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欧米人の社交性

2014-11-07 00:20:57 | 14期生のブログリレー

14期生の長田真由美です。

私は日本ではよく「おしゃべり」だと言われ、海外での仕事でも欧州人から「早口で沢山しゃべる」と言われます。

が、仕事以外で皆で飲んでいる時に、すごく親しいベルギー人の友人から、「Mayumiは皆で会話してる時にあまり話題を提供しない面倒くさがりだね」と言われて驚いたことがあります。

え、こんなにしゃべっても足りない・・・?

確かに欧米人の「社交性」はすごい。

デパートのエレベーターで知らない人と目が合えばすぐさまニッコリ。「今日は混んでますねえ」くらいの挨拶はします。(旅行先のホテルのエレベータで初めて話した人と結婚した知り合いもいました。。。)

Club Medというフランスの有名なバカンス村では、知らない人々同士が同じ円卓に座ってごはんを食べながら、べらべらしゃべる。どこから来たのか、どういう職業か、家族がいるのか、今日はどこに観光に行ったか、などなど。プライバシーなんてあったものじゃありません。

ベルギー時代に、日本からいらしたお偉いさんを高級レストランにお連れしたら、待てど暮らせどメイン料理が出ない。フランス料理のコースでは3時間位かかるのはざらですし、急かしても出てくるものでもない・・・ 「早くしろ」と怒られて四苦八苦したことがありました。 でも他のお客さんは次の料理が出るまで、色々おしゃべりしながらワインを楽しんでいて、泰然。

日本でも居酒屋では結構長いこと居座ってしゃべってるグループもいますから、心おきなくクダ巻きモードに入れる場所ならリラックスして長時間しゃべれるということかしら。

「社交性」はレストランでの長時間おしゃべりだけじゃありません。

フランスでは毎朝、出社時に同僚のほっぺにキスしながらボンジュールと言うそうな。自分の机の近くの同僚全てのほっぺにキスしながら挨拶してたら、出社してから20分くらいは仕事できないでしょう。しかも、ほっぺのキスはベルギーでは3回ですが、フランスでは4回のはず。いやはや、何とマメな。 (ま、これはラテン系だけですが。ドイツ人、イギリス人、スウェーデン人はしませんねぇ、そういえば)

幸か不幸かブリュッセルのオフィスでは、誕生日の人がいる時だけ「おめでとう」のキスをすれば良かったので、ホッ。あれが毎日同僚全員とだったら、大変です。 (と言ってる時点でやっぱり日本人はシャイだから、じゃなくて「面倒くさがり」なんですねー)

そしてフランス人は、毎朝カフェテリアで15分くらいはカフェを片手に同僚とおしゃべりしないといけない… 郷に入っては郷に従え。同僚のことをお互いによく知ることが大事なので、それも仕事の一環ですね。

あと、誕生日には誕生日の人がケーキを焼いて持っていく。

送別会には、送別される人がお菓子やシャンパンを持っていって、皆に感謝するために1時間くらいの立食パーティーをアレンジする。

どんなに仕事が忙しくても15分でいいから参加して、お菓子を食べてシャンパンをいただいておしゃべりしてから、また仕事に戻る。

「チームビルディング」っていうのがやたら大事で、ボーリング大会やらカートやらサバイバルゲームやら、まあ色々やりました。おかげで、カートってパワステがないんだ!とか、欧米人用のヘルメットでは私でもLLサイズ!(頭が幅広過ぎ・・・) とかも学びました orz

さんざん働いて金曜日のhappy hour 17:30から何時間も立ち飲みで延々隣の知らない人としゃべったり。(あー、座ってごはん食べさせてくれ~)

これ、体力・気力が充実してないと出来ないですよね。

よく考えてみると、日本でも田舎では見知らぬオバチャンがスーパーやレストランでどんどん話しかけてきたりするので、日本のオバサンパワーの方が国際化に向いているのかな。

そういえば、診断士の皆さんも宴会が多く、しかも話題も途切れることがないので、グローバル化に対応済み!かもしれませんね。

コメント (4)
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