14期松井です。今日は本の紹介をしたいと思います。
『レモンをお金にかえる法』ルイズアームストロング(2005)河出書房新社
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私はこの本を大学時代に教授から教わりました。
絵本なのですが、とても深い内容で、
むしろ大人、経済学の基礎を学ぶ入口にいる方にこそピッタリな本だと思います。
舞台はアメリカと思われますが、
子供がレモネードの売店を始めることからスタートします。
市場価格、初期投資、資本貸付から始まり、労働紛争や価格競争、価格競争による利益への影響など、
経済学の用語や概念を小さな世界を通して自然と学ぶことができます。
子供が理解するには、中学生くらいでないと難しいかもしれませんが、
とても分かりやすい本だと思います。
勉強とは、このように自然と楽しみながら学ぶものなのかもしれません。
子供のころこの本に出会っていたら…
もっと勉強していたかもしれないと思わせてくれる本でした。
私は怠け者だったせいか、子供のころ、勉強しろ!!!とよく言われましたが、
勉強する意味、勉強する価値はずっと分からないままでした。
大人になってみて、経済ニュースが全く分からなかったのをきっかけに、
勉強を始め、結果的に中小企業診断士を取得できました。
大学を中退し、フリーター期間を経て再び大学に入学し、卒業しましたが、
もっと早く勉強していれば・・・と思うことはあります。
ですから、お子さんがいらっしゃる方、この本を与えてみたら、勉強するきっかけになるかもしれません。