お疲れ様です。16期 清水です。
今回は私事にて貝井さんに順番を変更していただきました。
貝井さん、この度は急な依頼にもかかわらずご対応いただきましてありがとうございました。
助けてもらって改めて、このような繋がりがとても重要だと感じました。
貝井さんに順番を変わってもらった私は、実家のある岡山に帰っていました。
いつもは実家に泊まることが多いのですが、今回は実家ではなく、倉敷のIvy Squareというホテルに泊まりました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ここは岡山出身者ならだれでも知っているレンガ造りのレトロなホテルです。
このホテルを選んだ理由は、我が子に岡山の雰囲気を感じてもらいたいとの思いからでした。
このホテルは倉敷紡績株式会社(クラボウ)の工場跡地をホテルに改装して再利用しているものです。
ホテルの中庭から外に出ると、そこには美観地区という昔ながらの白壁の町が広がり、さながら明治時代にタイムスリップした感覚になります。
ホテルが美観地区に隣接しているのは理由があります。昔、クラボウが工場から製品を運搬するための川を作り、その周辺に蔵が立ち並び、その街並み自体がクラボウ発展の歴史となっています。
ホテルのHPから会社概要を見ると、昭和49年にクラボウ工場跡地を再利用するにあたり、当時の趣を最大限残すという経営判断から現在の独特の空間が作り出されたようです。工場跡地なので敷地は広いのですが、ホテルは2階建てで、旅行シーズンには相当の機会損失が発生すると思われます。集客だけを考えれば、外壁だけ残し、ホテルを高層化するという選択肢もあったかもしれません。しかし、2階建てを維持しているところがOnly oneを際立たせており、訴求力を感じます。きっとリピート率も高いのではないかと思います。私もただ美観地区に近いだけのどこにでもあるホテルだったら子供に泊まらせたい、とは思わなかったと思います。
倉敷駅も白壁の町を意識した蔵っぽい色彩のホームになっており、観光地としての一体感がありました。言い換えると、私が住んでいたころは全然味気ない駅で、街並みもバラバラな印象だったのですが、今や観光を強く意識して町全体が共通の目的を持っているようです。
おかげさまで子供もとても気に入ってくれました。
今回は倉敷の街づくりにいろいろな気づきをもらいました。このところ、岡山のキャッチコピーも良いですし、電車の中刷りも面白いものが多々ありました。ちょっと岡山に注目してみようと思います。