かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

エジプト展、大覚寺展 & Todd Rundgren

2025年02月28日 | Music


今日は、文化の日?
まずは、エジプト展。
ブルックリン博物館のお宝が、一挙来日。



昨年行ったエジプトの展覧会ということで、興味深々だったが、なかなかすばらしい展示だった。
これは、クフ王の頭像かもしれない像。
カイロ博物館とかに比べてしまうと元も子もないのだが、見応えのある展示だった。



エジプトの遺跡は、ピラミッドでわかるように、規模が大きく、砂に埋もれていたため、よく残っているケースが多い。
エジプトに興味のある方は、早めに行かれることをお勧めする。
今日も、結構人が入っていた。



食事は、エジプト料理。
特に美味しいという訳でもないが、やはりここでは。



眺めは、最高。
東京タワーを眼下に?



大覚寺はこの前行ったばかりだが、その特別展。



空海が開いたお寺ということで、前半は、真言宗関連の展示が多い。
天皇家との関わりの強さも。
普段見れないお宝がいっぱい。

後半は、襖絵中心。
襖全部持って来たのではないかと思うぐらいの迫力。
全て江戸時代のもので、重文に指定されている。



夜は、Todd Rundgren。



今まで、数千人はいる会場ばかりだったが、今回は、クラブ。
前から三番目の至近距離。



迫力が半端ない。
歌もギターも全力疾走。



大熱演。
曲目から言うと、セカンドのセットリストは、かなり変えてくるのではないかと思った。



ピックを数回客席に投げてくれたが、内1枚をゲット。



オリジナルデザインだった。
ラッキーな1日。

メンバーは以下の通りだが、ギターの内お一人は、コーラス隊中心。
Todd Rundgren(Gt)
Anthony Featherstone(Key)
David Lane(Gt)
Angus Leslie(Gt)
Luke Hodgson(Ba)
Marcus Ryan(Dr)
Talei Wolfgramm(Vo)

2nd のセトリがアップされていたので、ご参考。
I Think You Know
Secret Society (Utopia song)
Weakness
Sweet
Change Myself
Buffalo Grass
Afterlife
Drive
Compassion
Open My Eyes (Nazz song)
Stood Up
Love in Action (Utopia song)
Worldwide Epiphany
Encore:
I Saw the Light / Can We Still Be Friends / Hello It's Me
Fade Away

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新クイーンゼミナール番外編

2025年02月27日 | Music


今日は、昼は家事。
夜は、渋谷。
相変わらず、賑やかだ。



トークイベントのお題は、大貫憲章とRollyの甘美なロッキン放談。
司会は、クイーン研究家の石角隆行さん。
石角さんと、Rollyさんは、他のクイーンイベントなどで、話を聞いたことがあるが、大貫さんは、初めて。
中学時代から、アルバムなどで、ライナーノーツを書かれていたりして、名前は、存じていたが、直に話を聞く機会が来るとは、感無量。



物販もやっており、大貫さんと、Rollyさんの本を入手して、お二人のサインをいただいた。



トークだが、深すぎて、ほとんどついていけない。
ただ、話に出た楽曲を流してくれるので、何を言っていらっしゃるのかは、よくわかった。
それにしても、この3人の洋楽に関する知見は、日本最高レベル?

最初、大貫さんとRollyさんが1995年に作った、甘美のロックンロールというCDの話。
もうとっくに廃盤になっているそうだが、そこに収められている曲は、見事に1曲も知らなかった。
もちろん、知られていないいい曲を集めたCDだから、そこが、狙いなのだが。



石角さんのfbから、ジャケット写真を拝借。

前半は、クイーンが影響を受けた曲の数々。
クイーンの曲を数曲取り上げ、そのヒントになった曲を探るという企画。
少し知ってる曲もあったが、クイーンが、様々な分野の曲から影響を受けて、幅広い分野の楽曲を生み出したことがよくわかった。

後半は、逆に、クイーンの曲から影響を受けた楽曲の話。
これまた、さまざまなアーティストに影響を与えた事がわかった。
パンクなどにも影響を与えていたとは。
イギリスのトーク番組で、クイーンが、歯痛で、出演をドタキャンした際の代わりが、セックスピストルズで、ブレイクのきっかけになったのだという。
ちなみに、クイーンは、デビット・ボウイの代わりに出た番組が、ブレイクのきっかけになったのだという。
いろんな逸話がある。



観客は、9割以上が女性で、年齢的にも、ボヘミアン・ラプソディ以降のファンも多かったように見受けられたが、何割ぐらい今日の話についていけてたのだろうか。
クイーン研究家の石角さんさえ知らないアーティストや、エピソードも飛び出していた。

大貫さんは、1951年生まれだそうたが、まったく年齢差を感じさせない軽快なトークで、このような方が、長年、洋楽ブームを牽引されてきたのだなと、納得した。
もちろん、クイーンとも来日時に会っている。

