塾長の鴨志田栄子です。
今日は、私が実践している研修効果的に進めるためのポイントをいくつかご紹介しましょう。
1.導入
グループ形式で研修をするときは、グループ内での自己紹介をしてもらいます。
その際、私は、「所属と名前以外に、自分の人としての良いところを3つ述べましょう」という条件をつけます。
その際に、私だったこんなことを話しますよという事例を紹介しないと、自分の優れているところと勘違いをする人がいます。
人としての良いところ、たとえば、家族を大切にしている、友達が多い、健康、ポジティブ思考をする、常に笑顔を絶やさない、誠実である・・・などです。
前向きの気持ちになって研修がスタートできるようにします。
管理職のマネジメント研修などでは、マネジメントのキーワードが書かれたカードを用意して、自分が大切にしているカードを
拾ってもらい、それを使って自己紹介をするなど、研修への導入を大切にしています。
2.座席表をつくり名前で呼ぶ
受講生名簿はあっても、座席表がないときもあります。そんなときは、自分で、名前を確認しながら、座席表をつくり、質問をするときは、名前で呼ぶようにしています。25人ぐらいなら、半日で顔を覚えるようにしています。
3.対話型の研修
一方的な話ではなく、対話型をこころがけています。
スクール形式のときは、ひとりずつ指名をして質問をするのではなく、まず、質問を出してから、机単位、すなわち隣の人と2人で考えてもらい、どちらかに回答してもらうよいにしています。
グループ形式のときは、赤色など、目立つ色のマジックを1本、リレーのバトンがわりに活用します。常に、マジックをもっている人を指名しますと事前に断り、自分が発言し終えたら、隣の人にマジックを回してもらっています。
スクール形式にしても、グループ形式にしても、ランダムにあてずに、次は、自分の番だということがわかるようにしていることと、回答に「スキップ」を歓迎することも強調しながら、楽しく進めています。
4.研修の最後は、必ず振り返りを入れる。
研修終了間際は、20分から30分の振り返り時間をとるようにしています。
まず、一人ずつ、今日の研修を振りかえってもらいます。気づいた点や感想などを、テキストの空白に書いてもらいます。
その次に、隣の人、またはグループ内で、各自の振り返り内容を共有化します。
そして、最後に、教室全体で、どのような振り返りが出たのかを共有していきます。
このとき、私は、振り返り内容について、発言と同時進行でPC入力をしていき、ひとつひとつの振り返りについて、講師コメントや励ましの言葉を添えるようにしています。
研修講師の仕事を始めたばかりの人からは、時間が余るのが怖いという声を良くききます。
私の場合は、逆です。時間が余れば、振り返りで充実させていくことができます。いつも、時間が押して、十分な振り返り時間が確保できないことが多いのですが、それでも、振り返りは必ずするようにしています。
皆さんも、研修講師をする機会があったら、工夫をしてみてください。
私は、研修を以下のようにとらえています。
① 受講生とのコミュニケーションの場
② 受講生のカウンセリングの場
③ 受講生の態度変容行動喚起の場(動機づけの場)
つまり、受講生から気づきを引き出すことを大事にしています。
ご参考まで。
今日は、私が実践している研修効果的に進めるためのポイントをいくつかご紹介しましょう。
1.導入
グループ形式で研修をするときは、グループ内での自己紹介をしてもらいます。
その際、私は、「所属と名前以外に、自分の人としての良いところを3つ述べましょう」という条件をつけます。
その際に、私だったこんなことを話しますよという事例を紹介しないと、自分の優れているところと勘違いをする人がいます。
人としての良いところ、たとえば、家族を大切にしている、友達が多い、健康、ポジティブ思考をする、常に笑顔を絶やさない、誠実である・・・などです。
前向きの気持ちになって研修がスタートできるようにします。
管理職のマネジメント研修などでは、マネジメントのキーワードが書かれたカードを用意して、自分が大切にしているカードを
拾ってもらい、それを使って自己紹介をするなど、研修への導入を大切にしています。
2.座席表をつくり名前で呼ぶ
受講生名簿はあっても、座席表がないときもあります。そんなときは、自分で、名前を確認しながら、座席表をつくり、質問をするときは、名前で呼ぶようにしています。25人ぐらいなら、半日で顔を覚えるようにしています。
3.対話型の研修
一方的な話ではなく、対話型をこころがけています。
スクール形式のときは、ひとりずつ指名をして質問をするのではなく、まず、質問を出してから、机単位、すなわち隣の人と2人で考えてもらい、どちらかに回答してもらうよいにしています。
グループ形式のときは、赤色など、目立つ色のマジックを1本、リレーのバトンがわりに活用します。常に、マジックをもっている人を指名しますと事前に断り、自分が発言し終えたら、隣の人にマジックを回してもらっています。
スクール形式にしても、グループ形式にしても、ランダムにあてずに、次は、自分の番だということがわかるようにしていることと、回答に「スキップ」を歓迎することも強調しながら、楽しく進めています。
4.研修の最後は、必ず振り返りを入れる。
研修終了間際は、20分から30分の振り返り時間をとるようにしています。
まず、一人ずつ、今日の研修を振りかえってもらいます。気づいた点や感想などを、テキストの空白に書いてもらいます。
その次に、隣の人、またはグループ内で、各自の振り返り内容を共有化します。
そして、最後に、教室全体で、どのような振り返りが出たのかを共有していきます。
このとき、私は、振り返り内容について、発言と同時進行でPC入力をしていき、ひとつひとつの振り返りについて、講師コメントや励ましの言葉を添えるようにしています。
研修講師の仕事を始めたばかりの人からは、時間が余るのが怖いという声を良くききます。
私の場合は、逆です。時間が余れば、振り返りで充実させていくことができます。いつも、時間が押して、十分な振り返り時間が確保できないことが多いのですが、それでも、振り返りは必ずするようにしています。
皆さんも、研修講師をする機会があったら、工夫をしてみてください。
私は、研修を以下のようにとらえています。
① 受講生とのコミュニケーションの場
② 受講生のカウンセリングの場
③ 受講生の態度変容行動喚起の場(動機づけの場)
つまり、受講生から気づきを引き出すことを大事にしています。
ご参考まで。