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通訳案内士と外国人訪問者、そして忍者。

2014-09-28 16:42:30 | 14期生のブログリレー

こんにちは!

14期生の日野卓郎です。

昨日は実務実習&懇親会お疲れ様でした。

今回のヒアリング内容を受けて、メンバーと協力して少しでも診断先の企業様のお役に立てる提言をしたいと思いました。

また、懇親会に出席された方につきましては、とても楽しいひと時をありがとうございました。

残念ながら今回の懇親会に出席できなかった方につきましては、ぜひ次回の懇親会で杯を交わしましょう!

さて、今回からブログリレーは5週目に入りまして、今回も張り切っていきたいぞと。

どうぞ暫しの間、お付き合いくださいませ。

 

今回は私が現在取得に燃えている「通訳案内士」という資格と、

この資格と強い繋がりを持つ観光産業(主に外国人訪問者)について、書かせて頂きたいと思います。

 

まずは「通訳案内士」という資格について、コレは以前の私のブログにも少し書かせて頂きましたが、

平たく言うと「国が認定する唯一の観光ガイド資格」です。

国が認定する唯一のコンサル資格である中小企業診断士と通じるところがありますよね(笑)

毎年一度、通訳案内士の資格試験があるのですが、今年は2020年の東京オリンピック開催が決まった直後の試験とあって、

受験者数が倍増したそうです(汗)

 

次に外国人訪問者の数についてですが、皆さん2013年度の日本の外国人訪問者数は何人ぐらいだと思いますか?

この点についてはニュースなどでよく報道されていましたが、1,034万人でした!

この数字は何気に(?)快挙でして、初めて外国人訪問者が1,000万人を超えたんですよね。

しかも政府が出した当初計画よりも2年ほど前倒しで目標達成ということで、

政府は新たな目標を設定して観光大国・日本の確立を目指しているんですな。

新たな目標の内容としては、2016年までに2,000万人、2019年に2,500万人、

そして将来的には3,000万人を目指すそうです。

因みに、2013年に達成した1,034万人という数値ですが、他の国と比べたときの位置づけはどのような感じでしょうか?

世界観光機関(UNWTO)の調べによると、日本は世界で27位アジアでは8位という位置づけです。

また、世界1位はフランスで約8,300万人、2位はアメリカで約7,000万人、3位はスペインで約6,000万人となっております。

観光大国として世界的に有名なヨーロッパ諸国はさすがですよね。

一方で日本について、これはあくまで個人的な感想ですが、日本は思ったより順位が低いなぁと思いました。

   

続きまして、訪日外国人の訪問目的についてご紹介したいと思います。

まず、日本への訪問目的で最も多いものは「観光・休暇」です。

これは他の目的と比べてぶっちぎりの1位でして、およそ87%の訪日外国人が観光目的で日本を訪れたという結果となっております。

次いで2位が「ビジネス」なのですが、7%ほどしか割合を占めておりません。

大半の人が観光目的で日本を訪れているのですね。

次に、観光目的で日本を訪れた旅行者について、「日本での旅行で期待するものは何か?」という調査に対して、

最も多かった回答が「日本の食事」でした(64.0%)。次いで「ショッピング」(51.6%)、「温泉」(45.0%) と続きます。

やはり日本食は外国人からすると非常に興味深い食べ物のようです。

また2位の「ショッピング」についても、中国人からの回答が最も多く、

なるほど!確かに団体さんで沢山買い込んでいる風景を見たことあるぞ!と妙に納得してしまいました。

  

最後に、私の知り合いに1人、通訳案内士として活躍されている方がいるのですが、

ガイドをしていてお客様から最も多く受ける質問が、「忍者はどこにいるの?(真顔)」だそうです(笑)

(もちろん、旅行者の中には冗談でこの質問をぶつける人もいるのですが)

忍者が現代の日本に存在するものだと大真面目に信じている旅行者もいるようで、

その方が新米ガイドの頃は、この質問への対応に少し戸惑った様です。

この質問に対する知り合いのガイドさんの返し方ですが、

新米ガイドの頃は大真面目に「今は残念ながら忍者はいません。忍者というのは江戸時代に‥(歴史のお話)」といった回答をしていたそうです。

しかし今では「忍者は至るところにいるよ?だけど彼等は忍術という特殊な術を持っていて、

なかなか姿を現さないんだ。私ぐらいのレベルになれば忍者は見つけられるけど、

あなた(お客様)はまだ日本での滞在経験が足りないんだよ。だからこれからも何度も日本に来てね!」といった回答をしているそうです。

勿論その後に、実は冗談だという旨の補足も入るそうですが、忍者の質問を皮切りに、お客様との距離感を縮めることができたそうです。

通訳ガイドというのは単に言葉が喋れれば良いというわけでなく、気の利いたジョークの1つも飛ばせなくてはいけないのですね。

ううむ、なかなか奥が深い職種ですな。

  

以上、今回は14期生の日野が担当させて頂きました。

皆さんも街中を歩いていて、外国人の方々を見かけることが多いと思います。

もしその人がキョロキョロしていたら、きっと忍者を探している……かも?(笑)

 

コメント (6)
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