11期生第1号、小山誠一郎です。
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「タクシー1台、お願いします」
「承知いたしました。このお電話ですと、小山様でよろしいしょうか?」
先日、地方の街でタクシー会社に電話した際のこと。
この会社を利用するのは、まだ2回目。
初回に長距離乗車した訳でも、印象に残るようなやり取りをしたわけでもなく。
即座の応答でした。
”おっ”
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自宅近くの散髪屋に通って5年半。
先日メンバーカードを無くしてしまったので再発行を頼んだところ、
こちらが伝えなくても名前入りのカードを作ってくれました。
ここの店長さんとは世間話をするものの、
名前で呼び合ったことは1度もありません。
初回にカードを作っただけ。
”おっ”
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診断協会の会合で、東京支部事務局の方にご挨拶する機会がありました。
100人を超える出席者の中で、ふとした合間に30秒ほど。
「あの人は、一度会った人の名前は全員覚えている方なんですよ」
その紹介フレーズが決してお世辞でないことを、
1ヵ月後に身をもって知りました。
”おっ”
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あるクライアント先でのこと。
社内でも中堅幹部のその方は、
私宛のメール返信1行目にこう書かれていました。
「小川さん」
その後、打合せでお会いした際は、「こやまさん」でした。
よかった。
でも次の返信メールは、
「小川さん」
さすがに、同僚の方が冗談交じりに返信してくれました。
「ちなみに、小川さんではなく小山さんですよ(笑)」
ところが翌週の返信メール。
「小川さん」
”おおぉぉぉぉうぉおおぉおぉぅおぅぅふっふー”
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仕事をする。
人と協同する。
人に理解してもらう。
人に自分を認識してもらう。
人に自分を認識してもらう前に、
まず自分が相手を認識しておく。
そのためには、まず何から始めるべきか。
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家を出れば、玉も石も歩いています。
石と思ったら玉で、
玉と思ったら石で、
石だったのが玉になり、
玉だったのが石になる。
とりあえず、人の名前を忘れない玉にならにゃ。