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食品ロスと商慣習「3分の1ルール」

2021-11-13 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは、事務局長の水口淳一郎(16期生)です。

先日、食品ロス(まだ食べられるのに捨てられる食品)の削減に取り組む会社からの相談がありました。...ということで、本日のテーマは、食品ロスについてです。

さて、問題です。
現在、日本ではどのくらいの食品ロスがあると思われますか?

・・・
・・

答えは、約600万トン。
国民1人あたり、毎日お茶碗1杯のごはんを捨ててる計算です。

食品ロスには、事業系と家庭系に分類されます。
事業系食品ロスには、規格品以外の製造による廃棄や、外食店での食べ残しの廃棄もありますが、日本の商慣習である「3分の1ルール」が1つの要因とされているようです。

「3分の1ルール」とは、メーカーが食品を製造してから、消費者が賞味できるまでを3つの期間に分けて、期限を超えてしまった食品は廃棄されてしまうというもの。

①食品メーカーが製造した日~小売店へ納品されるまで
②小売店への納品期限~消費者へ販売されるまで
③消費者への販売期限~消費者の賞味期限

賞味期限が6か月の食品の場合、①②③は、それぞれ2か月間です。
・製造してから小売店への納品までに、2か月間を過ぎたら廃棄。
・小売店への納品期限から、消費者へ販売するまで、2か月間を過ぎたら廃棄。

小売店店頭で、賞味期限を過ぎたら廃棄されるのは分かりますが、小売店に到達するまでにも多くの食品ロスがあるのは、あまりにもモッタイナイ!

現在、商慣習の是正も検討されているようですが、食品ロスが少なくなるように、皆で努めていきたいものですね。

稼げる!プロコン育成塾 事務局長 水口淳一郎(16期生)

コメント (2)
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