ということで、クイーンの周辺楽曲の話だったが、大いに楽しめた。
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カナレットとヴェネツィアの輝き

2025年02月26日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今日は、もうちょっと春めくと思ったら、意外と気温は上がらなかった。
帰りにちょっと京都に立ち寄り。
駅前が、騒がしい。
もう少し古都を意識したイベントをやって欲しいと思う。
この類の催しは、新宿や渋谷で。



京都文化博物館で開催されているカナレットとヴェネツィアの輝きという展覧会へ。
東京でもやっていたのだが、タイミングが合わず行けなかった。
京都文化博物館は、御池烏山から三条に入ってすぐのところにある。
これは、京都銀行?
このあたりには、古めかしい建物が残っている。



これが目的の建物と思ったら、郵便局だった。
その先に、博物館の建物があった。



これが京都文化博物館の建物。



入り口。
横浜市開港記念会館と雰囲気が、似ている。



中に入ったら、かなり古いまま使われていて、オーケストラの練習中だった。
ここは、催しもの会場で、その先の中庭を超えたところに、近代的な建物があり、そこが展覧会の会場になっていた。



こちらが、その近代的な建物の方の入り口。
展覧会会場は、この建物の3階と4階だった。



時々見かける絵だが、グランドツーリズムが盛んになった時代、イギリスの貴族たちが好んで買い集めたのが、18世紀の画家・カナレットの絵だった。
本展では、カナレット以前の絵から、本人の絵、そしてその後継者の絵まで、風景画どのように描かれてきたかがわかる展示になっていた。



1760年に描かれた昇天祭の絵だが、細かいところまで、きれいに豪華に描かれているのがわかる。



これらの絵は、ヴェドゥータ(景観画)と呼ばれているが、一つに一つの建物は、正確でも、その配置や、大きさは、変更されており、より理想に近い姿となっている。
この絵でも、実際、手前の建物は、もっと右にあり、本来絵の中には、入らないのだという。
人や、船の数も、実際より多く描かれている。



本展では、カナレットの絵中心に、写真撮影可。
よりリアルに、雰囲気を味わっていただけるだろう。
これは、昇天祭の絵で、1760年作。



これは、1740年頃に描かれた同じ昇天祭の絵だが、晩年の絵の方が、きらきらして、豪華に見えるのがわかる。
どんどん豪華な絵が好まれるようになったのだろう。



これは、カナレットのレガッタ。
ベネツィアを代表する光景だが、今も200年以上前もそう変わらない。
温暖化とオーバーツーリズムで、今後どうなっていくか?



当時、レンズを通して、反対になった画像を平面に映す技術がすでにあったそうで、その技術も風景画を描く際使われたという。
それをフィルムに焼き付けると、写真だ。



弟子や、印象派以降の風景画も展示されているが、より個性的、芸術的になっていったことがわかる。
これは、ナヴォナ広場だが、構図にやや違和感?



この絵など、イギリスのセントポール大聖堂と、ヴェネツィアの運河が、同じ場所にあるように描かれている。
この類の絵が本当に好まれていたかわからないが、流石にやりすぎ?
印象派の時代まで行くと、何が描いてあるのかさえわからない絵まで描かれるようになる。

行ったことのある場所を描いた絵がほとんどだったので、その意味でも、興味深い展覧会だった。



お土産は、最近よくテレビに出てくるKYOTO SIZUYAさんで。
味はどうか?



帰りの新幹線から。
まだ雪は残っている。



伊吹山の天気もまだ冬。



定点観測。
この辺りまで来ると、春っぽさが。
ということで、いい展覧会が見れた。
カナレットというより、ヨーロッパに興味のある方全般にお勧め。



PS
日が長くなってきたのか、まだ日のある内に富士山を拝めた。
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竹島 & 岡崎

2025年02月25日 | Other Eastern Japan


今日から関西。
朝は、寒かったけど、ちょっとづつ緩んで来たような気もする。
豊橋で乗り換えして、蒲郡と岡崎でまた途中下車して、名古屋からまた新幹線に乗り直して、関西に向かっているところ。
今年は、本当にきれいな富士山がよく見えるが、風で、雪が少し飛ばされたかな?



蒲郡駅から、海がすぐそこ。
シーズン的にはまだ早いが。
ボートレースや、オートレースも開催されているようだ。



藤原俊成像。
平安時代に、俊成が興した街だそうだ。
知らなかった。



そして竹島。
蒲郡駅から歩いて、15分ぐらい。
橋がシンプルだが、美しい。
江ノ島に似てるが、竹島の方が、全然小さい。



これは、ベンチだがアート。
これ見て意味がわかった人はすごい。



島全体が、ほとんど八百富神社とその摂社。
いかにもご利益がありそうだが、ご本尊は、弁財天で、日本七大弁財天の一つという。
江ノ島の弁財天もその中に入っていると思うが。



しっかりとお参り。



神社を抜けると、島の西側を周遊する遊歩道に出る。
三河湾を満喫できる。
橋の袂から、東側も周遊できる。



海がキラキラ光って綺麗。
風力発電の羽が並んでいる。



これは、老舗旅館?
お城みたいな場所にある。



かもめは、すっかり人に慣れている。



そして、岡崎に移動。
JRは、ちょっと南に離れていて、街を回るには、ちょっと不便。
駅前の松平元康像。
家康の若き姿。
大河のおかげもあるか、街中家康!



