いつもの電車に乗るため猛ダッシュで改札に入った。
もうホームに電車が到着する、、、
駅の売店で新聞を買おうと思ったが、買っていたら確実に間に合わない。
「あきらめるか、、、」
そう思った瞬間、
「お兄さん、持ってきな~、お金はいつでいいから」
と駅のおばちゃんが新聞を投げるように渡してくれた。
新聞を小脇に抱え、階段を駆け下り、いつもの電車に駆け込み乗車。
間一髪間に合った、、、。
「ありがとう、おばちゃん」
都会でもこんな人がいるんだと驚くとともに、
一瞬でおばちゃんのファンになってしまった。
以来毎日おばちゃんの売店で新聞を買うようになった。
「今日は新聞いらないな~」と思ってもおばちゃんがいるとつい新聞を買ってしまう。
おばちゃんはいつも笑顔で明るく、気持ちのいい接客をしてくれる。
どうやら私以外にもおばちゃんのファンが沢山いる様子。
<一流の接客> + <期待を超えるサービス> = <顧客のファン化>
こんなリッツカールトンの様な売店である。
仕事を楽しいんでいるだけのようで、商売っ気は見せないが、結果的に商売上手なおばちゃん。
そんなおばちゃんに会えるのも残り3日。
今週末、人生9回目の引越しです。
さようならおばちゃん、さようなら川崎。
ちょっとセンチメンタルな水曜日を迎えている11期生コバヤシでした。