こんにちは、14期生 木村洋一です。4回目のブログリレーです。全くためにならない内容で恐縮ですが、しばしお付き合いいただければ幸いです。
さて、昨夜12日、13期生 山崎先生や、三好先生が主催されています。「第3回銘酒を楽しむ会」に参加しました。既にほとんどの方はこの会のことをご存知かと思います。私は、2回目の参加ですが、今回は「ひやおろし」という特殊な製法の吟醸酒ばかりを5本。どのお酒も特徴があって、堪能させていただきました。美味しいお料理も盛りだくさんで、参加された皆さんの会話も弾み、何とも言えない、至福の時間を過ごさせていただきました。
この席で、一升瓶を回しながら飲んでいる光景を見ながら、学生時代の居酒屋(と言っても今のような洗練されたお店ではなく、縄のれん、赤提灯ですね)での飲み会を思い出しました。
大学時代、JAZZのビッグバンドの部活に参加しており、これが結構、体育会系でして、本番の合間の楽屋では、失敗すると先輩から譜面を蹴飛ばされて、怒鳴られていました。 1年生の頃、私はレギュラーメンバーに上がれず、合奏に参加できないばかりか、「ボーヤ」と呼ばれ、楽器や譜面の準備・かたづけをするだけの裏方の作業ばかりでした。
練習が終わると先輩から、ボーヤ、レギュラーを問わず、飲み会のお誘いがよくありましたが、多くの者は怖がって参加しませんでしたね。私はほとんどの飲み会に出ていた記憶ですが、十数人いる部にもかかわらず、飲み会はいつも3~5人くらいでした。
飲み方といえば、お金が無かったので、3人以上集まると、「二級酒」の一升瓶1本。ビールは高いのでご法度、つまみは「あたりめ」のみ。コップ酒にあたりめを浸して、ふやかしてはしゃぶり、食べずに酒を飲む。時々お店のおばちゃんが、見かねてまかないのおかずを分けてくれたこともありました。
会話と言えば、音楽談義や、技術の話であればいい方で、出席が悪い他の1年生のお小言など、「なんで出席している自分が怒られるのか?」と思うことしばしでした。楽しくワイワイという雰囲気には程遠い、重苦し空気がありましたね。
ただ、無理やり慣れたせいか、以外にも日本酒がまずいと思ったことは1度もありませんでした。小僧のくせに「日本酒は、特級よりも二級酒の方がうまい」などと生意気なことを言っていた記憶があります。結局、私もこの3年後には、とんでもなく怖い先輩になってしまったみたいですが……。(笑)
大学時代の飲み方が良かったのか、悪かったのか未だに解りません。ただ、少なくとも「日本酒大好き、飲んだくれおやじ」を一人、造り上げてしまったことは事実の様です。
今でも私自身のモットーみたいなものがあって、「酒は飲んでも飲まれるな。」「酒の席はどんなことがあっても楽しい席であるべき。」と考えています。学生時代の飲み方に比べれば、今はなんと贅沢なことか……。だからこそ、いいお酒の席にしたいですね。
もし、機会がありましたら今度は、私が若かりし頃、お酒が全く飲めなかったカミさんを、「日本酒大好きおばさん(当時はお姉さんでしたが・・・)」に造り上げてしまった経緯をお話ししたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。