今日は、二度目の国立民族歴史博物館。
佐倉にある。
素晴らしい博物館なのだが、横浜からだと遠いのが難。
ちょっと渋滞も入り、車で、2時間ぐらいかかる。
天気は、すばらしい秋晴れ。
先日の、高野山で見た多宝塔。
これは、根来寺の縮小模型。
室町時代のものという。
こちらが、今回の目的の伽耶展。
前に一度企画されたが、コロナで流れて、今回はリベンジ企画展。
大観民国国立中央博物館を中心とした韓国の博物館から、伽耶国に関するお宝が多数来日。
特に、鉄器がすばらしい。
伽耶国と言っても、残された文献は、少なく、発掘物の研究から、金宮伽耶、阿羅伽耶、小伽耶、大伽耶という4つの国についての展示。
日本と密接な関係が合った国々だが、百済、新羅に挟まれて、6世紀には、滅んでしまった。
その後、百済も滅亡し、唐・新羅連合軍が日本に攻めてくるのではないかということで、日本各地に山城が作られた。
これなど、七支刀を思い起こされるが、何かの儀式に使われたのだろう。
須恵器、陶器類も、独特のデザインで、国によって、微妙に、模様が異なるのだという。
土器は、韓国との交流が始まる前から、日本にあったもので、日本の物とは、雰囲気が異なる。
一方鉄器類は、韓国から伝えられたもので、その後、双方向の交流があったと考えられている。
この甲冑など、日本のものと区別がつかない。
この馬具(杏葉)も日本で見つかるものと変わらないが、細かいデザインを分析したら、どのような分布になるのだろうか。
銅鏡は、発掘数も多いため、そのような研究も進んできたが。
これは、王冠。
韓国の国宝になっている。
昔、釜山に行った時、もっと豪華なものをみたが、この時代からの発展形ということなのだろう。
5世紀のものと考えられている。
見事としか言いようがない、耳飾り。
沖ノ島で見つかったものや、日本の古墳で発掘されるものと、同じ系統のものだ。
これも、当時の日本と韓国との間に、濃密な交流があったことを示している。
この剣も、国宝に指定されている。
これも、日本で発掘されるものとそっくりの姿。
貴重な展覧会を見ることができた。
日本の発掘物と対比展示されるような展覧会があったら、もっと面白いかもしれない。
本展を企画された日韓の研究者のみなさんに拍手。
先日参拝できなかった麻賀多(まがた)神社に参拝。
延喜式にも載る古社で、この辺に18社あるという。
たぶん、私もそうだったように、知らない人がほとんどだろう。
古事記に出てくる和久産巣日神、日本初期に出てくる稚産霊命と祀ったという。
社殿は、178年前に、当時佐倉を治めていた堀田正睦公が建て替えた。
銀杏は、樹齢800年のご神木。
佐倉で他に寄るところがないかなと思って検索したら出て来たのが、このDIC川村記念美術館。
大日本インキの創業家である川村氏の収集品を展示する美術館だが敷地の公園、作品を展示する建物、そして、収蔵品、三拍子そろったすばらしい美術館だった。
DIC総合研究所が併設されていて、野球場、テニスコートなどもあり、すばらしい空間になっていた。
美術館というよりは、欧州風庭園。
紅葉も綺麗。
美術館の前に腹ごしらえ。
しゃれたイタリアンレストランがあったが、予約なしで、結局1時間待ちになってしまった。
特に急いでなかったからよかったけど、平日でこれだから、予約した方が、ベター。
カジュアルだが、立派なイタリアンが楽しめる。
美術館の方だが、広々としていて、天井も高く、何ともぜいたくな造り。
レンブラントは、目だまらしく、一部屋に1枚のみ。
ルノアール、モネ、ピカソなど、有名どころは一通りそろっている。
20世紀の欧米美術に特徴があり、その作品のために作った部屋と思われる展示室もあった。
マーク・ロスとか、ジョセフ・コーネルなど全然知らなかったのだが、ぜいたくに展示されている。
カルダーの作品は、確かシカゴ支庁舎の前に大きなのが展示されていたような気がする。
ということで、建物とセットで味わえるすばらしい展示だった。
企画展は、マン・レイ。
展示物は、このチラシにある通りで、よくわからない。
女性の写真をバイオリンに見立てたものは、知っていたが、その他は、みな初めて。
正直戸惑うばかりだが、面白くはあった。
夜には、家で、第6回PYRAMID市民会議のZOOM配信。
今回も鳥山スタジオからだが、カメラアングルが変わってずいぶん雰囲気が違う。
今回は、定時にスタート。
途中、ちょっと中断があったが、すぐ復旧し、システム対応の向上が見られる?
12/22のコンサートは、まだ券が余っているそうなので、お時間のある方は、どうぞ。
貴重な機会になるはず。
12/3には、新アルバムから数曲、生ライブ。
私は、ゴルフで見れないが、アーカイブがあるそう。
12/7にはさらに新曲披露で、Ohio PlayersのSweet Sticky Thingsのカバー。
サラサさんと、Mabanuaさんがボーカルで参加し、おしゃれでかっこよくできた。
一足早く聞けた。
アコギミニライブの前に、ビデオメッセージ。
和泉さんが急逝したのは、ちょっと前のような気がするが、それかれもいろんなことがあった。
残された二人。
新たな一歩を踏み出し、新アルバムが完成し、披露ライブも開催される。
来年も新たな活動が楽しみだ。
応援したい。
ミニアコースティックライブ。
絵になる。
既に、ネット配信されているMau LoaのMVで終了。
同世代だからそう感じるのかもしれないが、おしゃれなんだよね。