11期生第1号、小山誠一郎です。
受講生によるブログリレー、本日より3周目に突入します。
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7月11日の日本経済新聞朝刊にて、以下の記事がありました。
「トーマツ、希望退職440人募集 監査報酬収入の低迷で」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819596E3E3E2E0E18DE3E3E2E5E0E2E3E39686E2E2E2E2
「かつて抜群の安定度を誇った会計士資格も、今や・・・」
の論評はネット上でも多々ありますので、そちらに譲るとして。
ここでは診断士側からの視点で。
業務上、私の周りにも大手監査法人出身の方が何人かいらっしゃいました。
”なぜ監査法人からコンサルティングへ?”
この問い対する回答表現は各人異なれど、ひと言で言えば、
・仕事内容そのものの面白さ
に関するものでした。
また逆に、会計士資格を持ちつつコンサルティング業界に入った方が
監査法人へ転進された動機は、
・安定、安心、落ち着いて仕事の出来る職場が欲しい
を主にされていたと記憶しています。
数人の方のお話だけで一般化できませんし、
監査法人・会計士の業務内容も、実際には多種多様なものと認識しています。
ただ、一般的なイメージ(実態?)として
●会計監査業務 :独占業務、法定、過去実績の検証、年功序列、安定
これに対し、
●コンサルティング: 資格不要、非法定、将来への提言、個々人、非安定
と捉えられてきたように思います。
このうち、「安定 or 非安定」の点が揺らぎつつあるようです。
「変わらないために、変わらなきゃ」
歌詞にも、職業論などでも見かけるこのテーマ。
他資格と比較した診断士の強みは、
1.皆が珍しい専門性を持つ
(資格の懐が広く深すぎて、同業なのに得意分野がカブりにくい)
2.”民間”と位置づけられ、もとより法定業務に守られていない
(資格を目指す時点で、肉食の集まる世界?)
という2点で、今後の荒波に強い”国家資格”である。
そう言えるかもしれませんね。
さて、今日も珍しい専門性を磨かねば。
世の厳しさを実感する、民間の草食男子でした。