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「ハイッ!」の一言で扉が開いた

2016-12-01 06:00:00 | 16期生のブログリレー

こんにちは、16期生の八木原です。

 

先日、第6回目「稼プロ」開催日の前夜、日経メッセに私のコラムが公開されました。

文字数、2000字程度の記事ですが、お金を頂いて記事を書くなど初めての経験。

文責はもとより、全国の多くの流通関係者の方に読まれ、まして何年間も記事が記録として掲載され続ける

・・・・久しぶりに緊張しました。

 

滅多に出会えない、この貴重なチャンスは「ハイッ!」の一言が運んでくれました。

某研究会例会の席上、副理事の先生がコラムの書き手を募った折、「新人で若手の人、誰か!書かないか!」

と言われ、皆しばし沈黙・・・その時、私は、真っ先に「ハイッ!」と手を上げ、「若手ではありませんが、気持ちは

若いです!」と言ったところ、副理事の先生は「うっ、う~~ん」としばし逡巡され・・・

その後、「では」ということになりました。

あの時、手を上げなければ、この貴重な機会は絶対に頂けなかったと思います。

 

では、このものぐさ太郎の私がなぜ手を上げたのか。

9月の稼プロ合宿のおかげです。夜の宴会時、ゲームの結果発表を誰か!と鴨志田塾長から集合がかかった際、

同じテーブルにいた清瀬先生と安藤先生から「こういう時、積極的に手を上げられない人は駄目だ!!!」と言わ

れたことが心に突き刺さっていたのです。

 

いざ引き受けてみると

フランチャイズ協会の2015年度統計調査をベースに流通業界の動向をレビューするコラムですが、材料のストック

がなく正に右往左往。2015年といえば大学院で鬼のような数の参考書を読み漁り、慢性的な眼精疲労と腰痛に悩ま

されていた頃、新聞にはろくに目も通さなかった。今回必要だったサービス業や飲食業の事は記憶も記録も全く無し。

これではいけないと大慌てに慌て、ネットや国会図書館で検索し資料を探してもなかなか見当たりませんでした。

 

そんな状態で、何とか早めに!と初稿を出すも、「協会の記事をなぞっただけ!」「ピリッとしない!」「中小企業診断士

としての分析や掘り下げが無い!」つまり「薄っぺらい」と理事の皆様から(思った以上の)厳しく鋭いご指摘を頂きました。

やっぱり・・全ておっしゃる通りです。

 

ウ~ン・・と途方にくれていた時、日経新聞の縮小版があることに気づき一目散に図書館に行きました。すると、あるあ

る沢山ある!一年分ですよ、そりゃ沢山あります。添削していただいた某研究会副理事の先生から素晴らしいご助言

頂き、何とか仕上がったのが締切日の深夜でした。

 

今回は沢山の貴重な経験が出来ましたが、ポイントは以下の3つです。

①仕事に関連する記事は、必ずクリッピングする。淡々と事象を記録できる新聞情報は素材として欠かせません。(後の

情報は、ほとんどが著者の主張や仮説の根拠として編集されたものばかり。)

②新聞記事の文章は実に洗練されている。小さな文章でもきちんとした構造があり、そして無駄が無い。「つかみと要約」

から始まり→「主張」の解説と根拠→さらに(付加)、しかし(転換)→「結論」→「主張」などパターンはいろいろありますが。

いざという時に備え、書き手のつもりで文章構造を分析する訓練を積み、論理的な力を身につける。

③何といっても元気よく「ハイッ!」と手を上げる。ハイッは心の扉を開き、人の役に立つよう自分を奮い立たせてくれる。

そして、機会を与えてくれた人々へ自然と感謝の気持ちが生まれる。

 

5回目の稼プロでは、神吉先生と志倉先生から「失敗したら、誰も何も言ってはくれない。ただ、2度と仕事は来ない」

・・・グサッ。駆け出し診断士にとって「彼奴は駄目」の烙印ほどは怖いものは無い。

しかし「ハイッ!」と真っ先に手を上げることをモットーとされてきた志倉先生から、「それで一度は失敗したかに見えることも

ず克服でき、自分を高い次元に進歩させるのだ!」とご自身の体験をもとに清清しく心震えるようなお話をいただきました。

 

ハイッ!は勇気のいること、それを乗り越え「ハイッ!」と手を上げ続けなければ。

 

つたなく恥ずかしい限りですが、ご興味のある方はコチラを

https://messe.nikkei.co.jp/fc/column/market/134740.html

 

コメント (8)
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