こんにちは。田村隆一郎です。
多くの大学では、一般社会人向けのオープン講座を開設しています。
歴史・文化といった教養系や語学講座、またビジネススキルを高めるための講座もあります。
私は、自宅から近いこともあり、いつも明治大学の講座を受講しています。
明治大学では、年度の前期と後期にそれぞれ講座が開講し、平日の夜間や土日に講義を受けます。
私が今まで受けた講座は、
・トヨタ流原価管理を学ぶ
・ワークデザインを学ぶ
※ワークデザインとは、さまざまなモノやコトの目的(機能)を追究し、理想的なシステムや問題解決につなげる手法です。
・コトラー著の「イノベーション・マーケティング」について研究する
・ロジカルシンキングを学ぶ
といったものです。
受講生同士ディスカッションをしたりして、とても楽しく受講しています。
(講座によっては、毎回懇親会がセットになっているものもあります(笑))
今年も、後期の講座が10月ごろから始まりますが、今期はどんな講座を受講しようか思案中です。
あ、一つ宣伝ですが、ワークデザイン法はとても役に立つので、ご興味があれば受講してみてください。
(私も講座の進行をお手伝いすることになるかもしれませんので……)
講座のタイトルは、『創造的ビジネスモデルづくりの為のデザイン思考と方法』です。
詳細は、明治大学リバティアカデミーのホームページをご覧ください。
https://academy.meiji.jp/course/detail/2069/
第14期生の高橋裕司です。
今回は前回に続き、釣りについて書いてみます。
まず、釣り業界全体について、「レジャー白書2014」によると、2013年の釣り人口は約770万人で、2004年の1490万人からほぼ半減しています。(図1参照)
これには、
①趣味の多様化や少子高齢化によって新たなユーザーが生まれにくくなっていること
②港湾などの立ち入り禁止区域の広がりや、小さな小川や池の消滅によって、釣りそのものに接する機会が減少していること
③震災による魚介類への影響に関する風評(?)
などが考えられます。
ただ、日本釣用品工業会によると釣り人の減少とは裏腹に、2013年の見込出荷ベースでの釣用品市場規模は前年比103%の1,196億6,000万円でここ数年はじわりと伸びています。(図2参照)
これらのことから、釣りをする人自体は少なくなっているものの、一人当たりの消費額が伸びている、いわば個々の釣り人が「よりマニアック」になってきているのではないかと思われます。
釣竿やリール、魚を釣るための針と糸のセットである「仕掛け」やルアー(疑似餌)などは、アジやイカ、メバル、マダイ、タチウオなど、魚種を冠した専門特化したものが多種販売されており、それらは数百円程度のものから10万円近くするものまで、とても多様化しています。
(特にイカはスルメイカ、ヤリイカ、アカイカ、コウイカなど多種存在します。)
実際、比較的ビギナーでもたくさん釣れるアジなどは、「サビキ」と呼ばれる魚皮などを使った疑似餌にイワシミンチなどの生餌で魚を寄せて釣る釣り方や、「アジング」と呼ばれるワーム(ソフトプラスティック製の疑似餌)で釣る釣り方など、それぞれの釣り方に応じた竿やリールが売られています。
とはいえ、図1からも明らかなように、既存顧客の深化を進めるだけでなく、新規顧客の開拓で裾野を広げていくことで市場縮小一辺倒をいかに食い止めるかが釣り業界の喫緊の課題であるといえます。
そういう意味では、意外な方がその役を買って出ていたりします。
それは道楽界の貴公子(?)、麻生太郎副総理兼財務大臣、金融担当大臣であり、日本釣振興会という釣りの振興を目的とした公益財団法人の名誉会長だったりします。
原発事故の後、東京湾の釣り船で魚を釣って食べるパフォーマンスでちょっとした話題を提供していました。
次回はこの東京湾の釣り船について、考えてみたいと思います。
■参考リンク
〇釣具新聞(2014.07.03)
~日本釣振興会「第3回評議員会」開く。懇親会には麻生太郎名誉会長も~
http://www.tsurigu-np.jp/article/association/tsurishinkou/post-116/
〇日本釣振興会
http://www.jsafishing.or.jp/index.html
〇ざっと日刊つり人(2012.08.21)
~麻生太郎元首相、東京湾のシロギスを釣って食べる!~
http://e-tsuribito.blogo.jp/archives/1752800.html