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校正された後の分かれ道

2014-09-06 20:19:53 | 講師大草からのメッセージ

皆さん、こんにちは。
講師の大草 昭人です。

今回はボイトレではなく、文章の校正に関する話をしようと思います。
前回の講義で時間が余ったらお話ししようかなと思っていたことなので、
講義風の内容になってるかもしれません。

さて、執筆活動を行うと、自分の文章を誰かに校正されることがあります。
例えば複数人で特集記事を書く場合、お互いに文章を
校正し合うことになるでしょう。

育成塾でも文章の添削指導をしています。
前回の講義で、小論文執筆の課題が出されました。
塾生に小論文を書いていただき、講師が添削して
フィードバックするというものです。

文章を校正してもらうことは自分の文章力UPにつながります。
自分では分からないことに気づけたり、学べることがあるからです。

ところが、校正されるのはあまり気持ちがいいものではありません。
一生懸命に書いた自分の文章にバシバシ赤ペンを入れられて、
ここが分かりにくいとか、ここはこういう表現がいいとか、
色々と言われるわけですから。
私も同じです。自分の文章にたくさん赤ペンを入れられるのは
やはりショックを受けますし、気持ちがいいものではないです。


自分の文章力のなさに落ち込んだり、悔しい思いをすることもあるでしょう。
いらだちや反発心が湧いてくることもあるでしょう。

これらの感情を感じるな、とは言いません。
当然湧いてくるものだと思いますし、悪いことではないと思います。

ただし、この感情をどう処理するかによって、文章力UPの効率は違ってきます。
「何でこんな風に直さなければいけないんだ」「私の文章の方がいいではないか」などと
思うこともあるでしょうが、反発せずにまず一旦は校正結果を受けとめましょう。

「この部分を分かりにくく感じる人もいるんだな」「こういう表現の仕方もあるんだな」
「人によってはこういう風に解釈するんだな」などのように、
まずは受けとめるといいと思います。

そして、校正結果を踏まえて、自分の文章を見直すのです。
校正結果が常に正しいとは限らないので、必ずしも指摘された通りに
直す必要はないと思います。
この表現の方がいいなと思えば取り入れる、自分の文章の方がよいと思えば修正しない、
指摘されたことを参考にしてより良い表現を検討する、など
自分で取捨選択していけばよいと思います。

校正してもらうというのは、貴重な機会です。自分の文章が読み手に与える印象を客観的に
知ることができたり、より良い表現を学べたりするのですから。
この貴重な機会を活かせるよう、皆さんにはぜひ、反発の道ではなく
一旦は受けとめて検討する道を進んでいただけたらと思います。

コメント (3)
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