稼プロの皆様
16期生の八木原です。
今年も残すところ、あと僅かになりました。
普段なら、一息ついて年賀状を書きながら一年を振り返ったり、正月旅行の計画に心弾ます頃ですが、
私は、昨日の藤田さんのブログに書かれていた「診断士のみなさまならきっとわかってくださるでしょう
「宿題」・・・に、悪戦苦闘の真っ最中です。
しかし、正月もなく仕事ができることを、心底ありがたいと思えたことは生まれて初めての経験で、今春、
手がけた仕事がきっかけとなり依頼が舞い込んできたことは、稼プロのロールモデルとなった先輩方の
教えそのものだと思います。
私は製造業とは全く畑違いの小売業出身者で、アルバイトすら経験していません。そんな私が、製造業
の社長を相手に、製造ラインの見直しやIoT,AIについて、あ~だの、こーだのと言いながら宿題を書い
ている姿は、一年前には想像すらできませんでした。
AIについては、英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授
が、人間が行う仕事の約半分が機械に奪われるという衝撃的な論文を2014年頃に発表して話題になりま
したが、最近では、ある金融機関から融資業務をAIに代替させる計画が実際に発表されました。一方では、
グーグルが自動運転技術開発を止めるという報道がありましたが、そのような紆余曲折を経て、気がつけ
ば私たちの生活がAI抜きでは語れない時代が目の前に迫っているような気配です。
メーカーがプラットフォームを提供して、様々な人々がユーザー・イノベーションを起し、瞬く間
にそのテクノロジーが生活を変えてゆく様、いわゆるコ・イノベーションはスマホとSNSや無数の
アプリの出現で、私たちは既に体験しています。この力は、AIにおいても発揮されてゆくものと思われます。
将棋の羽生善治氏は、2015年頃にはコンピュータと対戦して負ける日がくるだろうと10年前から予言してい
たそうですが、多くの人々がリアリティを感じる間もなく驚くべきスピードで変化が訪れるのかもしれません。
ご承知のように、今回の補助金申請(言ってしまった)では、第四次産業革命型のスキームがありますが、
IoTやAIを用いた設備投資を支援する内容のもので、私は、2件の申請をお手伝いしています。今、”へー”、
とか”ふーん”と半信半疑の社長や従業員の方、私自身も来年の今頃にはAI技術の応用について夢中にな
っている姿を思い浮かべると何かワクワクする気分で、悪戦苦闘しながらも頑張っています。
16期生の皆様、事務局の皆様、今年は大変お世話になりました。良い新年をお迎えください。