こんにちは。
はやく「稼げる」プロコンになりたーい、矢本です。
今日は、もっと注目されるべき貴重な資料「技術戦略マップ」をご紹介します。
「技術戦略マップ」は経産省が編集していて、日本の技術開発のテーマと道のりを示す重要なマップです。
今後の市場の伸長も予想できます。2010版は下からDLできます。
http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/kenkyu_kaihatu/str2010.html
日本の最前線の研究者が集まって情報をまとめているので、各分野ごとに網羅的にトレンドが理解できます。
現在の延長線の視点でつくられていますので、不連続なイノベーションは後追いで記述されています。
でも、これまでについては、ほぼトレンドはあっていると思います。
技術戦略マップは、以下の3つの資料から出来ています。いつ頃のサービス展開が期待できるかという、
技術ロードマップ(未来のトレンドを具体的に時系列にしてある)も成果物であり、
さらに具体的なサービスのイメージもあります(後述)。
概要→ブレイクダウン→マイルストーンというよう構成です。
例えば、鳩山政権になる前年!くらいから、環境やエコビジネスのネタが増えています。
また、私が関係するコンテンツ分野をみてみると、ARが重要技術として何度も登場しています。
・AR(Augmented Reality)拡張現実
例えば携帯カメラで風景を見ると、そのカメラの位置情報と方向(コンパス)に情報がリンクされて、
見た方向の画面に情報が表示される。
資料では、こんなサービスが期待されると書かれています。
実はすでに初歩的なサービスはされていて、
これは自動車からのAR画面です。
hotpepperなんかは、広告主のメニューやらをアップして商売を始めています。
先月、私が診断士として初めて携わったSI会社も、新規ソフト案件としてARのソフトを検討していました。
これは有望市場になるかも。
今は不景気だから、特に中小企業の新規ビジネスは不活発かもしれません。
でも、日本の多くの企業(特に大企業)はこれを見て、開発やサービス化の目途を立てています。
私の知る範囲でも、電機S社やH社、通信のN社やS社、商社のM社やS社、シンクタンク&コンサルのM社やN社など、
数多いです。
中小企業にとっても、将来の市場予想やPEST分析(特にT)の重要な資料になると思うので、
もっと活用できれば(政府もPRもすれば)よいのになあと思っています。
今日は仕事に役立つ(かも知れない)資料のご紹介でした。