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黒霧島の魅力

2014-11-11 23:33:34 | 14期生のブログリレー

日経ビジネスで、「芋焼酎の黒霧島が美味しい3つの理由」と題し特集されていましたので、ご紹介致します。

私は、焼酎については明るくないのですが、黒霧島の名前と味は覚えています。
焼酎独特のツンとしたアルコールの香りよりも、芋焼酎独特の甘みがまろやかに溶け合う、なんとも絶妙な一杯。
(
本当は飲みながら書けばもっと素敵な表現ができたのかも)

製造会社である霧島酒造は芋焼酎シェアの約40%を占め、同社の売上シェア85%が黒霧島だというから驚くばかりです。

その魅力について、3つの視点で描かれていました。

一つ目は、ブレンダーの存在と育成。
1996年まで社長を務めた2代目の順吉氏は、初代ブレンダーでもあり、徹底した品質管理を行ったそうです。
例えば、外部の人材に生産を頼る杜氏制度をいち早く廃止し、生産面における機械化を他社に先駆けて推進。
機械化できる部分は機械に委ねましたが、最後製品の手前でこだわったのが人手によるブレンド作業が社風として強く残っているのです。
この社風を継承していくために、ブレンダー課という部署を設け、40年のノウハウを次世代へ承継できる仕組みがつくられています

具体的なノウハウとは、連立方程式のようなブレンド比率があげられます。これは、例え同じ原料や水を使ったとしても作る場所(工場)により微妙に変わってくるためだそうです。
そのため、1%
単位でのブレンド調整を行い、安定した品質を確保しているといいます。

二つ目は、原料の徹底管理。芋は痛みやすく病気にもなりやすいため、全て手作業で確認。もし一つでも病気の芋があれば全部を農家へ返品することもあったといいます。また、霧島酒造は原則、収穫して3日以内の芋を仕込みに使うため、鮮度が高い原料を使用することで、風味が増すようです。

最後は、霧島酒造の強みはどこよりも豊富に使える水にあります。本社がある宮崎県都城市は火山灰の影響で水はけがよいシラス台地として形成され、地下150メートルに40億トンとも見込まれる水が自噴し、適度なミネラルと炭酸ガスを含み、黒霧島に適した飲みやすい味わいをもたらすそうです。

素材を活かした商品作りには、どこまでいっても「ヒト、モノ、カネ、情報」という経営資源のバランスが大切です。
このように、こだわりある商品を日々試行錯誤し研究し続けている日本の中小企業のお役にたちたいと、改めて感じた記事でした。

そして、この記事を読んでから、無性~に黒霧島が飲みたくなったのでした。 。。

コメント (10)
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