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日本酒入門

2014-01-29 07:26:52 | 13期生のブログリレー
こんにちは、本間です。

最近、日本酒の勉強をしています。きっかけは小澤酒造さんへの酒蔵見学でしたが、一緒に見学された皆さまと比較するとあまり日本酒の知識を持っていないなという実感もあり勉強を開始しました。

私は普段家で飲むという習慣はないのですが、週2回程度は居酒屋に行くためそこでお酒を楽しんでいます。これまでは、ビール、焼酎(主に芋)、ハイボールを中心でしたが、最近は率先して日本酒を飲むようにしています。そんな勉強中の私ですが、今回は日本酒の分類についてご紹介します。

特定名称酒・普通酒
まず、「特定名称酒」と「普通酒」という大きな分類があります。日本で流通している日本酒は約3:7の割合です。普通酒は大量生産可能であるため、一般的なスーパーやディスカウントストアで主に販売されています。一方、特定名称酒は米を贅沢に使用して製造するため大量生産は難しいのですが、味はその分抜群です。いわゆる日本酒好きが愛飲するお酒でもあります。

原料・精米歩合
次に「特定名称酒」の中でさらに分類があり、よく純米・吟醸・大吟醸とか聞いたことがあると思いますが、原料と米の精米歩合による分類があります。

1.原料による分類
純米酒タイプ→米、米麹、水
本醸造酒タイプ→米、米麹、水、醸造アルコール

原料に醸造アルコールを使用しているか、使用していないかで「純米酒」と「本醸造酒」に分類されます。

2.米の精米歩合による分類
吟醸→精米歩合60%以下
大吟醸→精米歩合50%以下

玄米を100%とすると日常ご飯として食べる場合は精米歩合が90%程度だと思いますが、吟醸や大吟醸はそれ以上に米を磨きます。米の外側は脂肪やたんぱく質が多く含まれており、日本酒にとっては雑味の原因となることがあります。日本酒に必要なでんぷんは米の中心にあり、したがって一般的には精米歩合を高めることによって、すっきりとクリアな味わいになると言われています。ちなみに、日本酒で使われる米と日常食している米は異なり、日本酒で使われる米は酒造好適米と呼ばれ、山田錦や五百万石等が有名です。

この1,2の分類の組み合わせで以下のように特定名称酒が分類されます。
・純米大吟醸酒(純米酒タイプ、精米歩合50%以下)
・純米吟醸酒(純米酒タイプ、精米歩合60%以下)
・純米酒(純米酒タイプ)
・大吟醸酒(本醸造酒タイプ、精米歩合50%以下)
・吟醸酒(本醸造酒タイプ、精米歩合60%以下)
・本醸造酒(本醸造酒タイプ、精米歩合70%以下)

他にも火入れやお酒の絞り方などで分類はあるのですが、基本的な分類は以上のようになります。おおまかに各人の日本酒の好みもこの分類で知ることができるため、自分がまずどのタイプの日本酒が好きなのか楽しんでみてもはいかがでしょうか。その分類からさらに、辛口や甘口、特定銘柄など好みを絞り込んでいくと楽しみが広がります。

このようなことを知っていると居酒屋で銘柄選びが楽しくなってくるので、今まであまり日本酒を飲まない方には是非知っていただきたいですね。
コメント (4)
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