かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

テッサロニキ・ヴェルギナ・メテオラ

2025年02月01日 | Europe・Middle East・Africa


今日のギリシャは、素晴らしい天気。
最高気温が、17度ぐらいで、雨の心配もなく、絶好の観光日和。
今日と、明日は、移動時間が長い。

最初は、テッサロニキの市内観光、
と言っても、ほとんど車窓から。
それでも、テッサロニキが、古代都市の上に作られた街であることが、よくわかった。
至る所に、古代都市の片鱗が遺されている。

地下鉄ができたそうだが、遺跡が限りなく出てくるので、開業は、遅れに遅れたそうだ。
駅が、博物館のようになっているところもあるという。
他の街でも、見かけたことがあったが、どこか忘れた。
ブルガリアのソフィアに昔行った時、やはり地下鉄工事が難航していたが、できたのだろうか。

これはホワイトタワー。
15世紀にベネツィア人が防衛のために、築いたそうだ。
当地の支配者は、長い歴史の中で、大きく変わって来た。



アギオス・ディミトリオス協会。
5世紀に建てられた。
まだ、キリスト教が、異端だった時代、ディミトリス卿が、ここで殉教したという。
ギリシャ正教、最大級の教会。
カトリック以降のキリスト教に比し、より、純粋な教えで、教会も比較的質素という。



1時間ほど西に移動して、向かったのが、ヴェルギナ。
マケドニア時代、宮殿があった都市。
アイガイ遺跡と呼ばれていたが、そこで、1977年、アレキサンダー大王の父である、フィリッポス2世の墓が見つかり、大発見となった。
その墓と、見つかった豪華な副葬品が、その墳墓の中に、展示されている。
墳墓は、まさに日本の円墳みたいな、なだらかな丘のようだが、まさか、そこにフィリッポス2世が、葬られていたとは、誰も思わなかっただろう。
石室は、立派な造りで、扉を開けると、崩れるような仕掛けになっていたとのこと。



フィリッポス2世の墓の副葬品。
純金製で、重さが8kg以上ある。
紀元前4世紀のお墓だ。
アレキサンダーの子供であるアレキサンダー4世の石室も隣にある。



さらに、2時間半程山道を南西に向かうと、巨岩群が現れる。
メテオラだ。
9世紀頃から人が住み始めたが、修道院が作られるようになったのが、14世紀頃からという。
より、純粋な祈りを、より天に近いところでということだろう。
ほぼ1日中、お祈りを捧げる生活だそうだ。



入ったのは,アギオス・ステファノ修道院で、ほぼ坂を登らずに入れた。
中は、修復されたばかりで、色鮮やかな宗教画で溢れている。
30数名が暮らしているそうだ。

景観が素晴らしい。
今人が住んでいる修道者は、6つだけになったという。



ホテルの部屋からは、夕陽に映える、アギオス・ステファノ寺院が、見上げられた。
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