のスロープのフォルムになっていた。
ところが、後期になると、横穴式になり、前方部の深部に設置されるように変化していった。
海外のお墓についても、紹介されているが、ヨーロッパでも似た作りのものが発見されている。
前方後円墳は、段差が、付けられていることが知られるが、最上級は、前方部、後円部とも3層なのだという。
大きさだけを意識していたが、その段差の数が被葬者の地位を反映していたのだという。

本書に写真が多く掲載されているため、見たことのないような造りの古墳が多いことも知った。
特に石積みの仕方が、時代や地域によって、大きく異なっている。
古墳の内部に入れる機会は限られるが、次回行く機会があったら、注意して見てみたい。
かなりローカルにある古墳も多く、全部回ることは難しいが、地方を訪れた時は、紹介されている古墳にも立ち寄りたい。
ニッチな古墳についても情報収集したい方向け。
面白かった。
改めて、松木さんに感謝したい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« HARAMI Premium Night 2024 | トップ | 日本の古代とは何か »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。