皆さまこんばんは。業務MAです。最近、日ごとに秋が深まっていくのを感じます。
日も短くなり、朝晩も冷え込むようになりました。気候は快適なのですが、確実に
冬の足音が近づいてくるのが分かるこの季節、一抹の寂しさも感じます。
そんな中、一足先に紅葉シーズンを迎えている東北地方の中心都市、杜の都
仙台にて、この前の日曜、「全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝)」が行われ
ました。言うまでもなく、大学女子の駅伝日本一を決める大会で、地区予選を
突破した強豪校が集います。
前にも書きましたが、高校まで陸上(長距離)をやっていたのと、仙台は学生時代
を過ごした思い出深い地ということで、毎年欠かさずテレビ観戦している大会です。
テレビ画面に映る仙台の街並みは、あの頃と変わらない美しさで、とても懐かしい
気持ちになりました。
しかし、それ以上に目を引いたのは、全区間区間賞、大会新記録で5連覇を成し遂げた
立命館大学の圧倒的な強さでした。個々の走力の高さはもちろんのこと、エースを怪我で
欠いてもなお全区間で安定した走りを見せる層の厚さ、チーム力の強さが生み出した結果
だと思います。
駅伝は、個人競技の要素とチーム競技の要素と、両方を備えたスポーツだと言われます。
各区間では基本的に個人競技です。走り出してしまえば頼れる者は自分しかおらず、個々人
がしっかりと自分の力を発揮することが必要です。その個々人の発揮された力の総和が、
チームとしての結果になります。立命館大学が強かったのは、各区間を受け持つランナー
が十分に持てる力を発揮し、自分の役割を果たしたたからだという見方もできます(もちろん、
各ランナーがもともと実力者ということは言うまでもありませんが)。
これは、チームを組んで行う診断士の企業診断にもいえることではないかと思います。
個々人が割り当てられたパートでしっかりと役割を果たし、自分の力を発揮してこそ、
チームとして質の高いアウトプットが出来ます。その点で、駅伝と似ていると思います。
現在、当塾でも企業診断実務が始まっています。訓練の一環とはいえ、クライアントの事業の
命運を預る真剣勝負です。しかし、この精鋭揃いのメンバーが各パートで自分の持てる力を十分
に発揮できれば、必ずや良い成果(診断報告書)が出ると信じています。そして、自分も立命館
大学の選手にあやかり、チームの足を引っ張らないように、チームに貢献できるように、持てる
力を十分に発揮するよう努力したいと思います。