14期生の北方謙です。
久しぶりにブログリレーに参加させていただきます。
育成塾の先代の塾長である宮本先生が、レクチャーされている「ドラッカーの勉強会」に、はじめて参加してきました。
宮本先生が教えられるだけあって、育成塾の代々の諸先輩達が参加されていらっしゃって、
診断士での世代を超えた学びの場というのが、とても新鮮で且つ歴史を感じさせられる気分でした。
今回の課題図書は「イノベーションと企業家精神」。
ドラッカー信奉者として有名なユニクロの柳井社長も、
何度も読み返し、経営に役立てたといわれているもので、、
多くの事例と歴史をもとに、イノベーションを体系化してひも解かれた、
とても示唆に富む内容のものです。
この課題図書を精読し、3人のプレゼンテーターが、
テーマとなっている章を、自身で作成された資料をもとに解説し、
その後、メンバーで「賛同できるもの」「反論があるもの」
「活用できるもの」でディスカッションするもので、
単なる講義を聴くものではなく、参加型でのスタイルだったので、
とても理解を深めやすいものでした。
この書籍での中心となる「イノベーションのための7つの機会」は、
診断士試験でも登場していた、馴染みがある方も多くいらっしゃるのではと思います。
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■イノベーションのための7つの機会
1.予期せぬ成功と失敗の利用
2.ギャップの存在
3.ニーズの存在
4.産業構造の変化
5.人口構造の変化
6.認識の変化
7.新しい知識の出現
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今回、ディスカッションしたパートは「7.新しい知識の出現」で、
これは、イノベーションを起こすうえでは、最も難しく、
時間が非常に長くかかるものだが、成功すれば、高い名声を得れる類のものと
書かれています。
これが起こるのに25年以上かかるということが書かれているのですが、
変化が激しく、イノベーションが起こっている現代と
フィットしていしていないのか?という議論が起こっていました。
このような社会学の理論は、歴史背景などにより変化するものだと言われていますが、
このように、多くの人とディスカッションして本を精読することにより、
ドラッカーの考えを多面的な角度で検証することは、
自分一人では到底できない理解の深め方だったように思います。
このように育成塾でのご縁を通じて、大好きなドラッカーを学べる機会を
得れることをとても嬉しく思うことと同時に、
こうして、脈々と育成塾の繋がりがリレーされていることに、
この塾に入って本当によかったと思った機会でした。