皆さん、こんにちは。講師の富岡淳です。
第6回の振り返りで、ある方から
「富岡さんの自信のある話し方自体が参考になった。どうして
あのように自信のある話し方ができるのか知りたい」というような
感想をいただきました。
その際は「できるだけ準備して、あとは開き直りです」という
短いコメントをお返ししましたが、その後もう少しよく考えて
みたので、今日はそのことを書きます。
私は、根が「仕切りたがり屋」なのです、きっと。
でも、いつも仕切っていると疲れるし、周りの人からも嫌がられるので
ふだんはそれほど仕切りません。
でも今私がやっている仕事、研修やセミナーの講師という仕事は
仕切っていい仕事なのです。いや、むしろ講師が仕切ってくれないと
皆が困るのです。だから、私は喜んで仕切るのです。
一方、ただ好きなように仕切ればいいというわけではないのがこの仕事です。
研修やセミナーの目的は、聴いた人が話を理解したり納得して、何らかの
アクションを起こしてもらうことです。だから主役はあくまでも聴く人たち
でなければいけません。
上記2つのこと、つまり、
「私は仕切るのが大好き」と「主役は聴く人たち」とを考え合わせると、
「どうやって仕切ったらみんなの役に立つだろう」という発想になって、
そのためのアイデアがいろいろ湧いてくるのです。
準備段階でそれを考えたり、本番中に聴く人たちの反応を見てアドリブを
加えたりすることは、私にとって楽しいことなのです。
だから、自信を持って話しているというのは、楽しそうにやっているから
そう見えるのではないかな?と考えた次第です。
要するに私はそういう人間なのです。
富岡 淳