こんにちは、14期生の加藤敏幸です。
本日は、第4周目のブログリレーになります。
最後までお付き合いいただければ、幸いです。
強み弱み分析をやり一旦「弱み」とレッテルを貼ってしまうと、なかなかそれを剥がせなくなります。また、「弱み」と思い込むと、「それを強みにしよう」とは考えにくくなってしまいます。
では、どうすればよいのか。
「強み」「弱み」と分類せず、「事実を羅列し、これを強みとしてどう使うか」と考える手があります。「事実」は「事実」です。強みになるか、弱みになるか、それは、使い方次第、使う人次第ですから。
以下、「弱み」を「強み」に変えるステップです。
(1)「弱み」ではなく「事実」として客観的に羅列する
(2)その「事実」が「強み」になるような「解釈」を探す
(3)その「解釈」を受け入れてくれる顧客に提案する
つまり、「事実」を「これはいい」と評価してくれる人に対して提案できればよいのではないか、ということです。
例えば飲食店の場合、「うるさい」ことは「弱み」と思いがちです。でも、「うるさい」ことを「事実」として捉え、
・「うるさい」ことが「強み」になるような人は誰か?
・「うるさい」ことが「強み」になるような利用場面はないか?
と考えてみるのです。すると、以下のような場合には、「うるさい」ことが「強み」になる可能性があります。
・若者が大勢で集まって騒ぐ
・小さな子供がいて、いつ泣き出すか、あるいはいつ騒ぎ出すかわからない
このような場合には、静かな店ではむしろい居心地が悪いはずです。このような「ニーズ」「使い方」を望む人に対して、「うるさいことは強みだ」と堂々と提案すれば良いのではないか、と思うのです。
このように考えれば、解釈次第で「強み」を作ることはできそうです。「弱みを強みに転化し、弱みで勝つ!」、相当したたかな経営者・コンサルタントになれそうですね。