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ラグビーW杯 雑感

2015-10-14 22:24:58 | OB生の近況報告・活動報告

皆様 こんにちは、14期生の中川です。今回久しぶりに当ブログに参加させていただきます。

今日は現在イギリスで開催中のラグビーW杯について、2019年のラグビーW杯日本大会への盛り上がりも祈念して一言記したいと思います。

まずは、何と言っても初戦の南アフリカ戦での“世紀の番狂わせ”戦です。過去での輝かしい戦績や世界ランク3位を誇るラグビー大国に真っ向勝負を挑み、最後の最後での逆転トライには、震えとともに感動で目頭が熱くなりました。

2戦目は中3日で、初戦の疲れの影響が否めず、スコットランドに敗れたものの、3戦目では、圧倒的なパワーを誇るサモアに対して、これまた真っ向勝負で完勝、予選最終戦となったアメリカにも快勝し3勝1敗、日本のラグビーの歴史を塗り替える戦績(過去7回のW杯での日本の勝利数は1勝のみ)を残しました。

ここまで強くなった理由について、メディアでは色々と解説、報道されていますが、エディジョーンズヘッドコーチの戦術によるところが大きいのは衆目一致するところと思います。

フィジカルでは、世界一過酷と言われる練習で、筋力と持久力を徹底的に鍛え上げ、屈強な外人に負けない腕力(特にスクラム)をつけたこと、メンタルでは、例え体が小さくても、低く執拗なタックルを繰り返すと共に、攻撃へ素早い切り替えを行うラグビースタイル(ジャパンウェイ)が世界で十分に通用することを信じさせ、強豪国との試合で実際に勝利させ、自信をつけさせたこと、スタッフィングでは、純粋な日本人ではない外国人の日本代表候補にも、差別することなく世界一過酷な練習を課し、日本人選手と競争させたことで国籍を問わないチーム一体感を醸成させると同時に、“W杯8強”という目標を共有し、強いチームワークを実現させたこと、が大きいのだと思います。

エディさんの手腕は、“体力的に劣るものでも戦略で勝利出来るモデル”として今後ビジネスサイドでもますます注目されそうな気配ですね。

さてマスコミの報道ですが、1点気になる点があります。それは、五郎丸選手(フルバック、キックの名手)を讃えるのはよいのですが、ややもすれば無理やりスターを作り出そうとしている、と感じる点です。ラグビーは”One for all, all for one”のスポーツであり、一個人をヒーローとして特別扱いするのには違和感があります。「今こそ日の丸を背負って戦っている外国人同士に注目して欲しい。」と五郎丸選手がツイッターで述べているのには“さすが”と感じます。

残念ながら日本チームは一次リーグ突破とはなりませんでしたが、2019年に向けての期待を盛り上げるのには、十分貢献したと思います。

また大きな実績を残したエディコーチが去ることは残念、且つ痛手ではありますが、新たな目標に向けては良いタイミングと捉えるべきかとも思います。

今後ラグビーが2019年に向けてサッカーや野球に並ぶ人気のスポーツになることを祈念しつつ、これからの日本ラグビーの動きを注目していきたいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。

コメント (7)
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