こんにちは、育成塾事務局の佐野です。
最近気温が下がり寒さが増してくるとともに、マスクを着用する方が増えてきました。私も毎年11月中旬くらいから、花粉や黄砂が飛び交う来年の春先まではマスクが手放せなくなります。
株式会社富士経済が調べた家庭用マスク市場調査によると、2013年は220億円、2014年は232億円の市場規模となる予想です。前年度比5.5%の成長と見込まれているそうです。2009年に新型インフルエンザが流行したことを契機に需要が一気に拡大。2013年は黄砂と共にPM2.5が飛来したことで需要がさらに増加、前年比12.2%増の大成長を遂げました。
今年の2014年は就寝時の乾燥対策となる加湿タイプやリラックス効果や周囲のニオイ対策など、機能性や使い心地にこだわった商品が増えているとのことです。
また今はドラッグストアだけではなく街のスーパーやコンビニエンスストア、駅の売店にも置いてありますので、気軽に手軽に入手できるようになっていることも、市場を押し上げている要因だと思います。
私がこの時期マスクを着用する理由は、
(1)風邪やインフルエンザ、ノロウィルスなどの細菌・ウィルス対策
(2)空気乾燥時に鼻やのどを守る
(3)防寒対策
(4)顔を守られている感じがすることによる落着き感を得る
です。(1)(2)はマスク本来の使い方ですが、(3)と(4)には共感いただける方とそうでない方といらっしゃるでしょう。
(3)ですが、マスクの素材が良くなっていることで、着用しているだけでかなりの保温保湿効果が出ているように思えます。マフラーには適いませんが、何も付けないよりは暖かさが得られるように思います。
(4)は、心理学的に諸説があるようで人によって理由が異なると思いますが、自分の場合は顔や鼻が守られているという安心感が落ち着き感の根底にあると思っています。
でも巷にはもっと驚く使い方をしている人がいました。
・女性の「ノーメイク隠し」
・小顔効果
・自分に話しかけないでくれ(自分は話したくない)という意思表示
・知り合いに気づかれたくない時の回避策
・他人の顔真似がしやすくなる(ってこれは、某タレントさんだけかも・・・)
いろんな使われ方があるものですね。
ただ、こういった使われ方が季節に関係なくなってくると問題があるようです。本来の衛生上の理由とは異なる目的で常にマスクを着用すること、あるいはそのようにしてマスクを着用する人のことを「だてマスク」というのだそうです。普段からSNSやメールなどのネットでのコミュニケーションに慣れた若者が、リアルにコミュニケーションを取ろうとしたときに顔の表情から本音を読まれるのが嫌だという人が「だてマスク」化に走る傾向があるようです。「マスクを完全に外すのは飯、風呂、寝る時だけ」という人もいるようで、こうなってしまうと完全にマスク依存症です。何事もほどほどの使い方って、大事ですね。
今年は例年より3週間ほど早くインフルエンザの流行が始まったようです。年末に向けて多忙な皆さま方、是非是非マスクを有効活用してご自愛くださいませ。