皆様こんにちは。 14期生の中川 浩です。
今回は、本のタイトルについて最近感じていることを記してみます。
私は大きな本屋さんで、ジャンルを問わず色々な本を眺めるのが好きであり、職場に近い丸善日本橋店には、週1回は立ち寄っています。
本屋さんでは、最近はやりの本や直近のベストセラー、本屋さんが売りたいと重点を置いている陳列コーナー、等を眺めるのも楽しいものです。
そんな中で、経済書や新書の関連では、以下のようなタイトルを多く目にします。
・ ○○は何故好かれるのか / 嫌われるのか?
・ ○○は、何時(/ 何処で / 誰が / 何を / どのように /)××するのか?
・ 私は○○で××を達成しました / 止めました
・ ○○する力 / ○○する技
・ ○○歳から××するための方法(技術、等々)
本を購入する大きな動機の1つに、タイトルに惹かれて購入することがあり、思わず手にとりたくなるようなタイトルをつけることは重要なことだと思います。上記のタイトルは、自分の興味のある分野であれば、魅力的なタイトルになるのもうなずけます。
特に、最初の例である“何故”の問いかけや、2つ目の例(4W1Hを使用)での問いかけは、読者の興味を引くものになっているようです。
一方で、下記のようなタイトルも少なからず目にします。
・ ○○したいなら、××しなさい
・ ○○したいなら、××するのはやめなさい
私は、この手のタイトルには、第一印象として著作自身に高圧的な印象が感じられ、あまり好きではありません。
勿論読んでみたら、素晴らしい内容であったということもよくあることではありますし、高名な学者や、その分野の専門家から話し言葉で語られれば、納得できるものも多いと思います。
但し本屋さんのはやり / 話題の本の棚に陳列されているということは、マスを相手にしており、この表現を使うことは、特別な狙い(高圧的印象を与えることが戦略等)がない限り、販売戦略上もマイナスになりかねないと思います。
我々は今後執筆についてさらに学んでいきますが、論文であっても、気の利いた“タイト
ル”、思わず手に取り読みたくなるような“タイトル”を付すことにも気を配っていきたい
と思います。