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気候の変化と、星の運動の関係

2014-02-24 22:27:17 | 13期生のブログリレー

中小企業診断士(育成塾13期生)の児玉総司です。今回はいつもとちがって、自然のお話しをさせてください。

今年は数十年ぶりともいわれるたいへんな大雪でしたね。こういうとき天候の異常や気候の変化が話題になります。気候に関係する話で、先日、面白いことを聞きました。地球の気候の変化と、銀河系の運動との間に関係があるかもしれない、ということです。

銀河系は、星が集まって光っている帯と、星が少なく暗いところが交互に、渦巻き状になっています。最近の宇宙科学者の研究で、太陽系は、光っているところから暗いところへと銀河系の中を旅していることがわかったそうです。一つの明るい帯から次の明るい帯までの旅の時間が、およそ1億4千万年です。これが銀河系の運動の話です。

一方で、地質学者が別の発見をしました。最近の5億年を見ると、地球は約1億4千万年ごとに暖かい時期と寒い時期を繰り返しているそうです。これが地球の温度変化の発見です。

これらの発見をした2人の学者がお互いの成果を持ち寄って共同研究したところ、地球が寒かった時期と、太陽系が銀河系の明るいところ通過した時期が一致することがわかったそうです(※)。これが、地球の気候の変化と銀河系の運動に関係があるかもしれない、という話です。

この話、面白くないですか?私はこの話がとても面白くて、興奮しました。日常生活に役立つ知識ではないですがロマンを感じます。というのも、もともと学生時代は自然科学の1分野である地球科学を勉強していたからかもしれません。就職してからも、気象のデータや科学技術計算、統計計算を必要とする情報システムにずっと携わっているので、仕事人生の半分を理系の頭で過ごしました。

ですので、ここ最近の2、3年間の中小企業診断士の資格を取るための勉強や、この育成塾で経験させていただいていることは、とても新鮮でおどろきの連続でした。コンサルタントを目指したいという目標をもって取り組んで、前に進んでいる感じを得ています。

あわせて、もうひとつの効果?として、理系でっかちに偏っていた頭が、診断士の試験勉強や育成塾での勉強をつうじて、少しバランスがよくなってきたような、心地よい感じをもっています。これからも勉強をつづけ、経験を積ませていただき、よりバランスよい人間になっていきたい、と思っているこのごろです。

※参考

この関係を説明する仮説は、次のようなことだそうです。銀河系の明るいところは星がたくさん集まっているところだから、旅をする太陽系が星の爆発に遭遇する可能性が高い→星の爆発に遭遇すると地球にたくさんの宇宙線がふりそそぐ→たくさんの宇宙線がふりそそぐと雲ができやすくなる→雲ができると太陽光がさえぎられて寒くなる。

参考サイト:http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_120906.html

参考論文:Nir J. Shaviv and Ján Veizer (2003). “Celestial driver of Phanerozoic climate?”. GSA Today 13 (7): 4–10.

http://stephenschneider.stanford.edu/Publications/PDF_Papers/shaviv-veizer-03.pdf

コメント (4)
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