そして、かなり歩いて、名鉄東岡崎駅近くにある六所神社。
松平家の産土神で、安産の神様として信仰されている。



徳川家光が整えたそうで、鮮やかな色。
ほとんどの建物が、重文に指定されている。



家康公の手形があった。
私のよりずいぶん小さかった。



東岡崎駅前にあった徳川家康像。
かなり立派。
2019年に作られたそうで、日本最大級という。
下には、四神像。
東岡崎駅は、建て替え中。
これだけ本格的な建て替えも珍しい。



さらに北に行くと、新たに作られたようなプロムナード?があり、そこに、家康の徳川四天王像があった。
なかなか見事なもので、それぞれの逸話に因んだ姿をしている。
これも、たぶん、大河のタイミングに合わせて作られたものだろう。
大河のタイミングに合わせて来たかったのだが、うまくスケジュールを合わせられなかった。
駿府には、ぎりぎり行けたけど。



立派な建物があったと思ったら、元岡崎信用金庫の建物という。
今は、資料館になっていた。
そう言えば、蒲郡信金の建物も立派だった。
この辺は、金融機関が強いのかな?



突き当たりにあった、籠田公園。
元々何があったのだろうか?



弘正寺。
最初何かわからなかったのだが、よく見たら斜面一面、地蔵で埋め尽くされている。
狐のは見たことがあったが、お地蔵さんは、初めて。



そしてたどり着いたのが、伊賀八幡宮。
元々松平家が、伊賀に作った神社なので、この名なのだそうだ。



この神社も立派でびっくりした。
ここも家光公が、整備したという。
ちょうど、前の池の蓮を燃やしているところだった。
春に向けて、水を張るのだろう。
家康は、ここで、戦さの勝利祈願をしたと言う。



ここも、ほとんどの社殿が重文。
家康公の威光は凄い。



本殿は、六所神社と同じ、権現造り。
岡崎では、どこに行っても家康公。



そして岡崎城。
石垣は、当時からのものだが、天守閣は、再建。



まずは、お隣の龍城(たつき)神社へお参り。
15世紀に、西郷家が、岡崎城を作った際、龍が登ったことから、城を龍ヶ城と名付け、龍を祀ったことから、この名があると言う。



そして岡崎城。
昭和のコンクリート製の再建ではあるが、写真や図面を参考に、外見は、かなり忠実に再現されているという。
中は、博物館になっているが、うまくまとめられており、お城の歴史、当時の街の様子がわかる展示になっていた。



最後の城主となった本多家が寄贈した立体図。
当時の建物は、全て失われており、今となっては、ひじように貴重なものとのこと。



天守からの眺め。
高い建物が少なく、遠くまで見渡せる。



ということで、東岡崎駅に戻って、バスでJR岡崎に移動し、関西へ。
城下町らしく、寺社も多く、家康を輩出した伝統のある街という印象だった。
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ヒプシノス レコードジャケットの美学

2025年02月24日 | Music
 

今日は、日中家事に集中。
夜は、映画。
伊勢佐木町は、まだ旧正月?



会場は、先週と同じシネマリン。
結構人が多くてびっくり。



ヒプノシス。
全然知らなかったのだが、数年前写真集が出て、有名なアルバムジャケットのデザインをしたグループであることは知った。
ユーミンのアルバムなども手掛けている。



この映画は、その内幕を、洗いざらいぶちまけた映画?
我々世代には、最高に面白い。
ユーミンなどの日本のミュージシャンは出てこないが、当時の洋楽のアルバムを多く手掛け、その過程が、かなりワイルドであったことがよくわかる。

きっかけはピンクフロイドだが、当時のイギリスのぐちゃぐちゃな時代が背景であったことがよくわかる。
そのぐちゃぐちゃがビジネスになってしまい、急膨張。
そして、すばらしい成果を上げるが、時代の変化についていけず、突然の終焉。
その一部始終が、赤裸々に語られるが、悲壮感はなく、楽しかった過去の話と語られ、アルバムジャケットをアートに昇華させたヒプシノスの偉大さを再認識させる内容。

信じられないあほらしい話も語られるが、今となっては伝説?
アルバムジャケットの解釈を語ってた我々世代にとっては、種明かしをされた感じ。

70年代のロックファンには、絶対お勧め。
音楽とアートが、表裏一体となっていた時代のお話し。
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